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長浜 米原 観光ガイド

長浜・米原には、黒壁スクエア、黒壁ガラス館、長浜城、海洋堂フィギュアミュージアム黒壁、長浜鉄道スクエア、伊吹山、醒井宿(さめがいしゅく、さめがいじゅく)、徳源院、米原市近江はにわ館、醒井峡谷(さめがいきょうこく)などの観光スポットがあります。

また、焼き鯖そうめん、つるやパンのサラダパン、鮒寿司、近江米、近江牛などのご当地グルメもおすすめです。

長浜 米原のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

黒壁スクエア

明治時代の街並みでガラス工芸と体験

江戸時代から明治時代の和風建築が連続して残る情緒豊かな町並みを特徴とし、美術館、ギャラリー、ガラス工房などの文化施設、レストラン、カフェなどが集まる、伝統的な建造物を活かした魅力的なエリアです。 黒漆喰の和風建築で知られる「黒壁1號館」から「30號館」までの建物が連なっており、一般的には「札の辻」と呼ばれる北国街道と大手門通り(美濃谷汲街道)の交差点周辺を中心に紹介されています。この場所は江戸時代に高札が立てられた場所でした。 さらに、日本最大のガラス芸術の展示エリアとしても知られており、明治時代から愛されてきた黒壁銀行を改装した日本最大のガラス芸術のアートギャラリー「黒壁ガラス館」をはじ...»

黒壁ガラス館

黒壁スクエアに位置する、ガラスのアートギャラリーです。建物は1900年に建てられた国立第百三十銀行長浜支店を利用しており、木造の土蔵造りが特徴です。その黒い壁から「黒壁銀行」と親しまれました。 1989年に「黒壁ガラス館」として再生され、国内外の様々なガラス製品を取り扱っています。 食卓を彩るテーブルウェアやグラス、食器からアクセサリーやミニチュアガラスまで、四季を楽しむための鮮やかなインテリアが揃っています。 また、機能性の高いワイングラスやビアグラスなども取り揃えられています。作家ごとに個性が異なるガラス作品は、まるで美術館でショッピングを楽しんでいるような感覚になります。 1階で...»

海洋堂フィギュア ミュージアム 黒壁 龍遊館

4,000点以上のフィギュアが大集合

日本初のフィギュア専門の展示博物館です。世界的に有名なフィギュアメーカーである海洋堂が40年以上にわたって制作した4,000点以上のフィギュアが展示されています。 恐竜や動物フィギュア、ネイチャー、ヒーローやロボットをかたどったフィギュア、等身大フィギュアやジオラマなど、夢あふれる世界を展開します。 懐かしいものから最新のフィギュアまで、親子で楽しめるフィギュアがたくさん展示されています。人気アニメのキャラクターフィギュアや歴史的な人物、ティラノサウルスなども一堂に集まっています。 小さな食玩フィギュアたちを使ってジオラマ展開し、箱の中の世界をドラマティックに表現する試みが行われています...»

伊吹山ドライブウェイ

滋賀県の最高峰である伊吹山(標高1377m)の9合目までを登る全長17kmの観光有料道路です。 名神高速道路の関ケ原ICから国道365号を約3km進んだ伊吹山口交差点から入口があります。ここから南斜面を伊吹山の山頂に近いスカイテラス駐車場(標高1260m)まで上ります。 全長は約17kmで、通り抜けはできません。山頂駐車場には約600台の駐車スペースがあり、レストハウス「スカイテラス伊吹山」や恋慕観音像があります。 伊吹山ドライブウェイでは、四季折々の高山植物や紅葉などの草花を楽しむだけでなく、滋賀県と岐阜県を一望できる大パノラマの景色を楽しむために多くの人々が訪れています。 路線状況...»

竹生島

琵琶湖の北部の沖合に浮かぶ神秘的な信仰の島です。古くから浅井姫命が鎮座し、水神として崇められ、船の安全な航路を守る神として信仰を集めてきました。 今でも竹生島は日本三大弁才天のひとつである「大弁才天」を祀る宝厳寺や、都久夫須麻神社(竹生島神社)があり、琵琶湖に浮かぶ関西有数のパワースポットとして、多くの人々が訪れています。 竹生島は琵琶湖で二番目に大きい島で、周囲は約2kmです。小島ですが、島自体は巨大な一枚の花崗岩でできています。 島の名前は「斎く(いつく)島」から派生し、「いつくしま」が「つくぶすま」と変化し、「ちくぶしま」となりました。 また、漢字の「竹生島」は、島の形が雅楽など...»

宝厳寺

竹生島の宝厳寺は、本尊は大弁財天で、江ノ島や宮島と並ぶ「日本三弁才天」の一つであり、最も古い歴史を持つ弁才天です。西国三十三観音霊場の30番目の札所です。 宝厳寺の本堂は、急な165段の石段を登った頂上に位置しています。階段は「祈りの階段」と呼ばれ、巡礼者が祈りながら歩いた場所とされています。頂上からは、雄大な琵琶湖の絶景が広がります。 本堂では大弁才天が祀られています。大弁才天は秘仏であり、通常は非公開です。ただし、60年に1度公開され、次回の開帳は2037年です。 宝厳寺の舟廊下は、都久夫須麻神社から続いており、豊臣秀吉の御座船を利用して建てられました。この舟廊下は国の重要文化財に指...»

都久夫須麻神社(竹生島神社)

都久夫須麻神社は、琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座する神社です。竹生島神社とも呼ばれており、神体は竹生島そのものです。 祭神については複数の説がありますが、市杵島比売命(弁財天)、宇賀福神、龍神、そして浅井比売命の4柱が祭られています。浅井比売命は浅井氏の氏神であり、琵琶湖の湖水を統べる神とされています。 滋賀県神社庁や長浜市の記述によれば、都久夫須麻神社の祭神は、市杵島比売命(宗像三女神の一柱)と宇賀福神(宇賀弁才天の別名)の2柱とされています。 また、浅井比売命(産土神)と龍神(八大龍王の一尊である黒龍)を祀る黒龍堂もあります。 450年前には豊臣秀頼の寄進により、片桐且元を普請奉行とし...»

