滋賀県には琵琶湖、彦根城、伊吹山などの観光スポット、山王祭、十日戎、桜まつりなどの観光イベント、バームクーヘン、親子丼、みたらし団子などのご当地グルメがあります。
近畿地方に含まれる滋賀県は、琵琶湖を有することで知られている県です。県の中央に琵琶湖と近江盆地がある滋賀県は総面積の6分の1が琵琶湖で占められていて、残りの面積の半分は山地で占められています。
近江国といった頃の滋賀県は、近江南部を中心にして勢力の誇った守護大名の六角氏や京極氏、浅井氏、織田信長といった武将に支配された土地です。
安土城は現在の安土山の上に築城された城で、初めて天守閣を持った城として有名ですが、残念ながら現在は焼失しています。しかし、その城址は国の特別史跡となっており、散策すれば安土城の片りんを感じることができる観光スポットです。
滋賀県は歴史ファンや時代劇ファンが注目する観光スポットが多くあります。滋賀県の南部に位置する甲賀市は、甲賀忍者の発祥地として知られている土地で、甲賀の里・忍術村などの忍者を扱ったテーマパークがあり、手裏剣などを体験することができます。
延暦寺や日吉大社があり信仰の山と有名な比叡山は滋賀県と京都府にまたがる山です。比叡山は登山も盛んで滋賀県側からは無動寺谷を通る登山道があり、多くの登山客が訪れます。
頂上へはケーブルカーとロープウェイを使って上ることができ、美術館やコスモス園などもあるため、山からの景観を楽しむだけでなく、文化を感じたり、花を楽しむことができるようになっています。
滋賀県は琵琶湖で獲れる鮒や小鮎などが有名で、琵琶湖の湖魚料理を楽しむことができます。熟れ鮨として有名な鮒寿司は滋賀県の名物で、独特な香りが特徴の寿司です。
こんにゃくというと白かったり黒かったりするのがよくみられるこんにゃくですが、滋賀県の赤こんにゃくは三二酸化鉄で染められているために赤く、近江八幡の観光土産として有名です。
旅の締めはお土産物です。滋賀県は甲賀市信楽を中心に作られる信楽焼きが有名で火色の発色やわびさびを伝える質感が人気の陶磁器です。信楽焼きの体験教室なども開かれていますから、自分だけのオリジナル陶磁器を作ってお土産にすればよい旅の思い出となるでしょう。
比叡山延暦寺は、京都府と滋賀県の県境にまたがる比叡山全体を境内とする寺院で、平安京(現在の京都市)の北に位置するため、「北嶺」とも呼ばれています。 三塔と十六谷 延暦寺は、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の三つの地域から成り立っています。 東塔には根本中堂、法華総持院東塔、大講堂、阿弥陀堂、文殊楼、延暦寺会館などがあります。 西塔には釈迦堂、にない堂があり、横川には横川中堂、根本如法塔、元三大師堂など、数多くの見どころがあります。 また、東には「天台薬師の池」と歌われる日本一の琵琶湖があり、西には京都の町並みを一望できる美しい自然環境に囲まれた景勝地でもあります。延...»
忍者・戦国時代のテーマパークで、甲賀忍者の発祥地にあり、古くからの隠れ里の雰囲気が漂っています。 山奥にある甲賀の里は、忍者の発祥地として知られ、世界中の人々がNINJAと呼ぶ、伊賀と並ぶ忍者の有名な土地です。 広大な敷地内にはカラクリを使った忍者屋敷3棟や、本物の忍者の道具が展示された世界一の忍術資料を保有する博物館、手裏剣を投げることができる道場、そして忍者の必需品である薬を作る薬草園があり、忍者の歴史を学ぶだけでなく、実際に忍者の体験もできる忍者のテーマパークとなっています。 特に注目すべきは、チビッコ忍者道場です。道場では、忍者になりきって石垣をよじ登ったり、刀を使って壁を登った...»
彦根城の北側の内堀に面した、広大な敷地面積を誇る回遊式庭園として知られる大名庭園です。 彦根城の天守閣や茂った木々が背景に広がり、大きな池に突き出る臨池閣や築山にある鳳翔台などがあります。鳳翔台は彦根藩の賓客をもてなすための客殿で、古風な雰囲気の建物です。 庭園内には巧みに樹木や岩石、池が配置されており、中国の湖南省洞庭湖の瀟湘八景や近江八景の竹生島や沖の白石などが再現されています。 玄宮園からは彦根城の天守閣を望むことができ、、初夏には池に浮かぶ蓮や菖蒲の花が咲き、花の香りが庭園を包みます。春には桜、秋(11月中旬から12月上旬)には紅葉と様々な色彩が楽しめます。 鳳翔台では抹茶を楽...»
