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東海道 石部宿 歴史民俗資料館

(とうかいどう いしべしゅく れきし みんぞく しりょうかん)

東海道石部宿歴史民俗資料館は、滋賀県湖南市の雨山文化運動公園内に位置し、東海道五十三次の51番目の宿場である「石部宿」とその街道文化をテーマに展示を行う施設です。ここでは、石部宿の街並みを再現した「石部宿場の里」に隣接し、宿場町の歴史や文化を今に伝えています。

概要

この資料館は、1985年に「石部歴史民俗資料館」の名称で旧石部町によって開館しました。その後、2004年の合併により湖南市の施設となり、現在の名称である「東海道石部宿歴史民俗資料館」に改称されました。

施設は、雨山文化運動公園内にあり、東海道五十三次図や、かつて大名が使用していた網代駕籠、関札、宿帳などの歴史的資料を展示しています。また、幕府直轄であった「小島本陣」が20分の1の縮尺で模型として復元され、江戸時代の石部宿の様子を忠実に再現した「石部宿場の里」が隣接しています。

石部宿の歴史的背景

石部宿は、東海道の51番目の宿場として、近世に入ってからその役割を担いました。東海道が整備されると、京都から石部までの距離は9里4町(約38km)で、京都を朝に出発すると夕方には石部に到着することから、「京発ち石部初泊まり」と呼ばれ、多くの旅人や大名が宿泊する繁栄を見せました。特に参勤交代の大名や、一般の旅人が頻繁にこの宿場を利用していたことでも知られています。

施設の特徴と展示内容

この資料館は、石部宿の往時の姿を再現し、街道文化を後世に伝えるために設立されました。雨山文化運動公園の中心に位置し、江戸時代の石部宿の風景を模した「石部宿場の里」と共に、小島本陣の関札や宿帳など、当時の生活や街道文化を示す貴重な資料を数多く展示しています。

主な展示品

これらの展示を通して、訪れる人々は石部宿の歴史と江戸時代の旅文化を深く理解することができます。

施設情報

東海道石部宿歴史民俗資料館は、歴史資料の展示だけでなく、スポーツや文化活動の場としても機能する雨山文化運動公園内にあります。公園内には、体育館やテニスコートなどのスポーツ施設、各種研修施設も整備されており、地域住民や観光客にとって憩いの場となっています。

建築概要
利用情報

ぜひ、東海道石部宿歴史民俗資料館に足を運び、歴史と文化が交差する貴重な空間を体感してみてください。

Information

名称
東海道 石部宿 歴史民俗資料館
(とうかいどう いしべしゅく れきし みんぞく しりょうかん)

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