道の駅 塩津海道 あぢかまの里

北琵琶湖のめぐみがずらり。湖魚を味わう道の駅

琵琶湖の最北部、国道8号の塩津バイパス沿いに位置する道の駅で、美味しい郷土料理や地元の特産品を楽しむことができます。 この地域は琵琶湖の最北部に位置し、奥琵琶湖とも呼ばれ、四季折々の美しい自然が広がり、新鮮な水産物を堪能することができます。 名前の「あぢかま」は、塩津地域の枕言葉で、琵琶湖で冬を越す鴨に由来しています。 道の駅内の食事処では、鮒寿し茶漬けや鴨そば、でっちようかん、琵琶ますの煮付け、鯖一本寿など、さまざまな郷土料理が提供されています。 また、道の駅では町内で収穫された農林水産物や地元で加工された商品を取り扱っており、自慢の特産品を販売しています。 人気の商品には、鴨そば...»

長浜城 歴史博物館

昭和58年に復元された白壁の長浜城の内部が、歴史博物館として公開されている。湖北、長浜の歴史と文化を展示し、曳山まつりなどを、ビデオで再現している。5階のパノラマ展望台からの眺めは、琵琶湖と市内が一望できてすばらしい。...»

鳥喜多「親子丼」

親子丼に、さらに生卵をのせて混ぜて食べる新食感の親子丼

滋賀県長浜の名物ともいわれる「鳥喜多」の”親子丼”。ぷりぷりの鶏肉を半熟卵でとじてご飯にのせ、仕上げに生卵をのせるという変わったスタイルの親子丼で、出汁の味、ご飯、鶏肉、生卵の絡みが絶妙な味わいになっていてクセになると、口コミなどで評判が広がり、現在では長蛇の列が出来る人気店にまでなっている。生卵の黄身が苦手な人には、一度煮込んでから出してくれるというサービスもあるので、長浜に立ち寄った際には、ぜひ食べてみて欲しい。...»

ビワマス料理

脂ののりは、トロにも負けない。口の中でとろける味わいも絶品

琵琶湖には、サケ科の固有種である「ビワマス」が生息している。10月中旬~11月下旬に琵琶湖北部を中心とする生まれた川に遡上し、産卵を行う。大きいものでは60センチほどに成長するビワマスは、刺身にすると鮮やかなサーモンピンクの身にトロにも負けない上質な脂がのって、口の中でとろける味わい。また、塩焼き、ムニエルにしても、炊き込みご飯にしても、美味しくいただける。ただし、流通量が極端に少ないため、一部の料亭などでしか食べることができない。...»

鴨鍋(滋賀県)

寒い冬にほっと一息。カモとねぎの相性は抜群

冬が近くなると琵琶湖に飛来してくるマガモ(アヒルや合鴨の場合もある)を、豆腐やねぎなどの野菜と一緒に煮込んで食す鍋料理。寒い冬を乗り切るマガモは脂が多くのり、しっかりとした歯ごたえと脂身の甘さが特徴。「鴨が葱を背負ってくる」ということわざの通り、カモとねぎの相性は抜群。元々は魚を取る網にかかったカモのみを食していたが、現在では冬季に限り猟が許されており、11月から3月にかけて脂がのった鴨料理を食べる事ができる。また、最近はアヒルだけでなく、マガモの飼育も積極的に行われている。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

焼鯖うどん

長浜名物焼鯖の甘露煮とこしのある細麺がコラボした冷やしうどん

甘辛味の焼サバは、骨を気にせずかじりつけるほどに柔らかく煮こまれて、身が口の中でほろほろと崩れて食べやすい。焼サバの煮汁はうどんのスープとしても使用されているため、サバだけが悪目立ちすることなく、コシのある細いうどんとサバがしっくりとなじんで相性抜群だ。焼サバもうどんも冷やして提供されるので、清涼感たっぷり。トッピングのねぎやかまぼこがより一層食欲をそそるから、暑い夏にぴったりのメニューだ。...»

小魚の佃煮

お酒のつまみに、ご飯のお供に最適です。臭みもなく、柔らかい

琵琶湖にすんでいるアユ、ホンモロコ、ヨシノボリ(ゴリ)、イサザ、ワカサギ、スジエビ、セタシジミ等を使った佃煮(つくだに)や各種の煮物は、滋賀県の特産品。あめ煮、甘露煮、山椒煮など色々な製法があり、多種多様な佃煮、煮物がつくられ、広く親しまれている。子鮎煮、冬に生まれたばかりの鮎の稚魚である“氷魚”を使った氷魚煮、わかさぎ煮、琵琶湖固有魚のもろこ煮、いさざ煮、姫ごりとも言われる“うろり”を使ったうろり煮など季節ごとに様々な佃煮を楽しむことができる。...»

あゆ料理(滋賀県)

臭みのない琵琶湖の香魚。季節によって食べ方はいろいろ

独特の香りから“香魚”と呼ばれるあゆ。その淡白にして高尚な味わいは、川魚最高のものといえる。そして、琵琶湖には川に遡上せず琵琶湖にとどまるあゆがおり、遡上する鮎に比べて大きくならないのが特徴。これを“コアユ”と呼ぶ。冬の“氷魚”と呼ばれる稚魚は釜揚げ、春に少し大きくなったコアユは佃煮、初夏の大ぶりのコアユは天麩羅が美味しい。その他、あゆ雑炊、あゆの塩焼き、一夜干など季節ごとにそれぞれのあゆを楽しむことができる。琵琶湖の“湖魚”は淡水魚だが、泥臭さは全くない。...»

鴨すき

鴨狩猟解禁にあわせてはじまる長浜地域の冬の名物料理

滋賀県湖北地方を代表する料理で琵琶湖のマガモを使用。11月から2月にかけての冬の味覚として親しまれる。寒くなるほど身がしまり、脂がのるマガモは、弾力のある歯ごたえと鴨独特の脂の甘さ、あっさりとした味わいが特徴。浅い鍋を使い、鰹と昆布の透き通った出汁が一般的。味の決め手は、骨と軟骨をたたいて骨と血を凝縮させた「たたき」で、鴨の濃縮された旨みがにじみ出る。鴨の身はミンチを丸めただんごとスライスされたロースで異なる食感が楽しめる。「鴨ねぎ」の言葉のごとく相性のよい、たっぷりのねぎと一緒に。 すき焼き鍋でマガモ、ネギ、セリなどを煮こんだものを溶き卵にくぐらせて食べる、長浜地域の郷土料理。古くは冬場、...»