彦根藩の政庁であった表御殿を復元した歴史博物館です。展示品には井伊家に伝わる甲冑、刀剣、能道具、茶道具、調度品、古文書など約4万5千点の美術工芸品や歴史資料が含まれています。 表御殿は彦根藩主の政務や生活を行う場所であり、その空間が復元されています。博物館内では、表御殿で使用された家具や調度品、武具などが展示されており、当時の生活の様子を垣間見ることができます。 また、博物館には能舞台もあり、能や狂言の公演が行われています。能舞台も彦根城の遺構の一部を再現しており、歴史的な舞台での公演を楽しむことができます。 彦根城博物館は美術品や歴史資料など約2万点の展示を行う歴史博物館です。 ...»
彦根城のお堀に架かる京橋から始まる街並みで、江戸時代の城下町を思わせる白壁やいぶし瓦、黒格子が特徴的な町屋風の建物が立ち並んでいます。 和菓子屋や洋菓子屋、近江牛を使ったメニューを提供する飲食店や彦根の工芸品を扱う物産店など、地元ならではの商品を扱うお店が多くが軒を連ねています。 「OLD NEW TOWN」というテーマのもと、江戸時代の趣を残しつつも新しい建物が建てられ、彦根城観光や地元の人々にとって、魅力的なスポットとなっています。...»
大正時代の町並みを再現した商店街で、大正ロマンが漂う街並みで食事や買い物を楽しむことができます。 モダンな外観の建物や広場に設置されたガス燈、モニュメントなどがあり、新しくて懐かしい雰囲気を感じることができる街です。 また、世界初の音の街づくりとして、ひこね街なかプラザのスタジオと街中に配置された40個以上のスピーカーからは、脳にやさしい音が流れます。 かつての彦根市場商店街が前身で、公設市場をルーツに持ち、かつては「彦根の台所」として県下でも最も賑わう商店街の一つでした。 しかし、城下町の特徴である曲がりくねった道や袋小路が都市基盤施設の整備を妨げ、次第に活気を失っていきました。そこ...»
江戸時代から明治時代の和風建築が連続して残る情緒豊かな町並みを特徴とし、美術館、ギャラリー、ガラス工房などの文化施設、レストラン、カフェなどが集まる、伝統的な建造物を活かした魅力的なエリアです。 黒漆喰の和風建築で知られる「黒壁1號館」から「30號館」までの建物が連なっており、一般的には「札の辻」と呼ばれる北国街道と大手門通り(美濃谷汲街道)の交差点周辺を中心に紹介されています。この場所は江戸時代に高札が立てられた場所でした。 さらに、日本最大のガラス芸術の展示エリアとしても知られており、明治時代から愛されてきた黒壁銀行を改装した日本最大のガラス芸術のアートギャラリー「黒壁ガラス館」をはじ...»
黒壁スクエアに位置する、ガラスのアートギャラリーです。建物は1900年に建てられた国立第百三十銀行長浜支店を利用しており、木造の土蔵造りが特徴です。その黒い壁から「黒壁銀行」と親しまれました。 1989年に「黒壁ガラス館」として再生され、国内外の様々なガラス製品を取り扱っています。 食卓を彩るテーブルウェアやグラス、食器からアクセサリーやミニチュアガラスまで、四季を楽しむための鮮やかなインテリアが揃っています。 また、機能性の高いワイングラスやビアグラスなども取り揃えられています。作家ごとに個性が異なるガラス作品は、まるで美術館でショッピングを楽しんでいるような感覚になります。 1階で...»
日本初のフィギュア専門の展示博物館です。世界的に有名なフィギュアメーカーである海洋堂が40年以上にわたって制作した4,000点以上のフィギュアが展示されています。 恐竜や動物フィギュア、ネイチャー、ヒーローやロボットをかたどったフィギュア、等身大フィギュアやジオラマなど、夢あふれる世界を展開します。 懐かしいものから最新のフィギュアまで、親子で楽しめるフィギュアがたくさん展示されています。人気アニメのキャラクターフィギュアや歴史的な人物、ティラノサウルスなども一堂に集まっています。 小さな食玩フィギュアたちを使ってジオラマ展開し、箱の中の世界をドラマティックに表現する試みが行われています...»
老舗の和菓子店「たねや」とバームクーヘンで有名な洋菓子店「クラブハリエ」のフラッグシップ店です。 約3万5000坪の広大な敷地で、美しい自然に囲まれた環境の中にある緑に覆われた建物は、まるで童話に出てきそうな雰囲気が漂っています。 弧を描く回廊や散策路があり、豊かな緑を楽しみながら散策することができます。建築デザインは建築史家の藤森照信が手がけており、独創的な空気感がテーマパークのようで楽しい雰囲気です。 草屋根の建物の美しいメインショップが中心で、右手にクラブハリエ、左手にたねやのショップがあります。 さらに、新店舗の「バームファクトリー」や「カステラショップ&カフェ」、「ギフトショ...»
