全国的に見ても珍しい赤いこんにゃく。滋賀県の近江八幡では、この赤いこんにゃくが普段の食卓にのぼる。なぜ赤いのか。正確な資料は残されていないが織田信長の派手好きが昂じてこんにゃくを赤くするようになったとか、奇抜なアイデアで成功した近江商人が全国を行商してゆくなかで“赤いこんにゃく”なるものを考案したなど、その起源には諸説あるようだ。この赤色を作り出しているのは三二酸化鉄という食品添加物で、食物繊維を豊富に含んでいるほか、カルシウムも豊富に含んでいる。だしで煮付けにしたり、味噌をのせて田楽などにして食べると美味しい。