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大津湖岸なぎさ公園

(おおつ こがん こうえん)

大津湖岸なぎさ公園]は、滋賀県大津市の琵琶湖畔に位置する都市公園です。全長4.8 kmにわたる細長い形状のこの公園は、琵琶湖の美しい景観を楽しみながら散策できる場所として、多くの市民や観光客に親しまれています。

公園の概要

大津湖岸なぎさ公園は、大津港の東側から石山駅付近の盛越川まで続きます。1998年(平成10年)に竣工し、6つのエリアに分かれた広々とした公園です。琵琶湖の湖畔に沿って配置された公園は、文化施設やスポーツ施設が豊富に揃っており、日常的な散歩やスポーツ、また文化的なイベントの場として利用されています。

各エリアの特徴

おまつり広場

大津市の中心部に近いこの広場は、大津港とつながっており、芝生が広がる広場では多様な文化イベントが行われています。広場の片隅には、地域の発展に寄与した山田豊三郎の銅像が設置されています。

打出の森

打出の森は、滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」周辺のエリアです。ホールの隣には、琵琶湖の風景を楽しみながら食事ができる「なぎさのテラス」があり、地元の人々や観光客に人気のスポットとなっています。

なぎさのプロムナード

打出の森から市民プラザまで続く長い遊歩道で、四季折々の花が植えられた芝生広場が特徴です。湖畔の美しい風景を楽しみながら、散策することができる遊歩道は、リラックスした時間を過ごすのに最適です。

市民プラザ

琵琶湖に突き出た場所に位置する広場で、琵琶湖の湖面や比叡山、比良山系の雄大な景観を眺めることができます。再整備事業の一環として、2023年には「たねや」が店舗を設置することが決定しており、地域の新たなランドマークとなる予定です。

サンシャインビーチ

なぎさ公園の中で最も広いエリアで、近江大橋から市民プラザまでの砂浜が続きます。背後には松並木が広がり、白砂と青松の美しい風景が楽しめるスポットです。また、このエリアにはドイツ・ヴュルツブルク市との友好を記念したレストラン「ヴュルツブルク」もあります。

膳所・晴嵐の道

膳所城跡公園から晴嵐までをつなぐ湖岸沿いの遊歩道で、歴史的な景観と自然が融合した美しいエリアです。特に、「粟津の晴嵐」として知られる景観は大津市の歴史的名所の一つです。

公園内の整備と再開発

大津湖岸なぎさ公園は、2007年(平成19年)から大津市の中心市街地活性化基本計画に基づき、さまざまな整備が進められています。2009年には、びわ湖ホールの隣に「なぎさのテラス」がオープンし、2023年には市民プラザの再整備事業が計画されました。

また、2024年冬には、たねやが運営する新たな施設が市民プラザ内にオープンする予定で、このエリアのさらなる魅力向上が期待されています。

受賞・選出歴

大津湖岸なぎさ公園は、その美しい景観と環境保全活動により、以下の賞や選定を受けています。

アクセス情報

大津湖岸なぎさ公園は広範囲にわたるため、複数のアクセス方法があります。

鉄道でのアクセス

自動車でのアクセス

周辺施設

大津湖岸なぎさ公園の周辺には、文化施設やリゾート施設が点在しています。

歴史的背景と名所

大津湖岸なぎさ公園周辺には、歴史的に重要な名所も多く、特に膳所城跡や「粟津の晴嵐」といった近江八景の一つは、訪れる観光客にとって興味深いスポットとなっています。また、井上敬之助の銅像など、地域に貢献した人物にまつわる歴史的モニュメントも見ることができます。

まとめ

大津湖岸なぎさ公園は、琵琶湖の美しい風景を楽しめる広大な公園であり、スポーツや散歩、文化的なイベントなど、さまざまな目的で利用されています。周辺には多くの観光施設や歴史的名所が点在しており、一日中楽しめる観光スポットとして、多くの人々に親しまれています。

Information

名称
大津湖岸なぎさ公園
(おおつ こがん こうえん)

大津・比叡山

滋賀県