比叡山や比良山を望み、美しい自然に囲まれた琵琶湖のほとり、近江・守山の地に位置する、自然と建築物が調和したモダンでクールな雰囲気をした美術館。 美しい風景が広がる美術館には、日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂吉左衞門といった、日本美術界を代表する3人の巨匠の作品を中心に展示されています。 平山郁夫の作品は素描やスケッチを含めると350点以上あり、日本最大級のコレクションとなっています。展示は季節ごとのテーマや特別展示などで行われ、豊富な作品を紹介しています。 また、美術館の収蔵品としては国宝の梵鐘もあります。 美術館の敷地の大部分は水庭であり、切妻屋根の展示館は水の上に浮...»
滋賀県の最高峰である伊吹山(標高1377m)の9合目までを登る全長17kmの観光有料道路です。 名神高速道路の関ケ原ICから国道365号を約3km進んだ伊吹山口交差点から入口があります。ここから南斜面を伊吹山の山頂に近いスカイテラス駐車場(標高1260m)まで上ります。 全長は約17kmで、通り抜けはできません。山頂駐車場には約600台の駐車スペースがあり、レストハウス「スカイテラス伊吹山」や恋慕観音像があります。 伊吹山ドライブウェイでは、四季折々の高山植物や紅葉などの草花を楽しむだけでなく、滋賀県と岐阜県を一望できる大パノラマの景色を楽しむために多くの人々が訪れています。 路線状況...»
皇紀2600年を記念して1940年に建立された、日本で最初の時計である漏刻を採用した天智天皇を祀る神社です。 社殿は近江造りや昭和造りと呼ばれる新しい様式であり、近代神社建築の代表的なものとして国の登録文化財に指定されています。 境内の敷地面積は約6万坪(20万㎡)であり、殿や内外拝殿を回廊が取り囲んでいます。鮮やかな朱色の楼門が目印で、荘厳な雰囲気を醸し出しています。 天智天皇の古都である近江大津宮跡に位置しており、近江神宮の創建は1940年で、神社としての歴史は比較的新しいですが、滋賀県・近江国の発展は大津宮を首都としたことから始まったとされ、湖国では古くから天智天皇への崇敬が篤く、...»
標高1,100m、山頂駅まで約5分。絶景を楽しみながら優雅に空中散歩。秒速12m、日本最速を誇るロープウェイ。 キャビンは121人乗りで広々。 麓からロープウェイで約5分。琵琶湖をパノラマで望む山頂には、世界中からお客様が訪れるびわ湖テラスや、大人から子供まで楽しめるアクティビティ、眼下に琵琶湖を見下ろし自然を満喫できる高原エリアが広がります。冬は都市近郊の本格的スキーリゾートとして、ビギナーからエキスパートまで楽しめる多彩なフィールドとなります。大きな寒暖差が生む独特な気候は神々しい雲海を生み出すことも。 びわこバレイの水仙標高1,174mの蓬莱山のふもとの斜面に約30万球のスイセンが...»
琵琶湖に近い近江八幡市で楽しむことができる魅力的な観光体験です。この地は古くからの町並みが残り、近江商人の発祥地として知られています。 水郷めぐりでは、自然に囲まれた美しい水辺を屋形船に乗って巡ることができます。手こぎ船やエンジン船、貸切船や定期船など、様々な船を選ぶことができます。 近江八幡市の起源は、関白・豊臣秀吉が甥の豊臣秀次に命じて、廃城となった安土城に変わり近江の国支配の中心地として築かせた八幡山城に始まります。 豊臣秀次は琵琶湖を行き来する船を八幡堀と呼ばれる城の内堀(琵琶湖と市街地を連結するために造られた人口の水路)に引き入れ、近江国の経済の中心地としました。その後、この地...»
琵琶湖の遊覧を楽しめる様々なコースがあります。最上階のスカイデッキから眺める湖上のパノラマは陸では味わえない迫力です。おいしい食事や楽しいイベントと共に琵琶湖の魅力を満喫できます。...»