近江しゃも

三元交配種により生まれた高級鶏◎噛めば噛むほど広がるうま味

「近江しゃも」は、滋賀県畜産技術振興センターで7年間かけて開発した高級肉用鶏。プリマスロックの雌にニューハンプシャーの雄を掛け合わせて誕生した雌の子に、軍鶏の雄を掛け合わせるという三元交配種により生まれた。軍鶏独特とも言えるしっかりした歯ごたえ、そして噛めば噛むほど旨味が増し、口いっぱいにその味が広がる贅沢な鶏肉。オススメの料理は、水炊き。鶏からでる出汁、そして鶏肉そのものの旨味と食感を存分に味わうことができる。またすき焼きや焼き鳥にしても、その味は格別。...»

伊吹平核無柿

柿の名産地滋賀を代表するブランド柿

滋賀県は、知る人ぞ知る柿の名産地で、多くの品種が栽培されている。その中の代表品種ともいえる”伊吹平核無柿”は、伊吹の裾野で栽培されている柿で、「核無し」という名の通り種がなく、豊かな甘みと日持ちの良いという長所があるため、市場で評価が高い。出荷前には、伊吹果樹組合による厳しい品質チェックがあり、一定品質外のものは市場に出回らないように、干し柿や柿チップなどへ加工されたり、地元の学校などに「干し柿セット」の教材として食育活動などに使われるということだ。 旬    9月 10月 11月 12月 ...»

ツブリナ(アイスプラント)

ほんのり塩味、シャキシャキの食感!健康野菜のツブリナ

滋賀県の特産品「おいしがうれしが」にも登録されている植物工場産のアイスプラント。ほんのり塩味とシャキシャキの食感が絶妙。植物工場の特徴を活かして、農薬は使わず安全・安心をキーワードに地元スーパーや関西・関東のこだわり飲食店に出荷されている。栽培方法にこだわり、アイスプラントの特徴である茎の栄養価と食感を強調した作りになっている。 涼しげな見た目からも夏に食べたい野菜だが、一般的なアイスプラントは春~秋にかけて出荷がストップ。ツブリナは夏季に食べられる数少ないアイスプラントの一つ。...»

伊吹大根

美しい色彩と辛味が特徴。自家用として栽培されてきた幻の大根

滋賀県の北東部、伊吹山のふもとで、「峠のだいこん」として自家採取により古くから栽培されてきた伝統野菜。姉川の川沿いの丘陵地帯が主な産地だ。15cmから25cmほどの小型の大根で、尻づまり型をしている。最大の特徴は、茎の部分が少し紫色を帯びた美しい色をしていること。近年、独特の形や色、辛みから「まぼろしの伊吹ダイコン」として注目を浴びている。8月下旬に種をまき、10月下旬から収穫。寒さに強く、厳寒期も問題なく生育する。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»

元祖 鱒寿し(駅弁)

昭和12年より販売の駅売り鱒寿しの元祖。軽く握ったタイプのお寿しです。お土産にもどうぞ。...»

賤ヶ岳

賤ヶ岳は、滋賀県長浜市(旧伊香郡木之本町)に位置する標高421メートルの山で、琵琶湖と余呉湖を分ける地理的特徴を持っています。この山は歴史的にも風光明媚な景観でも知られ、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。 琵琶湖国定公園の一部 賤ヶ岳は、琵琶湖国定公園に指定されており、「新雪 賤ヶ岳の大観」が琵琶湖八景のひとつに数えられています。山頂からは琵琶湖や余呉湖を一望でき、絶景が広がるため、観光やハイキングの名所として人気です。また、歴史的には1583年(天正11年)に織田信長の後継を巡る「賤ヶ岳の戦い」の舞台となったことでも有名です。 ハイキングコース 賤ヶ岳には、多数のハイキング...»

奥琵琶湖パークウェイ

奥琵琶湖パークウェイは、滋賀県長浜市に位置する観光道路であり、美しい琵琶湖の景観を楽しむことができるドライブコースです。この道路は、滋賀県長浜市西浅井町大浦から西浅井町岩熊(やのくま)までを結び、観光客に人気のあるスポットです。かつては滋賀県道路公社が管理する有料道路でしたが、現在は無料で通行が可能です。 路線の区分 奥琵琶湖パークウェイは、つづら尾崎展望台を境に二つの県道に区分されています。西側は「滋賀県道513号葛籠尾崎大浦線」に属し、東側は「滋賀県道512号葛籠尾崎塩津線」となっています。 道路の歴史と経緯 奥琵琶湖パークウェイは、地域の観光促進を目的として建設された全長18.8...»

姉川

姉川は、滋賀県北部を流れる一級河川で、淀川水系に属します。この川は、日本史上の重要な出来事である「姉川の戦い」の舞台としても有名です。歴史的な背景だけでなく、自然豊かな流域や釣りなどの観光資源も豊富で、多くの観光客が訪れるエリアとなっています。 地理と流域の特徴 源流と流れの概要 姉川は、標高1,067mの伊吹山地の新穂山から発し、伊吹山地と七尾山系の渓谷を通じて南に流れます。その後、伊吹町伊吹付近で西に向きを変え、草野川や高時川といった支川を合わせながら、横山丘陵北端の龍ヶ鼻付近で琵琶湖に注ぎます。川沿いには豊かな自然が広がり、釣りや農業が盛んな地域です。 釣りと農業の魅力 姉川は...»

長浜市

長浜市は滋賀県の湖北地方に位置し、歴史的な城下町や豊かな自然、美しい景観が広がる魅力的な観光地です。古くは羽柴秀吉によって長浜城の城下町として整備され、戦国時代や江戸時代の歴史が色濃く残る町並みが特徴です。 長浜地区の観光名所 竹生島(宝厳寺・都久夫須麻神社) 竹生島は琵琶湖に浮かぶ神秘的な島で、長浜市の代表的な観光スポットです。島には、宝厳寺と都久夫須麻神社があり、どちらも国宝に指定されています。宝厳寺の唐門や都久夫須麻神社の本殿は歴史的・文化的価値が高く、多くの観光客が訪れます。 黒壁スクエア 黒壁スクエアは、長浜市の中心部に位置するエリアで、ガラス工芸を中心としたショップやカフ...»

