奥琵琶湖パークウェイは、滋賀県長浜市に位置する観光道路であり、美しい琵琶湖の景観を楽しむことができるドライブコースです。この道路は、滋賀県長浜市西浅井町大浦から西浅井町岩熊(やのくま)までを結び、観光客に人気のあるスポットです。かつては滋賀県道路公社が管理する有料道路でしたが、現在は無料で通行が可能です。
奥琵琶湖パークウェイは、つづら尾崎展望台を境に二つの県道に区分されています。西側は「滋賀県道513号葛籠尾崎大浦線」に属し、東側は「滋賀県道512号葛籠尾崎塩津線」となっています。
奥琵琶湖パークウェイは、地域の観光促進を目的として建設された全長18.8 kmの道路です。総事業費は23億5,000万円で、観光客にとって春には桜、秋には紅葉の名所として知られています。以下は道路の主な歴史と経緯です。
奥琵琶湖パークウェイには、いくつかの展望台があり、琵琶湖や周辺の景色を一望できるスポットとして人気があります。特に「つづら尾崎展望台」と「月出展望台」は、多くの観光客が訪れる見どころです。
つづら尾崎展望台は、休憩所としても利用できる展望台で、長浜市高月町や伊吹山方面の眺望が楽しめます。この展望台は、道路の区分点となっており、ここから先は方向規制が異なるため注意が必要です。
月出展望台は、トーテムポールやベンチが設置された小さな展望台です。片方向通行に変更された後は、出入口が一カ所に限定されています。施設の老朽化やいたずら防止のため、一部設備が閉鎖されています。
奥琵琶湖パークウェイでは、安全を確保するためにいくつかの交通制限が設けられています。特に山岳区間では、夜間や悪天候時の通行制限が厳しくなっています。
この道路は自転車も通行可能ですが、車両と同じ進行方向のルールが適用されます。また、山岳区間内の徒歩での移動は危険であるため、登山道を利用することが推奨されています。以下に各区間の制限事項を示します。
山岳区間(菅浦ゲート - つづら尾崎展望台 - 月出ゲート)は、以下の条件に該当する場合、通行が制限されます。その他の区間についても、災害や事故が発生した場合は同様の制限が適用されることがあります。
奥琵琶湖パークウェイの周辺には、いくつかの観光スポットや施設があり、琵琶湖の自然を楽しむことができます。
菅浦は、葛籠尾崎の西側に位置する湖岸集落で、美しい景色が広がっています。また、海津大崎は桜の名所として知られ、毎年多くの観光客が訪れます。
周辺には、ドライブの途中で立ち寄れる「道の駅」がいくつかあります。