安土城は、織田信長が天正4年(1576年)に命じて約3年かけて完成させた城です。現在は、石垣のみが残っており、特別史跡に指定されています。 標高約200メートルの安土山の頂上に位置し、400年以上経った今でも石垣や礎石が当時を偲ばせてくれます。 安土城は、織田信長が日本で最初に建造した五層七重の天主閣を持つ城でした。安土・桃山時代の幕開けとして、1576年から約3年かけて築かれました。しかし、本能寺の変の後、織田信長が倒れると城下町と共に焼失し、わずか3年で名だたる城は灰と化しました。 安土山の南側には堀が巡り、当時の名残を残しています。天主跡と本丸跡には礎石が残り、また二の丸跡には豊臣...»
安土城跡をはじめとする歴史公園「近江風土記の丘」の中心的な施設で、弥生時代や古墳時代、中世城郭の築造や織田信長に焦点を当てた展示がされ、歴史を学びながら楽しむことができます。 歴史公園「近江風土記の丘」では、特別史跡である安土城跡や史跡大中の湖南遺跡、史跡瓢箪山古墳、史跡観音寺城跡などを通じて、近江の歴史に触れることができます。 第1常設展示室では、「考古」をテーマに弥生時代や古墳時代の近江の様子にタイムスリップします。滋賀県内の古代遺跡を紹介し、出土品を展示しています。 弥生時代のコーナーでは、大中の湖遺跡や大岩山遺跡から出土した農耕具や銅鐸などの実物資料を通じて、当時の生活や自然環境...»
幻の安土城の原寸大の復元天守(5階と6階の部分)を展示しており、狩野永徳による金碧障壁画や10万枚の金箔を使用した華やかな外壁、金の鯱が乗った大屋根など、優雅な安土城が忠実に復元されています。 200インチの大画面でCGを使い、安土城や城下町の再現映像も楽しめます。 安土城の天主は、1579年に織田信長によって建築された世界で初めての木造高層建築であり、その華やかな姿はキリスト教宣教師たちも絶賛したと言われています。 しかし、1582年の本能寺の変により安土城は焼失し、その姿は長らく失われていました。 焼失から400年以上経った1992年に開催されたスペイン・セビリア万博の日本館のメイ...»
巨石の上に建つ国宝の古寺であり、毎年桜や紅葉のシーズンには大勢の人々で賑わいます。 瀬田川を一望する石山寺は、他に類を見ない寺院で、全体が巨大な硅灰石の岩盤の上に建っています(硅灰石は天然記念物に指定されています)。石山寺の名前もその由来にちなんでいます。 創建は古く、天平19年(747年)の奈良時代後期に遡ります。聖武天皇の勅願によって開基された石山寺は、東寺 真言宗 大本山であり、西国三十三所観音霊場の第十三番札所です。 平安時代には貴族や皇族の間で石山詣が流行し、紫式部が『源氏物語』の構想の着想を得たとも言われています。 『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場し...»
琵琶湖の北部の沖合に浮かぶ神秘的な信仰の島です。古くから浅井姫命が鎮座し、水神として崇められ、船の安全な航路を守る神として信仰を集めてきました。 今でも竹生島は日本三大弁才天のひとつである「大弁才天」を祀る宝厳寺や、都久夫須麻神社(竹生島神社)があり、琵琶湖に浮かぶ関西有数のパワースポットとして、多くの人々が訪れています。 竹生島は琵琶湖で二番目に大きい島で、周囲は約2kmです。小島ですが、島自体は巨大な一枚の花崗岩でできています。 島の名前は「斎く(いつく)島」から派生し、「いつくしま」が「つくぶすま」と変化し、「ちくぶしま」となりました。 また、漢字の「竹生島」は、島の形が雅楽など...»
竹生島の宝厳寺は、本尊は大弁財天で、江ノ島や宮島と並ぶ「日本三弁才天」の一つであり、最も古い歴史を持つ弁才天です。西国三十三観音霊場の30番目の札所です。 宝厳寺の本堂は、急な165段の石段を登った頂上に位置しています。階段は「祈りの階段」と呼ばれ、巡礼者が祈りながら歩いた場所とされています。頂上からは、雄大な琵琶湖の絶景が広がります。 本堂では大弁才天が祀られています。大弁才天は秘仏であり、通常は非公開です。ただし、60年に1度公開され、次回の開帳は2037年です。 宝厳寺の舟廊下は、都久夫須麻神社から続いており、豊臣秀吉の御座船を利用して建てられました。この舟廊下は国の重要文化財に指...»
都久夫須麻神社は、琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座する神社です。竹生島神社とも呼ばれており、神体は竹生島そのものです。 祭神については複数の説がありますが、市杵島比売命(弁財天)、宇賀福神、龍神、そして浅井比売命の4柱が祭られています。浅井比売命は浅井氏の氏神であり、琵琶湖の湖水を統べる神とされています。 滋賀県神社庁や長浜市の記述によれば、都久夫須麻神社の祭神は、市杵島比売命(宗像三女神の一柱)と宇賀福神(宇賀弁才天の別名)の2柱とされています。 また、浅井比売命(産土神)と龍神(八大龍王の一尊である黒龍)を祀る黒龍堂もあります。 450年前には豊臣秀頼の寄進により、片桐且元を普請奉行とし...»
