ヤンマーミュージアムは、滋賀県長浜市三和町に位置する、ヤンマー株式会社の博物館です。長浜市出身の創業者である山岡孫吉の功績や、ヤンマーの技術・製品に関する展示を行っており、訪れる人々にヤンマーの歴史と技術力を体験的に学んでもらうことを目的としています。本館は、小学生から大人まで楽しむことができる、多彩な体験施設を提供しています。
ヤンマーミュージアムは、ヤンマーの創業100周年を記念して、滋賀研究所の跡地に2013年3月21日に開館しました。2018年から2019年にかけて大規模なリニューアルを行い、展示内容や体験型の施設が強化されました。施設内では、ショベルカーや建設機械の操縦、ボートの操船をシミュレーターで体験できるほか、予約制のワークショップも行われています。主な来館者は小学5年生とその家族で、幅広い年齢層が楽しめるよう設計されています。
ヤンマーミュージアムの施設は、以下のように多様な展示や体験エリアが設けられています。毎週月曜日（祝日や振替休日の場合は翌平日）と年末年始は休館となります。館内には、滋賀県産の食材を使った料理を提供するレストランもあり、ヤンマーのマスコットである「八代目ヤン坊マー坊」が随所に配置されています。さらに、館内の建築デザインは、第55回BCS賞や2016年度グッドデザイン賞を受賞するなど、高く評価されています。
ヤンマーミュージアムには、以下のような多彩な体験施設があります。小学生から中学生、大人まで、それぞれの年齢層に応じた楽しみが提供されています。
ヤンマーミュージアムには、ワークショップやイベントが行える「チャレンジルーム」と、120名を収容できる「多目的ホール」が併設されています。これらのスペースは、訪れる人々がさまざまなアクティビティを楽しむことができるよう設けられています。
館内には、滋賀県の新鮮な食材を使った料理を提供するレストラン「Premium Marche BIWAKO」と、ヤンマーの関連商品を販売する「ヤンマーミュージアムショップ」があります。これらの施設は、入館料なしで利用することができます。
ヤンマーミュージアムでは、来館者に「ヤンマーカード」を提供しています。カードにはQRコードが印刷されており、館内の体験エリアでスキャンすることで、さまざまなアクティビティに参加することができます。また、体験後には「ヤンマーポイント」が貯まり、そのランキングは「マイアース」という施設で確認することが可能です。ヤンマーカードは次回来館時にも利用でき、長期的に楽しむことができます。
ヤンマーミュージアムへは、北陸自動車道長浜ICから車で約10分です。駐車場も完備されていますので、自家用車での訪問が便利です。
JR北陸本線の長浜駅から徒歩約10分、またはタクシーで5分でアクセス可能です。土曜・日曜・祝日には、長浜駅西口から無料送迎バスが運行されています（※予約制ではありません）。