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甲賀・信楽

甲賀、信楽の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

甲賀 信楽 観光ガイド

甲賀・信楽の観光・旅行 Info

はじめに

滋賀県南東部に位置する甲賀市(こうかし)とその一部である信楽町(しがらきちょう)は、歴史と自然、そして焼き物文化が息づく魅力あふれる観光地です。
忍者の里として知られる甲賀や、陶芸の町・信楽には、見どころがたくさんあります。

甲賀市のおすすめ観光地

甲賀流忍者屋敷(こうがりゅうにんじゃやしき)

本物の忍者の末裔が住んでいたとされる現存する忍者屋敷。
からくり仕掛けや隠し扉などが残されており、ガイド付きで忍者の知恵と暮らしを学べます。忍者体験や手裏剣投げなども人気です。

甲賀市くすり学習館

甲賀は古くから「くすりの町」として知られており、その歴史を紹介する施設。
くすりに関する展示だけでなく、調剤体験や紙芝居などもあり、お子様連れにもおすすめです。

油日神社(あぶらひじんじゃ)

甲賀武士の信仰を集めたとされる由緒ある神社。
静かな森の中に佇み、拝殿や本殿など重要文化財に指定された建築物も見どころです。

信楽町のおすすめ観光地

信楽陶芸村(しがらきとうげいむら)

陶芸体験や登り窯の見学、ギャラリー散策などが楽しめる信楽最大級の陶芸施設。
初心者でも手軽に信楽焼に挑戦でき、自分だけの器を作ることができます。

滋賀県立陶芸の森

陶芸をテーマにしたアート・文化施設。
美術館、創作工房、レジデンス棟などがあり、国内外のアーティストが滞在制作する姿を見ることができることも。四季折々の自然も魅力的です。

信楽駅周辺のたぬき像群

信楽といえば「たぬきの置物」で有名。
信楽高原鐵道・信楽駅前には、大きなたぬきの像やユーモラスなたぬきがずらりと並び、記念撮影にもぴったり。お土産店も豊富です。

ミホミュージアム

山の中にひっそりと建つ、世界的建築家I.M.ペイ設計の美術館。
地中に埋め込まれた独創的な建築と、東洋美術や古代美術の展示が調和した空間です。四季ごとに変わる周辺の自然も美しく、静謐な時間が流れます。

自然を楽しむスポット

鹿深夢の森(かふかゆめのもり)

自然豊かな公園で、ハイキングやピクニック、遊具遊びが楽しめます。
地元の植物や生き物に触れられる体験型イベントも開催されています。

信楽高原鐵道(しがらきこうげんてつどう)

信楽駅と貴生川駅を結ぶローカル線。
車窓からは里山の風景が広がり、特に春の桜や秋の紅葉シーズンは絶景です。列車そのものもカラフルでフォトジェニックです。

甲賀・信楽のグルメガイド

甲賀市・信楽町の魅力ある食文化と特産品

滋賀県の南部に位置する甲賀市(こうかし)・信楽町(しがらきちょう)は、自然に恵まれた土地で、伝統的な食文化や焼き物文化が根付いています。
ここでは、観光で訪れた際にぜひ味わいたい地元グルメやおすすめのお土産をご紹介します。

名産品・特産品

信楽焼(しがらきやき)

全国的にも有名な信楽焼は、狸の置物をはじめ、茶器や皿、花器など多彩な製品があります。
信楽陶芸村などでの体験や購入も楽しめ、旅の記念や贈り物に最適です。

甲賀忍者グッズ

忍者の里として知られる甲賀市 忍者装束のレンタルや体験もでき、子どもから大人まで楽しめます。

近江米・近江茶

甲賀市・信楽町周辺では、滋賀のブランド米「近江米」や、高品質な「朝宮茶(あさみやちゃ)」の生産が盛んです。
香り高い煎茶や抹茶は、お土産にもぴったりです。

ローカルフード・郷土料理

信楽高原豚(しがらきこうげんぶた)