ヤンマーミュージアム

ヤンマーミュージアムは、滋賀県長浜市三和町に位置する、ヤンマー株式会社の博物館です。長浜市出身の創業者である山岡孫吉の功績や、ヤンマーの技術・製品に関する展示を行っており、訪れる人々にヤンマーの歴史と技術力を体験的に学んでもらうことを目的としています。本館は、小学生から大人まで楽しむことができる、多彩な体験施設を提供しています。 概要 ヤンマーミュージアムは、ヤンマーの創業100周年を記念して、滋賀研究所の跡地に2013年3月21日に開館しました。2018年から2019年にかけて大規模なリニューアルを行い、展示内容や体験型の施設が強化されました。施設内では、ショベルカーや建設機械の操縦、ボ...»

国友

滋賀県長浜市の国友は、近江国坂田郡に位置し、現在は長浜市国友町として知られています。この地域は、戦国時代から江戸時代末期にかけて、堺や根来と並び称される鉄砲の生産地として発展しました。国友の名は単なる地名にとどまらず、国友で活躍した職人や、国友で生産された銃をも指す言葉として広く知られています。 国友と鉄砲生産の歴史 戦国時代における鉄砲生産の起源 国友における鉄砲製造の歴史は、天文13年(1544年)にさかのぼります。将軍・足利義晴の依頼を受け、国友の職人たちは銃の見本を参考にして製作を開始しました。この記録は『國友鉄砲記』に残されており、正確な年は議論の余地があるものの、1544年に...»

北淡海・丸子船の館

北淡海・丸子船の館は、琵琶湖での水運において重要な役割を果たした伝統的な琵琶湖特有の帆船「丸子船」を紹介する資料館です。この館は長浜市西浅井町大浦の県道557号線沿いに位置し、琵琶湖水運の歴史や丸子船にまつわる様々な展示を通じて、湖上での暮らしと文化を感じられる場所となっています。 丸子船の展示 丸子船とは 丸子船(まるこぶね)は、琵琶湖の水運を支えてきた伝統的な和船です。2つに割った丸太を胴の両側に配した独特の形状を持ち、浅い喫水が特徴です。江戸時代には、琵琶湖全体で1300隻以上の丸子船が活躍し、その中でも150石から180石積みが標準的なサイズでした。この館では、現存する数少ない丸...»

鹽津神社

鹽津神社(塩津神社)は、滋賀県長浜市西浅井町塩津浜に鎮座する歴史ある神社です。この神社は、地域の歴史と文化を深く刻む存在であり、古くから地元の人々に愛され、崇敬されています。この記事では、鹽津神社の概要、歴史、祭祀、境内の建物について詳しく紹介します。 神社の概要 鹽津神社は、滋賀県長浜市西浅井町塩津浜に位置し、主祭神として塩土老翁神を祀っています。また、配祀神として彦火火出見尊と豊玉姫尊が祭られています。神紋は「三ッ巴」です。地域の歴史と深く関わりを持ち、地元の信仰の中心として多くの人々が訪れます。 所在地 滋賀県長浜市西浅井町塩津浜 鹽津神社の歴史 鹽津神社の創建年代は不詳です...»

真宗大谷派 長浜別院 大通寺

真宗大谷派長浜別院大通寺は、滋賀県長浜市に位置する仏教寺院です。この寺院は真宗大谷派の別院であり、京都にある真宗本廟(東本願寺)を本山としています。本尊は阿弥陀如来で、山号は「無礙智山」(むげちざん)と称されています。地元の人々からは「長浜御坊」や「御坊さん」(ごぼうさん)と呼ばれ、親しまれています。 歴史と沿革 大通寺の起源は、湖北地方における仏教の中心道場であった「総坊」(そうぼう)にまで遡ります。慶長7年(1602年)には、徳川家康により本願寺の分立が許され、本願寺第十二代教如が開基となり、長浜城跡にこの寺が創建されました。その後、内藤信成が慶長11年(1606年)に長浜に移封された...»

豊国神社(長浜市)

豊国神社は、滋賀県長浜市に鎮座する歴史ある神社です。豊臣秀吉が主祭神として祀られていることで知られ、加藤清正や木村重成、事代主大神も一緒に祀られています。豊臣秀吉を称えた「豊国大明神」として、また長浜6瓢箪巡りの第一番札所として多くの参拝者が訪れます。 概要 豊国神社は滋賀県長浜市にあり、長浜の町に長く親しまれている神社です。かつての長浜城主であり、戦国の英雄であった豊臣秀吉の遺徳を偲び、地元住民によって創建されました。現在も秀吉への尊崇の念が続いており、歴史的な遺産と見どころが多いことから、観光地としても有名です。 神社の歴史 創建の背景 豊臣秀吉は天正元年(1573年)から天正4...»

長浜城(近江国)

長浜城は、滋賀県長浜市公園町の豊公園内にあった日本の城で、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が築城したことで知られています。 長浜城の概要 長浜城は、かつて長浜市に存在したお城で、現在は豊公園内に位置し、観光名所として親しまれています。現在の天守は復興されたもので、市立長浜城歴史博物館として、訪問者にその歴史や文化を伝えています。 築城の背景 長浜城は1573年(天正元年)、羽柴秀吉が浅井長政討伐の功績により織田信長から旧浅井氏領を与えられた際に築かれました。元々は「今浜」と呼ばれていた地を、信長の名を一字拝領し「長浜」と改名しました。城の建設には小谷城や宝厳寺の資材が流用され、当時の技術と資材...»

長浜鉄道スクエア

長浜鉄道スクエアは、滋賀県長浜市に位置する鉄道保存展示施設であり、日本の鉄道の歴史と文化を学ぶことができる場所です。この施設は、鉄道愛好家だけでなく、一般の観光客にも人気があり、歴史的な建造物や貴重な展示物を通じて、明治時代の鉄道文化を体感することができます。 概要 長浜鉄道スクエアは、旧長浜駅舎、長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館の3つの施設から構成されています。旧長浜駅舎は、日本最古の現存駅舎であり、当時の鉄道文化を象徴する建物として貴重な歴史遺産となっています。長浜鉄道文化館と北陸線電化記念館は、それぞれ鉄道史に関する展示物や鉄道車両を展示し、訪れる人々に鉄道の魅力を伝えています。 ...»

