琵琶湖の柳が湖畔に広がる親水公園・崎湖畔公園に整備された、西洋式回遊庭園(イングリッシュガーデン)です。
約6,000平方メートルの広大な庭園では、バラ約100種類2,000株をはじめ、四季折々のハーブや花々が鮮やかに咲き誇ります。
英国園芸研究家であるケイ山田さんが基本デザインを手掛けました。グラベルガーデン、ボーダーガーデン、そしてイングリッシュ・ランドスケープガーデンの3つのエリアで構成され、2万株の花や草木が美しく植えられています。
小砂利で作られたグラベルエリアに可憐な花々やハーブが植え込まれています。散策路や塀に沿って広がるボーダーガーデンでは、奥へ進むほどに背の高い植物が立体的にデザインされています。
また、ノットガーデンではツゲなどが刈り込まれ、その間に花やハーブが植えられて模様が強調されています。
さらに、美しいびわ湖を背景にしたランドスケープガーデンでは、睡蓮池、太鼓橋、そして琵琶湖を一望できる高台にガゼボが配置され、絵画のような景色を楽しむことができます。
さらに、睡蓮池の前にはガーデンウェディング用のチャペルもあります。
また、フレグランスローズガーデンでは、ローズソムリエである小山内健の監修のもと、希少種のオールドローズから最新のモダンローズまで、約300種類3,000株の薔薇が優雅な香りを放っています。四季咲きのバラなので、春から初冬までバラを楽しむことができます。
冬季には夜間にイルミネーションで彩られ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
花と湖に囲まれた迎賓館
園内の湖を一望できる場所には、びわ湖大津館もあり、館内は昭和の雰囲気が漂い、心地よいひとときを提供しています。
びわ湖大津館は、1934年に琵琶湖ホテルとして建設された近代建築です。東京歌舞伎座などでも知られる建築家の岡田信一郎が設計を手掛け、岡田捷五郎が引き継いで完成させました。
美しい建物は「湖国の迎賓館」として、と称され、昭和天皇やヘレン・ケラー、ジョン・ウェインなどの多くの著名人が滞在し、滋賀県でも最高の格式を誇っていました。
1998年に琵琶湖ホテルが移転した後、大津市が敷地と建物を修復して、琵琶湖を望むレストラン、カフェ、多目的ホール、ギャラリー、貸会議室、琵琶湖ホテル博物館などを備えた文化施設として新たに生まれ変わりました。
柳が崎湖畔公園港からは琵琶湖遊覧船が出発しており、リラックスできる一日を過ごすことができます。
4月~9月 9:00〜18:00
10月・11月・3月 9:00〜17:00
12月 11:00〜16:00
無休(冬季12月~2月 休園)
大人[高校生以上]330円
小・中学生・65歳以上・障害者等 160円
12月 無料開放
電車:JR「大津駅」または京阪電車「びわ湖浜大津駅」からバス「柳ヶ崎」下車 徒歩3分
車:名神 大津ICから10分