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建部大社

(たけべ たいしゃ)

日本武尊を祭神とする近江国の一の宮

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭神とする近江国の一の宮。源頼朝が平家に捕らえられて伊豆に流される途中に源氏再興を祈願し、その願いが叶って以来、武運出世の神として信仰を集めています。また、境内の大野神社は縁結びのご利益があるといわれています。毎年8月17日には、大津三大祭のひとつである水上祭「船幸祭」が催されます。【創建年代】平安時代755年

## 概要 建部大社(たけべたいしゃ)は、滋賀県大津市神領にある神社です。近江国一宮で、旧称は「建部神社」。現在は神社本庁の別表神社で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭神としています。 ## 歴史 社伝によると、日本武尊の妃・布多遅比売命が御子・建部稲依別命とともに、日本武尊を「建部大神」として祀ったのが創建とされます。天武天皇4年(675年)に現在地へ遷座しました。その後、平安時代中期には名神大社に列せられ、近江国の一宮として崇敬されました。 ## 祭神 - 本殿:日本武尊(ヤマトタケルノミコト) - 本殿相殿神:天照皇大神(アマテラススメオオカミ)または天明玉命(アメノアカルタマノミコト) - 権殿:大己貴命(オオナムチノミコト) ## 文化財 建部大社は「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として2015年に日本遺産に認定されました。 ## 源頼朝との関わり 源頼朝が平治の乱に敗れて伊豆国に流される際、源氏の再興を祈願し、その願いが叶ったことから武運出世の神として信仰を集めています。 ## 船幸祭 毎年8月17日に、大津三大祭のひとつである水上祭「船幸祭」が行われます。重さ1.5トンの大神輿を御座船に乗せて瀬田川を下るこの祭りは、日本武尊の東征故事に基づいています。 ## 境内 - **本殿**:主神を祀る本殿と権殿が並列して鎮座しています。 - **拝殿**:本殿・権殿共用で、三本杉の神木があります。 - **石燈籠**:鎌倉時代の文永7年(1270年)に造営された重要文化財。 - **源頼朝公出世の水**:源頼朝が源氏再興を祈願し、その願いが叶ったことから名付けられた水。 ## 摂社 - **聖宮神社**:祭神は景行天皇、日本武尊の父。 - **大政所神社**:祭神は播磨稲日大郎姫命、景行天皇の皇后で日本武尊の母。 - **藤宮神社**:祭神は布多遅比売命、日本武尊の妃。 - **若宮神社**:祭神は建部稲依別命、日本武尊の子。 ## 重要文化財 - **木造女神坐像**:平安時代の作。 - **石燈籠**:文永7年(1270年)の造営。

Information

名称
建部大社
(たけべ たいしゃ)
リンク
公式サイト
住所
滋賀県大津市神領1-16-1
電話番号
077-545-0038
営業時間

境内自由

建部大社宝物殿
9:00~16:00

定休日

無休

料金

宝物殿拝観料 200円

駐車場
80台
アクセス

JR石山駅からバスで15分 建部大社前 下車 徒歩すぐ
京阪電車 唐橋前駅から徒歩で10分

車:
名神 瀬田西ICから3分
名神 瀬田東ICから5分

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