国友鉄砲ミュージアム

国友鉄砲ミュージアム(国友鉄砲の里資料館)は、滋賀県長浜市にある火縄銃専門の博物館です。この資料館は、戦国時代から江戸時代にかけて鉄砲の生産地として栄えた「国友」という地域の歴史と、火縄銃の製作に携わった職人たちの技術を紹介するため、1987年10月10日に開館しました。 館内では国友鉄砲(火縄銃)や鍛冶道具の展示が充実しており、鉄砲がどのように作られていたのか、その歴史を知ることができます。また、国内外の火縄銃ファンが訪れることで知られ、世界的な人気を誇るミュージアムでもあります。 国友の歴史的背景 国友村は、豊臣秀吉が築いた長浜城から北東約5km、姉川に沿った場所に位置しており、戦国...»

玉泉寺

滋賀県長浜市にある玉泉寺は、天台宗の寺院で、栄光山という山号を持ち、本尊に慈恵大師(良源・元三大師)を祀っています。平安時代からの歴史をもち、多くの文化財を収蔵する歴史的な名所です。 概要 玉泉寺は、天元年間(978年 - 983年)に開山されたとされ、戦国時代に兵火により焼失しましたが、その後、江戸時代に再建されました。境内には本堂をはじめ、書院、鐘楼、庫裏などが整然と配置されています。 歴史 良源による創建 玉泉寺は平安時代中期、比叡山中興の祖とされる慈恵大師(じえだいし)良源(元三大師 がんざんだいし)の生誕地に建てられました。良源は12歳で比叡山に登り、理仙大徳のもとで修行を...»

走落神社

滋賀県長浜市高月町馬上に鎮座する走落神社は、神亀年間(724-729年)に創建されたと伝わる由緒ある神社です。延喜式内社として長い歴史を誇り、祭神として天児屋根命を祀っています。神社は数度の災難に見舞われながらも、地域の信仰の中心として多くの人々に崇敬されています。 神社の概要 走落神社は、長浜市に位置する歴史的な神社で、境内は古くからの趣を残し、参拝者に静かな佇まいを提供しています。主要な祭事として4月9日の例祭や、2月9日のオコナイがあります。境内には意冨布良神社も併設され、古くから地元の人々に親しまれています。 歴史 創建と由来 走落神社の創建は、神亀年間(724-729年)に...»

向源寺

向源寺は、滋賀県長浜市高月町渡岸寺に位置する真宗大谷派の寺院で、その山号は紫雲山です。この寺院は、国宝に指定されている十一面観音像を所蔵していることで有名です。この観音像は、向源寺に属する渡岸寺観音堂(どうがんじかんのんどう)に安置されています。 歴史 創建の由来と祈祷 向源寺の歴史は、古い時代にさかのぼります。『近江伊香郡志』によると、天平8年(736年)に都で疱瘡が流行した際、聖武天皇が泰澄に病除けの祈祷を命じたことが始まりとされています。泰澄はこの命を受け、十一面観世音を彫り、光眼寺を建立しました。そして、息災延命や万民豊楽を祈る祈祷を行い、その結果として疫病は収まりました。このこ...»

西野水道

西野水道は、滋賀県長浜市高月町西野に位置する余呉川の放水路で、地元の歴史と自然を深く知ることができる観光スポットです。特に、1845年に完成した初代の水路は滋賀県の史跡に指定されており、その価値と魅力は地域の文化遺産として評価されています。 西野水道の概要 西野水道は、余呉川の氾濫を防ぐために建設された放水路で、地域の防災に大きな役割を果たしてきました。完成当初から地元の人々にとって重要な存在であり、現在でもその歴史的な価値が認められています。以下では、西野水道の建設経緯やその役割について詳しく見ていきます。 西野水道の背景 かつて、余呉川は大雨のたびに氾濫を繰り返し、その流域に位置す...»

木之本地蔵院

木之本地蔵院は、滋賀県長浜市木之本町木之本に位置する時宗の寺院です。公式の寺号は「浄信寺(じょうしんじ)」ですが、一般的には「木之本地蔵」や「木之本地蔵院」として知られています。山号は長祈山(ちょうきさん)であり、本尊は秘仏である地蔵菩薩です。境内には、この秘仏本尊の写しである高さ約6メートルの地蔵菩薩大銅像があり、日本三大地蔵の一つとされています。また、眼の病気にご利益があると信仰され、多くの参拝者が訪れます。 寺院の歴史と伝承 創建の由来と伝承 木之本地蔵院の創建にはいくつかの伝承が残されています。最も古い伝承では、天武天皇の時代(7世紀後半)に難波浦(現在の大阪府)に金光を放つ地蔵...»

鶏足寺

鶏足寺は、滋賀県長浜市にある真言宗豊山派の寺院です。山号は「己高山(こだかみやま)」で、標高923メートルの山岳信仰の霊地に位置していました。現在、鶏足寺は伽藍が昭和8年(1933年)の火災で焼失し、廃寺となっていますが、重要な仏像は地元住民によって管理され、収蔵庫に安置されています。また、旧飯福寺(鶏足寺)は紅葉の名所として名高く、秋には多くの観光客が訪れます。びわ湖百八霊場の第30番札所でもあります。 鶏足寺の歴史 己高山の歴史と背景 鶏足寺が位置する己高山は、かつて天台系山岳仏教の聖地でした。古代から中世にかけて、山頂付近と西麓には多くの寺院があり、信仰の中心地として栄えました。し...»

伊香具神社

伊香具神社は、滋賀県長浜市木之本町大音に位置する歴史ある神社です。湖北地方で最も名高い神社とされ、毎年多くの参拝者が訪れます。神社は五穀豊穣や開拓の神として地元住民からも篤く信仰されています。 概要 伊香具神社は、式内社(名神大社)として知られ、かつての社格は県社でした。神社の神紋は「上藤」とされ、特に「湖北随一の名社」としての誉れを持っています。神社では、毎年2月24日に「オコナイ」と呼ばれる祭事が行われ、多くの参拝者で賑わいます。 伊香具神社の歴史 神社の起源と祭神 伊香具神社の主祭神は伊香津臣命で、『近江国風土記』の逸文にある羽衣伝説に登場する「伊香刀美」と同一視されています。...»