柔らかく、脂の甘みが特徴の信楽高原豚は、地元レストランで豚カツやしゃぶしゃぶなどで味わえます。
滋賀のブランド豚として高い評価を受けています。

忍者そば

忍者の里・甲賀にちなんだメニューとして提供されている「忍者そば」は、黒ごまや薬味を使った風味豊かなそば
忍者をテーマにしたユニークなメニューが観光客に人気です。

朝宮茶スイーツ

朝宮茶を使った抹茶ソフトクリームや抹茶プリンなど、甘味も充実。地元カフェでゆったりと味わうのもおすすめです。

人気レストラン・カフェ

レストラン陶芸の森

滋賀県立陶芸の森に併設されたレストランでは、信楽焼の器で地元の食材を使ったランチが提供されています。
美術鑑賞と一緒に楽しめるスポットです。

cafe やまぼうし

信楽の自然に囲まれた人気カフェで、朝宮茶を使ったスイーツやランチが人気。落ち着いた空間でのんびりと過ごせます。

甲賀の里 忍術村 食事処

忍者体験ができる観光施設「忍術村」にある食事処では、忍者定食やそば・うどんなどが楽しめ、家族連れにぴったりです。

おすすめのお土産

狸の置物(信楽焼)

福を呼ぶとされる信楽焼の狸の置物は、縁起物としてお土産に大変人気。サイズや表情も豊富に揃っており、選ぶ楽しさもあります。

忍者せんべい・忍者クッキー

忍者モチーフのお菓子は、見た目もユニークで子どもにも喜ばれるお土産。手裏剣型や忍者の顔型など遊び心満点です。

朝宮茶・抹茶ラテパウダー

上質な朝宮茶や抹茶を使ったお菓子、ラテの粉末などは、お茶好きな方におすすめ。
パッケージもおしゃれで、贈答品にも喜ばれます。

甲賀・信楽の季節の祭り・イベント

甲賀市の代表的な祭り・イベント

甲賀流忍者まつり(春・4月頃)

甲賀市の代表的なイベントで、忍者をテーマにした体験型の祭り。
忍者衣装の貸出しや、手裏剣投げ体験、忍者ショーなど、子どもから大人まで楽しめる内容が満載です。市内各所で開催され、町全体が忍者ムードに包まれます。

油日神社 例祭(秋・10月)

地域の信仰の中心・油日神社で行われる伝統的なお祭り。
古式ゆかしい神輿渡御(みこしとぎょ)や舞楽が披露され、厳かな雰囲気とともに地域の人々の結束を感じられる行事です。

水口曳山祭り(みなくちひきやままつり/春・4月)

水口神社の例祭として行われる滋賀県指定無形民俗文化財。
豪華な曳山(ひきやま)が街を練り歩く様子は壮観で、町を挙げての一大イベントとして多くの見物客が訪れます。

信楽町の代表的な祭り・イベント

しがらき火まつり(夏・7月下旬)

信楽の陶芸文化と炎の神様を祀る伝統行事。
夜になると松明(たいまつ)を手にした行列が町を練り歩き、陶器でできた「火の玉」に点火。幻想的な雰囲気とともに、信楽焼の歴史を感じられる夏の風物詩です。

しがらき陶器まつり(秋・10月初旬)

信楽焼の魅力が一堂に会する、信楽最大級のイベント。
市内の窯元や販売店が大幅な割引価格で商品を提供するほか、陶芸体験やステージイベントも開催されます。信楽焼ファンはもちろん、初めて訪れる方にもおすすめです。

信楽たぬきの日(10月8日)

信楽焼のシンボル「たぬき」の日として制定された記念日。
たぬきの着ぐるみパレードや、たぬきにまつわる展示、地元グルメの屋台などが登場し、賑やかな雰囲気に包まれます。

通年で楽しめるイベント・特色

陶芸体験イベント(各シーズン)

信楽町内の多くの工房で通年開催される陶芸体験。
初心者でもろくろや手びねりに挑戦でき、自分だけの作品を作ることができます。観光とものづくり体験を組み合わせたい方にぴったりです。

甲賀市の忍者体験・ワークショップ(不定期)

甲賀流忍者にまつわる体験型プログラムも年間を通じて実施されています。
忍者修行体験、謎解きイベント、ガイドツアーなど、子どもから大人まで楽しめる内容が豊富です。

甲賀・信楽の気温・天候

春(3月〜5月)

気温と気候

春は寒さが次第に和らぎ、穏やかな気候になります。
3月はまだ肌寒く、最低気温が5℃前後になる日もありますが、4月以降は15〜20℃程度の暖かい日が多くなり、桜の開花に合わせて観光にも適した季節です。

服装の目安

朝晩は冷えることがあるため、軽めのコートやカーディガンがあると安心です。日中は春らしい穏やかな陽気を感じられます。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候