花噴水は世界最大級の長さを誇り、美しい琵琶湖を背景に10階建てビルに匹敵する高さ最大40メートルまで水を噴き上げます。 びわ湖観光の玄関口である大津港沖合の防波堤上にあり、全長約440メートルで世界最大級の噴水です。放射噴水や直上噴水など様々な形に変化しながら最高40メートルの高さまで噴き上がります。 昼は涼しげな風景を、夜はグリーン、オレンジ、クリアの3色にライトアップされ、幻想的な風景を演出します。デートスポットとしても人気で、びわ湖の観光名所の一つです。 噴水は限られた時間にしか上がらないので、訪れる際は滋賀県のホームページで営業時間を確認してください。 ...»
琵琶湖の最北部、国道8号の塩津バイパス沿いに位置する道の駅で、美味しい郷土料理や地元の特産品を楽しむことができます。 この地域は琵琶湖の最北部に位置し、奥琵琶湖とも呼ばれ、四季折々の美しい自然が広がり、新鮮な水産物を堪能することができます。 名前の「あぢかま」は、塩津地域の枕言葉で、琵琶湖で冬を越す鴨に由来しています。 道の駅内の食事処では、鮒寿し茶漬けや鴨そば、でっちようかん、琵琶ますの煮付け、鯖一本寿など、さまざまな郷土料理が提供されています。 また、道の駅では町内で収穫された農林水産物や地元で加工された商品を取り扱っており、自慢の特産品を販売しています。 人気の商品には、鴨そば...»
創建は約2000年前で、近江最古の歴史を持つ神社とされています。 祭神は猿田彦命(サルタヒコノカミ)または新羅神とされる白鬚明神を祀っており、全国にある白髭神社の総本社とされています。 広く「白鬚さん」や「明神さん」と親しまれており、近江最古の大社であり、琵琶湖畔に朱塗りの大鳥居が浮かび、背景には沖島が広がっているため、「近江の厳島」とも称されています。 2000年以上の歴史を誇り、現在の本殿は豊臣秀吉の遺命により、豊臣秀吉の子である豊臣秀頼が片桐且元(かたぎりかつもと)を奉行として1603年に造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。 本殿は明解な平面を持ち、明治時代に拝殿...»
昔から東海道の草津宿に面して鎮座していたため、交通安全や厄除けの神として広く信仰を集めている、1200年以上の歴史を持つ神社です。 境内には、県内で最も古い石造りの追分道標が立っており、その建立は延宝8年(1680年)11月にさかのぼります。 また、神社の中にはウラジロガシと呼ばれる神木があります。この巨大な木は推定樹齢400年で、厳かな存在感を放っています。 厄除けや開運、交通安全、家庭の安全、商売繁盛、安産祈願、初宮詣りなど、さまざまな祈祷が事前予約で受けられます。また、地鎮祭などの外祭や祈願も承っています。 創建 伝承によれば、767年に武甕槌命が鹿島神宮から春日神社への勧請の...»
琵琶湖の柳が湖畔に広がる親水公園です。メイン施設として湖を一望できる場所にびわ湖大津館があります。 びわ湖大津館は、1934年に琵琶湖ホテルとして建設された近代建築です。東京歌舞伎座などでも知られる建築家の岡田信一郎が設計を手掛け、岡田捷五郎が引き継いで完成させました。 美しい建物は「湖国の迎賓館」として、と称され、昭和天皇やヘレン・ケラー、ジョン・ウェインなどの多くの著名人が滞在し、滋賀県でも最高の格式を誇っていました。 1998年に琵琶湖ホテルが移転した後、大津市が敷地と建物を修復して、琵琶湖を望むレストラン、カフェ、多目的ホール、ギャラリー、貸会議室、琵琶湖ホテル博物館などを備えた...»
琵琶湖の柳が湖畔に広がる親水公園・崎湖畔公園に整備された、西洋式回遊庭園(イングリッシュガーデン)です。 約6,000平方メートルの広大な庭園では、バラ約100種類2,000株をはじめ、四季折々のハーブや花々が鮮やかに咲き誇ります。 英国園芸研究家であるケイ山田さんが基本デザインを手掛けました。グラベルガーデン、ボーダーガーデン、そしてイングリッシュ・ランドスケープガーデンの3つのエリアで構成され、2万株の花や草木が美しく植えられています。 小砂利で作られたグラベルエリアに可憐な花々やハーブが植え込まれています。散策路や塀に沿って広がるボーダーガーデンでは、奥へ進むほどに背の高い植物が立...»