余呉湖

余呉湖(よごこ、よごのうみ)は、滋賀県長浜市にある湖です。かつては「大江」(琵琶湖)に対して「伊香小江(いかごのおえ)」と称され、湖面の穏やかさから「鏡湖」とも呼ばれることがあります。その美しい景観と歴史的背景から、訪れる人々に多くの魅力を提供しています。 余呉湖の基本情報 湖の位置と概要 余呉湖は、琵琶湖の北側に位置し、琵琶湖とは標高422メートルの賤ヶ岳によって隔てられています。湖の東西の長さは約1.2キロメートル、南北の長さは約2.3キロメートルで、周囲の長さは6.4キロメートルです。湖の面積は1.97平方キロメートル、最大水深は13.5メートルで、平均水深は7.4メートルです。水...»

須賀神社(長浜市)

須賀神社は、日本の滋賀県長浜市西浅井町に鎮座する歴史ある神社です。この神社は、地元の人々から信仰を集め、地域の文化や歴史に深く根ざしています。 概要 須賀神社は、祭神として淳仁天皇、大山咋神(旧「小林神社」祭神)、および大山祇神(旧「赤崎神社」祭神)を祀っています。神紋は三ッ巴で、これは特定の紋章を意味します。現在の社名「須賀神社」は、明治時代の合祀を経て命名されたものであり、地域の歴史や信仰を反映しています。 所在地 滋賀県長浜市西浅井町に位置しており、琵琶湖に近く、美しい自然環境に囲まれた神社です。 歴史 須賀神社の起源は古く、天平宝字3年(764年)に「保良宮」として創始され...»

菅浦の湖岸集落

菅浦の湖岸集落は、琵琶湖の北端に位置する滋賀県長浜市西浅井町菅浦にある歴史ある地域です。集落は葛籠尾崎(つづらおざき)の西側にあり、古くから水運を中心とした独特の文化と生活を育んできました。菅浦には、昔ながらの生活文化や伝統的な建築様式が残されており、地域全体が歴史と文化を感じさせる観光地として人気があります。この地域は、国の重要文化的景観として認定され、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観 - 祈りと暮らしの水遺産」にも含まれています。 歴史的背景と集落の形成 古代からの歴史 菅浦の集落は、天皇に供える食物を供給するための贄人(にえびと)が定住したことに始まるとされています。この地域は、琵琶...»

山門水源の森

山門水源の森は、かつて「上の荘の森」として知られていた滋賀県長浜市西浅井町山門に位置する森林です。この森は琵琶湖の北にあり、琵琶湖の重要な水源の一つである大浦川が流れ出す場所としても知られています。標高は登山口の226メートルから、頂上部の守護岩で520メートルまでで、その差は約294メートルです。 また、山門水源の森には広大な湿地があり、自然豊かな環境が特徴です。ここは「水源の森百選」や「日本の重要湿地500」にも選定され、2017年にはネーミングライツにより「奥びわ湖・山門水源の森」という名称が付けられました。 歴史 山門水源の森の歴史は約4万年前に遡り、この時期に発生した断層によっ...»

米原市

米原市は、滋賀県北東部、湖北地域に位置する市です。米原市は豊かな自然と歴史的な背景を持ち、交通の要所としても重要な役割を果たしています。 主な城郭・館 太平寺城 太平寺城は、かつて京極氏の前期の居城として栄えました。戦国時代には重要な拠点であり、歴史的にも意義の深い城郭です。 上平寺城 上平寺城は、京極氏の後期の居城として知られています。この城も戦国時代においては戦略的な要地であり、数多くの戦いを見てきました。 京極氏館跡 伊吹神社の境内には京極氏館跡があり、歴史を感じさせる場所です。館跡は静かで神聖な空気が漂い、訪れる人々に落ち着いた雰囲気を提供しています。 土肥氏館跡 土...»

青岸寺

青岸寺は、滋賀県米原市の太尾山の西麓に位置する、曹洞宗の仏教寺院です。山号は「吸湖山」と称され、近江湖北二十七名刹の第27番札所および近江七福神(福禄寿)としても知られています。特に、境内にある築山林泉式の枯山水庭園「青岸寺庭園」は、訪れる人々に人気の名勝地となっています。 寺院の概要 青岸寺の歴史と創建 青岸寺の創建は室町時代初期に遡り、開基は近江守護であった佐々木道誉(ささき どうよ)です。本尊は「お腹籠観音(おなかかごかんのん)」として知られる秘仏の聖観音坐像であり、佐々木六角氏頼(ささき ろっかく うじより)が造立したと伝えられています。 青岸寺庭園 青岸寺の背後には、日本庭...»

大原観音寺(伊富貴山 観音護国寺)

観音寺は、滋賀県米原市にある天台宗の寺院です。山号は伊富貴山で、本尊は十一面千手観音です。地元では「大原観音寺」として親しまれています。歴史的な建造物や文化財を多く有するこの寺院は、歴史と伝統が息づく貴重な場所です。 観音寺の歴史と由来 創建と初期の歴史 観音寺の創建は、平安時代の仁寿年間(851年 - 854年)にさかのぼります。三修によって創建されたと伝えられ、当初は法相宗に属していました。当時、観音寺は伊吹山四大護国寺の一つとして知られており、他の護国寺とともに地域の宗教的中心地として栄えていました。 天台宗への改宗 弘和(永徳)3年(1383年)、観音寺は天台宗に改宗されまし...»

徳源院(清瀧寺)

徳源院は、滋賀県米原市清滝に位置する天台宗の寺院です。山号は霊通山であり、本尊は聖観世音菩薩です。寺号として清瀧寺とも呼ばれ、京極氏の菩提寺として知られています。境内には、京極家の墓所があり、その歴史的な価値から国の史跡に指定されています。 徳源院の歴史と由来 創建と京極氏の関わり 徳源院は、鎌倉時代の弘安9年(1286年)、京極氏の初代当主である京極氏信によって創建されました。この寺院は、柏原城の跡地に建立され、当初は「清瀧寺」と呼ばれていました。寺名は、京極氏信の法号「清瀧寺殿」に由来しており、氏信の死後、その菩提寺とされました。 京極氏の没落と再興 戦国時代に京極氏が没落すると...»