梅雨の時期は湿度が高く、雨の日が多くなります。
気温は20〜28℃程度で、ジメジメとした蒸し暑さを感じることもあります。信楽は山間部のため、時折濃い霧がかかることもあります。

降水と注意点

この時期は傘が必需品です。局地的な強い雨や雷雨に注意し、屋外観光は天候を確認してから計画を立てましょう。

夏(7月下旬〜9月中旬)

気温と気候

真夏は気温が30℃を超える日も多く、日差しが強くなります。
ただし、山間部である信楽町では朝晩の気温が少し下がるため、都市部に比べて過ごしやすいこともあります。

注意点

夏は台風が接近することもあり、大雨や交通の乱れに注意が必要です。公式な気象情報を確認することをおすすめします。

秋(9月中旬〜11月)

気温と気候

秋は気温が穏やかで、紅葉が美しい季節です。
9月はまだ暑さが残りますが、10月に入ると20℃前後の心地よい気候となり、観光にも最適な季節です。11月には最低気温が10℃を下回ることもあります。

見どころ

信楽の里山や甲賀の寺社では、紅葉が見頃を迎え、多くの観光客が訪れます。朝夕は冷え込みやすいため、羽織るものを用意しましょう。

冬(12月〜2月)

気温と気候

冬は寒冷で、特に信楽では積雪が見られることもあります。
日中の最高気温は5〜10℃程度、朝晩は氷点下になることも珍しくありません。甲賀市内は比較的平地が多いため、積雪は信楽よりも少なめです。

雪と路面状況

雪の日は交通機関に影響が出ることがあります。車での移動時にはスタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要です。

甲賀・信楽へのアクセス

電車でのアクセス

京都・大阪方面からのアクセス

JR琵琶湖線(東海道本線)を利用して、草津駅または貴生川駅で下車します。
そこから信楽高原鐵道(しがらきこうげんてつどう)やバスを使って信楽方面へ移動が可能です。

主なルート:
  • JR京都駅 → JR草津駅(約25分)→ JR貴生川駅(約15分)→ 信楽高原鐵道に乗り換え
  • JR大阪駅 → JR草津駅(約50分)→ JR貴生川駅(約15分)→ 信楽高原鐵道

信楽高原鐵道について

貴生川駅から信楽駅までは、信楽高原鐵道で約25分です。
自然豊かな風景を楽しみながら、陶芸の里・信楽へアクセスできます。列車の本数は1時間に1本程度なので、事前に時刻表を確認しましょう。

車でのアクセス

名神高速道路・新名神高速道路の利用

車を利用する場合は、高速道路を使ったアクセスが便利です。

主なインターチェンジ:
  • 甲南IC(こうなんインター): 甲賀市中心部や甲賀流忍者の里などにアクセス良好
  • 信楽IC: 信楽焼の窯元や陶芸村、MIHO MUSEUMなどに近接

京都市中心部から信楽までは、車で約1時間〜1時間20分程度です。大阪方面からも新名神を使えば1時間半程度で到着できます。

駐車場情報

観光施設や道の駅、陶芸村などには無料または有料の駐車場が完備されています。観光シーズンは混雑するため、早めの到着がおすすめです。

バスでのアクセス

路線バスの利用

貴生川駅や甲賀市内の各駅から信楽方面へのバスも運行されています。ただし、本数が限られているため時刻表の確認が必須です。

観光シーズン限定のバス

信楽焼まつりや秋の観光シーズンなどには、臨時のシャトルバスが運行されることがあります。観光協会や自治体の公式情報をチェックしましょう。

まとめ

甲賀市・信楽町へのアクセスは電車・車のいずれでも快適に可能です。
信楽方面は鉄道・バスの本数が少なめなので、あらかじめ時刻表や道路情報の確認をおすすめします。移動手段に合わせて旅程を立て、歴史と自然、そして焼き物文化にあふれた旅をお楽しみください。

甲賀・信楽の移動手段

はじめに

甲賀市(こうかし)と信楽町(しがらきちょう)は広い範囲に観光地が点在しているため、移動手段の選び方が旅の快適さに直結します。
公共交通機関だけでなく、レンタカーやレンタサイクルの活用も視野に入れると、よりスムーズに観光を楽しむことができます。

公共交通機関での移動

信楽高原鐵道(しがらきこうげんてつどう)