信楽町の郊外に位置し、自然豊かな山間に「桃源郷」をイメージして建てられた美術館。「自然と建物の美術品」「伝統と現代」「東洋と西洋」の融合をテーマに、道に迷った漁夫が仙境の楽園―桃源郷を見つけ出すという、陶淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。 設計は、フランスのパリ・ルーヴル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館などで世界的に知られるI.M.ペイです。 建物の8割が地下に埋められており、美しい自然環境を保護しながら造られ、周囲の自然景観への配慮がされています。 レセプション棟からは桜並木を通り、トンネルをくぐり、その先には吊り橋を渡って展示...»
全国各地にある3,800余りの「山王さん」の総本宮で、古事記にも登場する古社。広大な境内には国宝の東本宮・西本宮の本殿をはじめ、21社が祀られており、日本最古の石橋といわれる日吉三橋など重要文化財も多くあります。湖国屈指の紅葉の名所であり、春の「山王祭」は湖国三大祭のひとつで見応えがあります。【創建年代】不詳 日吉大社東本宮本殿織田信長による焼き討ち後、文禄四年(1595年)に再建され、西本宮本殿と並び日吉造(聖帝造)の代表作。東西両本殿には、舟肘木、背面廻縁の形態、窓の位置などに若干の相違がみられます。【建築年代1】1595年 日吉大社西本宮本殿織田信長による焼き討ち後、天正14年(15...»
平安時代に比叡山の恵心僧都源信が、湖上安全と衆生済度を祈願し自ら一千体の阿弥陀仏を刻んで建立したとされています。近江八景「堅田の落雁」でも名高く、湖中に浮かぶお堂の景観の素晴らしさは、芭蕉をはじめ多くの人々に愛されてきました。【創建年代】995~999年...»
昭和58年に復元された白壁の長浜城の内部が、歴史博物館として公開されている。湖北、長浜の歴史と文化を展示し、曳山まつりなどを、ビデオで再現している。5階のパノラマ展望台からの眺めは、琵琶湖と市内が一望できてすばらしい。...»
「湖と人間」をテーマに数百万年にわたる琵琶湖の歴史や湖と人との関わりを、見て、触って、体験できる感動いっぱいの博物館です。日本最大級の淡水魚類展示もあります。 琵琶湖博物館内の水族展示室は、琵琶湖を中心とした日本の淡水の生き物、および世界の代表的な湖の魚類の展示を行っています。ビワコオオナマズなどの琵琶湖固有種や、淡水展示では日本最大のトンネル水槽などが見所です。...»
祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命。延命・縁結びの神として全国に信者が多い。古文書類が残る。行事は有名。伊勢神宮の親神様をお祀りしていることから「親子神様詣り」。【創建年代】1467年~1568年 多賀大社奥書院庭園秀吉が修復した奥書院は焼失してしまったが、室町時代の様式をとどめた名園が残る。石の反り橋は珍しい。...»
甲賀五十三家の一つ。外観は平屋建で内部は三階建。忍者グッズも販売している。...»
さくらんぼ・ブルーベリー・ぶどう狩り・栗拾い・いも堀り・リンゴ狩りができる果樹園。レストラン、産直販売所も併設している。 ...»
聖徳太子の創建とされる天台真盛宗総本山で、良源や源信が修業道場としたといわれています。その後、真盛上人が入寺して以来、戒律・念仏の道場となり、現在に至るまで絶えることなく念仏が唱え続けられています。境内には総欅造の本堂や伏見桃山城の旧殿を移築した客殿、それぞれ趣の異なる4つの庭園などがあり、信長の比叡山焼き討ちで焼失した後、明智光秀が復興に手を尽くしたことから明智一族の墓があります。【創建年代】618年 ## 西教寺(さいきょうじ) ### 概要 西教寺は、聖徳太子の創建とされる天台真盛宗総本山で、良源や源信が修業したと伝えられています。真盛上人が入寺して以来、戒律・念仏の道場として...»
日牟禮八幡宮は、滋賀県近江八幡市宮内町にある歴史ある神社で、近江八幡市の市名の由来ともなった重要な神社です。古くから近江商人の信仰を集めており、ここで開催される二大火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」は、国の選択無形民俗文化財に指定されています。また、境内地は「八幡伝統的建造物群保存地区」の構成要素としても位置づけられています。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。 歴史 創建 日牟禮八幡宮の創建は、成務天皇元年(131年)に遡ります。当時、成務天皇が高穴穂の宮に即位した際、武内宿禰に命じてこの地に大嶋大神(大国主神)を祀ったのが草創とされています。その後、応神天皇6年...»
