滋賀県 » 彦根・近江八幡

小田神社

(おだ じんじゃ)

小田神社は、滋賀県近江八幡市小田町にある歴史ある神社です。旧社格は郷社であり、古くから地域の人々に崇敬されてきました。

概要

小田神社は、その歴史や建築、祭神によって、地域の重要な文化財として知られています。主祭神として大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀り、その他にも罔象女神(みずはのめのかみ)、若雷神(わけいかづちのかみ)、八上比賣命(やがみひめのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、須佐之男命(すさのおおのみこと)など、多くの神々が配祀されています。

祭神

歴史

小田神社の歴史は非常に古く、倭姫命(やまとひめのみこと)がこの地を巡行した際に、里人から農業や開田の知識を教えられた場所に創立されたと伝えられています。この地名「小田」も、倭姫命の業績をたたえ、「御田」と記されたとされています。

古代の伝承

小田神社はかつて「邇保総社大宮大明神」と称され、倭姫命がこの地を巡行した際に、地元の人々が農業の技術を教え、その神徳に感謝して創立されたと伝えられています。現在でも、地域の農業と深い関わりを持ち、信仰の対象となっています。

重要文化財の楼門

小田神社の楼門は、南北朝時代に建てられた入母屋造檜皮葺の建物で、織田信長の兵火からも守られてきました。この楼門は1920年(大正9年)に国の重要文化財に指定されており、その美しい建築様式は訪れる人々を魅了します。

文化財

小田神社には、国指定の重要文化財として楼門が存在します。また、飛び地境内にある大日堂には、木造大日如来坐像が安置されており、これも文化的価値の高いものです。

重要文化財一覧

本殿・境内の建築

小田神社の境内には、歴史的な建物がいくつかあります。本殿や拝殿は、いずれも美しい伝統的な日本建築で、神社の荘厳な雰囲気を一層引き立てています。

本殿

本殿は三間社流造で、間口三間、奥行二間の規模を持っています。この建築様式は、日本の伝統的な神社建築の一つで、格式高い雰囲気を醸し出しています。

拝殿

拝殿は入母屋造で、間口四間、奥行四間の広さを持つ建物です。参拝者が祈りを捧げるための場所として、荘厳でありながらも落ち着いた空間を提供しています。

交通アクセス

小田神社へは公共交通機関を利用して簡単にアクセスできます。JR東海道本線(琵琶湖線)の近江八幡駅から「あかこんバス」で「小田停留所」まで行き、そこから徒歩ですぐです。また、近江鉄道八日市線の篠原駅からもアクセス可能で、「十王町公民館停留所」から徒歩8分の距離にあります。

アクセス情報

周辺の観光地

小田神社を訪れる際、近隣の観光地も一緒に巡ることができます。例えば、近江八幡市には他にも多くの神社や歴史的建造物があります。また、自然豊かな環境で、湖や山々を楽しむことができるスポットも豊富です。

近隣の神社

このように、近江八幡市を訪れる際には、神社巡りや文化財の見学を楽しむことができます。また、湖や自然景観を楽しむこともできるので、歴史と自然を満喫する旅を計画するのもおすすめです。

まとめ

小田神社は、歴史的な建築物や文化財を有し、地域に深く根付いた神社です。倭姫命にまつわる伝承や、織田信長の兵火から守られた楼門など、多くの見どころがあります。近江八幡市を訪れる際には、ぜひ小田神社を訪れ、その歴史と文化に触れてみてください。

Information

名称
小田神社
(おだ じんじゃ)

彦根・近江八幡

滋賀県