貴生川駅(JR草津線)から信楽駅までを結ぶ鉄道です。
車窓からは田園風景や山並みを望むことができ、観光列車としての魅力もあります。
本数は1時間に1本程度なので、時間をあらかじめ確認しておくと安心です。

路線バス

甲賀市内や信楽町内では一部の路線バスが運行されています。
甲賀市コミュニティバス(こうかえこバス)や信楽地域の循環バスなどがあり、主要施設や駅を結んでいます。
ただし運行本数は少ないため、観光に使う場合は時刻表の事前確認が必須です。

レンタカー・自家用車での移動

観光地が点在している甲賀・信楽では、レンタカーが最も便利な移動手段です。
特に、MIHO MUSEUMや甲賀流忍者屋敷など公共交通機関ではアクセスが難しい場所も車であればスムーズに訪問できます。

主なレンタカー営業所:
  • JR貴生川駅周辺
  • JR甲南駅周辺

レンタサイクル

信楽駅前にはレンタサイクルの貸し出しサービスがあります。
陶芸の窯元やギャラリーが密集している信楽の中心エリアでは、徒歩や自転車での移動が便利です。
坂道が多い地域もあるため、電動アシスト付き自転車を選ぶとより快適です。

徒歩での観光

信楽駅周辺の陶芸村や商店街、窯元エリアは徒歩で散策可能な範囲です。
信楽焼の狸の置物が並ぶ通りや、地元のカフェを巡りながらのんびりと歩くのもおすすめです。

観光タクシー

観光タクシーの利用も便利な選択肢です。
ガイド付きで名所を案内してくれるサービスもあり、交通機関に頼らず柔軟に観光ができます。
JR貴生川駅や信楽駅前などから出発可能な場合が多いため、事前予約をおすすめします。

甲賀・信楽の観光コース

はじめに

甲賀市(こうかし)と信楽町(しがらきちょう)は、歴史・文化・自然が融合した魅力的な地域です。
忍者の里として有名な甲賀、陶芸の町として名高い信楽は、それぞれ特色があり、日帰りや1泊2日でも十分楽しむことができます。
以下では、日程に合わせたおすすめの観光コースをご紹介します。

日帰りモデルコース:信楽陶芸と忍者の歴史を満喫

午前:信楽の陶芸文化に触れる

  • 信楽駅 到着
  • 信楽陶芸の森(現代陶芸美術館・陶芸体験)
  • 窯元散策路を散歩しながらタヌキ像や地元のギャラリーを巡る

陶芸体験では、自分だけの器や置物づくりができます。お子さま連れにも人気です。

昼食:信楽の地元料理を味わう

信楽産の野菜や地元食材を使った定食屋・カフェで昼食。
信楽たぬき丼や、釜めしなどもおすすめです。

午後:甲賀へ移動し、忍者体験

  • 甲賀流忍術屋敷(からくり屋敷見学・忍者体験)
  • 甲賀市くすり学習館(薬のまちの歴史を知る)

甲賀忍者のからくり屋敷では、実際に忍者が使った仕掛けを体感できます。写真映えも抜群です。

夕方:JR貴生川駅から帰路へ

信楽高原鐵道やバスで貴生川駅まで移動し、JRで帰宅。

1泊2日モデルコース:陶芸・忍者・自然・アートを満喫

【1日目 午前】信楽陶芸エリア

  • 信楽駅着
  • 信楽陶芸の森・信楽焼窯元巡り
  • 陶芸体験(要予約)

【1日目 昼食】

地元の釜飯・山菜そばなどの郷土料理を楽しめる食事処へ。

【1日目 午後】アートと自然を楽しむ

  • MIHO MUSEUM訪問(建築美・自然・アート)
  • 宿泊施設へ移動(温泉旅館・民宿など)
おすすめの宿泊地:

信楽または甲賀市内にある温泉旅館。
静かな里山の宿で、地元食材を使った夕食と温泉で癒されます。

【2日目 午前】甲賀の歴史にふれる

  • 甲賀流忍術屋敷(忍者ショーや体験も)
  • 油日神社(あぶらひじんじゃ)(歴史ある建築と自然のパワースポット)

【2日目 昼食】

甲賀名物の「忍者そば」「田舎定食」などの郷土料理を味わいます。

【2日目 午後】自然と癒し

  • 甲賀温泉やまとの湯で旅の疲れを癒す
  • お土産購入(信楽焼の器、忍者グッズ、地元のお菓子など)

夕方:JR貴生川駅より帰路

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