ハスやスイレンを中心に2,000種類を超える植物が園内を彩る。四季を通じて楽しめる植物公園。とりわけ、色とりどりの水生植物が咲き誇る夏は美しい。日本でも最大級のスケールのハスの群生地が隣接。イベント毎月開催。 日本国内で唯一、サラノキ(沙羅双樹)の花が咲くほか、ムユウジュ(無憂樹)、インドボダイジュ(菩提樹)、仏教三大聖樹も揃う。 ## 概要 草津市立水生植物公園みずの森(くさつしりつすいせいしょくぶつこうえんみずのもり)は、滋賀県草津市の烏丸半島にある植物園です。1996年(平成8年)に「植物と人、水と人のふれあい」をテーマに開園しました。総面積は約3.7 haで、日本有数のハスの群生地の...»
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭神とする近江国の一の宮。源頼朝が平家に捕らえられて伊豆に流される途中に源氏再興を祈願し、その願いが叶って以来、武運出世の神として信仰を集めています。また、境内の大野神社は縁結びのご利益があるといわれています。毎年8月17日には、大津三大祭のひとつである水上祭「船幸祭」が催されます。【創建年代】平安時代755年 ## 概要 建部大社(たけべたいしゃ)は、滋賀県大津市神領にある神社です。近江国一宮で、旧称は「建部神社」。現在は神社本庁の別表神社で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭神としています。 ## 歴史 社伝によると、日本武尊の妃・布多遅比売命が御子・...»
琵琶湖から流れる瀬田川のほとりに広がる湖国・大津市大石龍門の丘陵地に、自然の美しい景観を活かした和菓子づくりの場、寿長生の郷があります。 六万三千坪の広大な敷地内には桜や梅、牡丹、椿、紫陽花、櫟、栗、赤松、柚子などが植えられ、自然の谷川や山林を利用した道が広がり、四季折々に日本の美しい色彩を楽しむことができます。 入り口の「長屋門」をくぐると、和菓子の名店「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」の数寄屋造りの本社と和菓子工房があります。 庭園には豊かな緑や池、小川が配置されたお茶席があり、茶室「清閑居」では、手作りの和菓子とお茶を楽しむことができます。 散策道には数十万株の野の草花が広...»
“鮎家のあゆ巻”は、自然豊かな北海道東部の海域で取れた、広幅で肉厚な昆布を使用して作られている。香り高い国産の大アユを、優しく包み込む幅広の昆布の旨みが、素材のおいしさをいっそう引き立てる。やわらかいのにしっかりとした歯応えを感じさせ、昆布の風味とともに口の中でとろけるような柔らかさを楽しめる。鮎の風味を最大限に楽しむために、国産の鮎を内臓を取り除かずに丸ごと使用。地域の豊かな山と海の恵みから厳選され、味わいを極めた鮎家の巻物は、他の調理にアレンジしても新たな味わいが楽しめ、煮物、蒸し物、フライ、サラダ、パスタなどに用いてもおいしい。...»
滋賀県長浜市で明治時代から食べられている料理で、しいたけ、湯葉、麩、かまぼこ等の具を、出汁汁と土しょうがで煮詰めたあとに、片栗粉や葛粉でとろみをつけた「あんかけ」をうどんにかけたものが”のっぺいうどん”。あんかけでとろみが付いたつゆは、麺によく絡み、心地よい食感が味わえるだけでなく、冷めにくく、最後まで温かいままで食べられる上に、しょうがが体を芯から温めてくれるので、寒い季節に食べたくなる料理だ。...»
琵琶湖に大型のフナ、主にニゴロブナのメスの卵巣以外の内臓を取り除き、そこへ塩を詰めて3ヶ月ほど重しをのせて漬け込んだもの。その後フナを取り出してよく洗い、飯に塩を混ぜたものを詰め再度数ヶ月、長いものだと2年程漬け込んでから食す。一般的にはフナのみを食べるが地元ではペースト状のご飯ごと食べる人も多い。発酵食品であるため、独特の匂いから敬遠する人も多いが、反面熱狂的な愛好家も多数存在する。近年では原料となるニゴロブナの漁獲高が減っているため、値段の高騰化が問題となっている。 なれずしは、昔からの伝統的な寿司で、塩漬けした魚と米を漬け込んで発酵させる料理です。「なれずし」とは、「馴れる、熟れる」か...»