福田寺

福田寺は、滋賀県米原市長沢に位置する浄土真宗本願寺派の寺院です。山号は布施山であり、本尊として阿弥陀如来が祀られています。また、地域では「長沢御坊」とも呼ばれ、多くの参拝者や観光客が訪れる場所となっています。 寺院の概要 福田寺は、その歴史と文化財で有名な寺院です。寺院は浄土真宗本願寺派に属し、阿弥陀如来を本尊としています。地域に根ざした寺院であり、地元の人々からも「長沢御坊」として親しまれています。 福田寺の歴史 創建と初期の歴史 福田寺の歴史は、683年に創建されたと伝えられています。当初、この寺は息長氏の氏寺として建てられ、「息長寺」と号しました。もともとは現在の長浜市布施町に...»

普門山 松尾寺

松尾寺は、滋賀県米原市上丹生に位置する天台宗の寺院であり、普門山の山号と定光院(じょうこういん)の院号を持ちます。本尊には聖観音・十一面観音菩薩が祀られ、近江西国三十三箇所観音霊場の第13番札所として知られています。この観音像は、雲の中から現れたとされ、「飛行観音」の名でも親しまれています。 松尾寺の歴史 松尾寺の歴史は古く、寺伝によると白鳳9年(680年)、修験道の開祖とされる役行者(役小角)が、松尾寺山中(504メートル)で修行中に飛来した二体の観音像を洞窟に祀ったことに始まるとされています。創建当初は法相宗に属していましたが、平安時代には天台宗に改宗されました。 平安時代から中世の...»

了徳寺のオハツキイチョウ

了徳寺のオハツキイチョウは、滋賀県米原市醒井にある、国の天然記念物に指定されたイチョウの一種「オハツキイチョウ」です。1929年(昭和4年)12月17日に指定を受け、日本国内で指定された7件のオハツキイチョウの1つに数えられます。 樹齢と特徴 了徳寺のオハツキイチョウは推定樹齢約165年とされ、その旺盛な樹勢が特徴です。幹は太く、枝が垂れ下がる様子が印象的で、地上約8メートルのところから枝分かれしている点も特徴です。幹囲は指定当初の約2.5メートルから成長し、1995年時点で約4.3メートルに達しています。 オハツキイチョウとは? 「オハツキ」とは、「御葉附(おはつき)」と書き、イチョ...»

八葉山 蓮華寺

蓮華寺は、滋賀県米原市に位置する浄土宗の本山で、八葉山を山号とし、発遣の釈迦如来と来迎の阿弥陀如来の二尊を本尊としています。長い歴史とともに、数々の文化財や自然の美しい景観が残る蓮華寺は、多くの人々に親しまれています。 蓮華寺の概要 所在地は滋賀県米原市番場511で、JR米原駅からバスで10分ほどの位置にあります。境内には本堂や庭園などの建物が点在しており、また忠太郎地蔵尊や一向杉など、歴史的・文化的な見どころも豊富です。近年ではダンス賞「踊躍賞」を創設し、新たな文化交流の場ともなっています。 歴史 創建と再建 蓮華寺の創建は推古天皇23年(615年)にさかのぼり、聖徳太子がこの地に...»

泉神社(米原市)

泉神社は、滋賀県米原市にある由緒ある神社で、周囲の自然環境と歴史的な背景から多くの参拝者や観光客を集めています。その神秘的な湧水や由緒ある文化財、豊かな歴史は、地元住民のみならず遠方からも訪れる人々に親しまれています。 神社の概要 泉神社は、滋賀県米原市に位置し、古くから人々の信仰を集めてきた神社です。神社の境内には美しい湧水が流れ、多くの観光客や参拝者が訪れます。この湧水は「伊吹三名水」のひとつとして知られ、名水百選にも選ばれています。 祭神と文化財 泉神社の主祭神はスサノオと大己貴命で、これらの神々は古来より人々に信仰され、地域の守り神として祀られています。境内には以下の文化財があ...»

湯谷神社

湯谷神社は、滋賀県米原市に鎮座する由緒ある神社です。その創建は不詳とされていますが、古くから「六所権現」として信仰され、後に「湯谷神社」と改称されました。温泉地としても知られ、かつては万病に効く霊泉が湧き出る地として多くの崇敬者を集めていました。 神社の概要 湯谷神社は、歴史的にさまざまな神々が合祀され、多くの人々に崇敬されてきました。その歴史には、出雲国から来たと伝えられる人々によって開かれたとの伝承も残っています。 ご祭神 湯谷神社には以下のご祭神が祀られています: 大己貴命(おおなむちのみこと) - 出雲の祖神とされる神 水門神(みなとがみ) - 水を司る神 保食神(う...»

筑摩神社

筑摩神社は、滋賀県米原市にある由緒ある神社です。国史見在社として知られ、旧県社に指定されています。特に、米原市の無形民俗文化財に指定される「鍋冠祭(なべかぶりまつり)」は、日本三大奇祭のひとつとされています。 神社の概要 所在地とご祭神 筑摩神社は、滋賀県米原市に位置しています。主祭神は御食津神(みけつのかみ)で、食物に関する神様として知られています。その他、大歳神(おおとしのかみ)、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、大市姫神(おおいちひめのかみ)の3柱も配祀されています。これらの神々は、いずれも食物や農業に深く関係があり、地元の人々にとっても大切に崇拝されてきました。 ご神紋 筑摩神...»

坂田神明宮

坂田神明宮は、滋賀県米原市宇賀野に位置する由緒ある神社です。この神社は元伊勢の伝承地であり、坂田宮(内宮)と岡神社(外宮)の二社で構成されています。古くから「坂田大神宮」とも称され、地域に深い信仰を持つ場所です。 神社の概要 坂田神明宮は内宮に天照皇大神、外宮に豊受毘売命を祀っており、神紋として「丸に橘」を使用しています。近隣の総社として信仰を集めてきたこの神社は、かつて坂田郡の総社であり、古代からの神道に基づく伝承が今も息づいています。 祭神 天照皇大神(坂田宮・内宮) 豊受毘売命(岡神社・外宮) 坂田神明宮の歴史 坂田神明宮の起源は、伊勢神道の伝承に基づき、神社の歴史...»

