近江大橋は、滋賀県大津市丸の内町と同県草津市新浜町を結ぶ琵琶湖上の道路橋で、2013年12月26日に無料開放されました。この橋は琵琶湖を横断する重要な交通インフラの一つであり、草津市と大津市を結ぶだけでなく、国道1号のバイパスとしての役割を果たしています。
橋は南にある瀬田川大橋(国道1号)から約3km北にあり、北側には琵琶湖大橋(国道477号)が19kmほど離れた位置にあります。また、近隣の「イオンモール草津」の立体駐車場からは、橋を眺めることができます。
近江大橋はもともと、大津市と瀬田町の合併時に計画されましたが、1968年には草津市も建設事業に参加することとなり、最終的に滋賀県道路公社の有料道路として建設されました。1974年9月に開通し、その後、1985年3月には4車線化拡幅工事が完了しました。2013年12月26日には有料道路としての役目を終え、無料開放されました。
近江大橋有料道路(おうみおおはしゆうりょうどうろ)は、滋賀県大津市丸の内町から滋賀県草津市木川町に至る道路で、かつては有料道路として運営されていました。この道路の大部分は無料で利用できたものの、橋の部分だけが有料となっていました。2013年12月26日に無料開放され、それまでの有料道路の時代が終了しました。
当初、近江大橋の無料開放予定日は2012年9月26日でした。しかし、補強工事の点検調査により、嘉田由紀子知事が料金徴収期限の延長を示唆し、最終的に約1年3ヶ月の延期が決定されました。
2013年7月には、滋賀県内の11市長(大津市・高島市を除く)が「維持管理費が道路財源を圧迫する」として再検討を求める要望書を提出しましたが、嘉田知事は「国から有料継続を拒否された」と述べ、予定通りの無料化を主張しました。大津市の越直美市長も渋滞緩和の期待を理由に無料化を支持しました。
有料道路時代の通行台数は年間1,188万台(2012年度)で、1日平均で約32,600台の利用がありました。この数字は、琵琶湖大橋の利用者数とも拮抗するものでした。
車種ごとに設定されていた通行料金は、無料化される直前まで徴収されていましたが、詳細は記載されていません。
近江大橋は、船の航路部分だけが少し高くなっており、それ以外の部分は湖面から約10メートルの高さで直線状に伸びる構造です。
近江大橋は、東行きと西行きに分かれた橋があり、それぞれの橋は異なる時期に建設されています。