村居田古墳

村居田古墳は、滋賀県米原市村居田に位置する歴史的な古墳で、一説には前方後円墳であるとされています。長浜古墳群を構成する古墳の一つとして知られ、古代日本の歴史や文化を考える上で重要な遺跡です。古墳の一部は宮内庁により、第30代敏達天皇の皇后・広姫(ひろひめ)の陵「息長陵(おきながのみささぎ)」とされ、現在もその付属地として管理されています。 村居田古墳の概要と特徴 村居田古墳は、滋賀県の北東部に位置する湖北地方の横山丘陵北端部付近に築造されました。周辺には、長浜茶臼山古墳や垣籠古墳といった他の古墳も存在し、これらを総称して長浜古墳群(横山北部古墳群)と呼ばれています。古墳は元禄期に発見され、...»

山津照神社古墳

滋賀県米原市能登瀬に位置する山津照神社古墳は、息長古墳群の一つで、滋賀県指定史跡となっています。形状は前方後円墳で、古墳時代後期の6世紀中頃に築造されたと推定されており、出土品は滋賀県指定有形文化財に指定されています。 山津照神社古墳の概要 墳丘の構造と特徴 山津照神社古墳は、湖北地方を代表する後期の前方後円墳であり、墳丘の長さは46.2メートルに達します。墳丘の北側には前方部があり、後方部はやや奥まった位置に配置されています。段築や葺石は認められていないものの、石見型盾形埴輪や円筒埴輪が巡らされています。また、北側のくびれ部には祭祀跡と考えられる遺構が存在し、造出があった可能性も指摘さ...»

柏原宿

柏原宿は、現在の滋賀県米原市に位置し、かつては近江国坂田郡に属していた中山道の60番目の宿場町です。江戸時代の五街道のひとつである中山道の宿場として、多くの旅人や商人が行き交う賑わいを見せていました。この宿場町には、特産品である艾(もぐさ)を扱う店が並び、最盛期には10軒以上の艾屋があったと伝えられています。 歴史的背景 柏原宿の歴史は『太平記』にも記されているように、中世以来の歴史ある宿場として知られています。江戸時代に入ると、中山道の宿場町として整備され、次第に栄えるようになりました。中山道は京都から江戸へ向かう重要な街道であり、柏原宿もその一部として旅人や物資の往来に大きな役割を果た...»

醒井宿

醒井宿は、近江国坂田郡にあった中山道(中山道六十九次)の61番目の宿場で、現在の滋賀県米原市醒井に位置します。2015年(平成27年)4月24日、文化庁の「日本遺産」として認定された「琵琶湖とその水辺景観 - 祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財にも選ばれました。 歴史的背景と地名の由来 醒井の地名の由来は、『古事記』の「居寤の清泉(いさめのしみず)」や『日本書紀』の「居醒井(いさめがい)」に登場するヤマトタケル伝説に基づいています。この地域は古くから交通の要衝であり、東西を結ぶ中山道の宿場町として栄えました。歴史書や詩歌にも登場し、多くの旅人がその地を訪れ、清らかな湧水を愛でました。 古...»

醒井宿資料館

米原市醒井宿資料館は、滋賀県米原市醒井に位置し、文化財建造物を活用した博物館です。2000年(平成12年)11月12日に「米原町醒井宿資料館」として開館し、現在は中山道醒井宿に構える貴重な歴史的建造物の保存と展示を行っています。 資料館は、1915年(大正4年)に建築された「旧醒井郵便局局舎」と江戸時代に建築された「川口家住宅(旧醒井宿問屋場)」の2つの施設で構成されています。 旧醒井郵便局舎 旧醒井郵便局舎は、1915年に建設され1973年まで郵便局として使用されていた木造2階建の擬洋風建築物です。設計には建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが関わったとされますが、現存するヴォーリズの...»

醒井木彫美術館

醒井木彫美術館は、滋賀県米原市にある美術館です。中山道沿いにある宿場町、醒井の風情ある地蔵川沿いに建ち、江戸時代から続く木彫りの技を展示するために2002年10月に開館しました。特に地元出身の彫刻家・森大造の作品を中心に展示しており、上丹生の伝統工芸と美術文化を訪れる人々に伝えています。 美術館の概要 醒井木彫美術館は、上丹生出身の彫刻家、森大造(1900年~1988年)の作品を常設展示する個人美術館です。森大造は江戸時代から続く木彫り文化を受け継ぎ、花鳥雲龍などの立体的な紋様を彫る技術に秀でた人物であり、帝展(現在の日展)に入選した実績もあります。毎年、京都美術館での展覧会や日本橋三越で...»

醒井養鱒場

醒井養鱒場は、滋賀県米原市に位置する、県立の淡水魚養殖および研究施設です。明治11年(1878年)に設立され、滋賀県内には彦根市に滋賀県水産試験場が存在します。 この養鱒場は名勝「醒井峡谷」にあり、宗谷川の清らかな水と広々とした河川敷を活用し、日本で最も歴史のあるマス類の増養殖施設の一つとされています。現在、約125万尾のニジマス、約60万尾のアマゴ・イワナが飼育されており、養殖施設としても自然と触れ合える観光地としても人気です。 施設と体験活動 広大な敷地と充実した施設 醒井養鱒場の敷地面積は約19平方メートルで、83面の飼育池が整備されているほか、資料館や水族館、さかな学習館も完備...»

三島池(比夜叉池)

三島池は滋賀県米原市池下に位置する、美しい自然に囲まれた貯水池です。姉川からの伏流水を利用し、灌漑用として長い歴史の中で使用されてきました。また「比夜叉池」の別名でも知られ、2010年には農林水産省のため池百選に選定され、「滋賀のため池50選」にも名を連ねています。 歴史と背景 三島池の築造年は不明とされていますが、1200年(正治2年)頃には既に存在していたとされ、現在も米原市の農地20ヘクタールを潤す重要な灌漑用水源として利用されています。この池はただの貯水池ではなく、歴史や伝説、豊かな自然に囲まれた場所として地域の文化や生態系に大きな役割を果たしています。 池周辺の自然と観光スポッ...»

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