縄文時代より食文化を支えてきた淡水魚の宝庫である滋賀県琵琶湖。「じゅんじゅん」とは湖北地方に伝わるすき焼きのこと。食材を煮込む音が「じゅんじゅん」と聞こえたことに由来する。なまずや鯉、いさざなど琵琶湖でとれる魚を使用するが、代表的なのはうなぎのじゅんじゅん。すき焼きの割下よりもあっさりとした出汁でたっぷりのごぼうやねぎ、豆腐と煮込む。ごぼうが余分な脂を吸い、とろけるような舌触りのうなぎをさっぱりと味わえる。湖北地域で提供され、地産の鴨や近江牛を使ったじゅんじゅんもある。 旬 9月 10月 11月 12月 1月 2月 「じゅんじゅん」とは、すき焼き風に味付けされた鍋料理の一種で、牛肉や鶏肉、...»
彦根の「麺類をかべ」が発祥となって滋賀県全域に広がり、滋賀県のB級グルメの一つとして名前があがるようになってきた近江ちゃんぽん。鰹節・昆布だしベースの和風スープのちゃんぽんで、中華麺を使用。野菜がたっぷりなのが特徴ですが、長崎ちゃんぽんとちがって野菜は炒めないで投入するなどの特徴があります。途中でスープに酢を入れて味に変化を加えるのが定番の食べ方です。...»
琵琶湖でとれるアユは、あまり大きくならないため、コアユと呼ばれている。コアユは骨が柔らかいので、佃煮や天ぷら、南蛮漬けにすれば、小さな子供でも丸ごと食べられる。また、カルシウムをはじめ、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれている。コアユの一番お手軽で美味しい料理は、やはりシンプルに揚げた天ぷら。そして作った天ぷらが残ったら、次の日には少し塩を濃くしたり、醤油と砂糖でさっと煮れば、弁当のおかずにも最適である。...»
特定外来種に指定されており、琵琶湖の生態系を脅かす存在として邪魔者扱いばかりされている”ブラックバス”。この魚をおいしく食べられないかと考案されたアイデア料理が”沖島よそものコロッケ”。冷めても臭みが残らないようにと、ブラックバスをハーブとバターで炒めたあと、おから入りの特製クリームソースで和えてから揚げるという工夫が取り入れられている。ひと口サイズのコロッケは、衣がさくっと香ばしく、旨みたっぷりでとろ~りとした具もコクがあると評判。「食べれば食べるほど琵琶湖が喜ぶ」コロッケを試して欲しい。...»
「学生の為に安くて美味しいものを!」というコンセプトのもとに昭和30年代に誕生した、やきそばを焼いただけというシンプルな1品。ラードで炒められたそばは甘みがアップし、表面のところどころにあるカリカリとした香ばしさと、中味のもっちりとした食感の両方が楽しめる。そばの他に使用されているのは、もやしとねぎ、味付けは塩のみ。そこに、ウスターソースやこしょう、しょうゆなどを用いて、自分好みに味付けをして食べる。...»
全国的に見ても珍しい赤いこんにゃく。滋賀県の近江八幡では、この赤いこんにゃくが普段の食卓にのぼる。なぜ赤いのか。正確な資料は残されていないが織田信長の派手好きが昂じてこんにゃくを赤くするようになったとか、奇抜なアイデアで成功した近江商人が全国を行商してゆくなかで“赤いこんにゃく”なるものを考案したなど、その起源には諸説あるようだ。この赤色を作り出しているのは三二酸化鉄という食品添加物で、食物繊維を豊富に含んでいるほか、カルシウムも豊富に含んでいる。だしで煮付けにしたり、味噌をのせて田楽などにして食べると美味しい。...»
高島市伝統の鶏肉料理“とんちゃん”は、みそで甘辛く味付けした鶏肉料理で、秘伝のタレに鶏肉を漬け込んで作られる。とんちゃんは、店や家庭で市民に愛されている。焼いてそのまま食べてももちろん旨いが、地元産の近江米との相性は格別。“高島とんちゃん丼”は、白米にとんちゃんを乗せただけ、というシンプルなメニューながらも、素材の味が光る。コラーゲンたっぷりの鶏肉は、お肌プルプルの美容効果も期待できることから、女性からの人気も高い。食べて美味しい、お肌に嬉しい、一杯で二度楽しめる、高島の名物だ。...»
滋賀県長浜の名物ともいわれる「鳥喜多」の”親子丼”。ぷりぷりの鶏肉を半熟卵でとじてご飯にのせ、仕上げに生卵をのせるという変わったスタイルの親子丼で、出汁の味、ご飯、鶏肉、生卵の絡みが絶妙な味わいになっていてクセになると、口コミなどで評判が広がり、現在では長蛇の列が出来る人気店にまでなっている。生卵の黄身が苦手な人には、一度煮込んでから出してくれるというサービスもあるので、長浜に立ち寄った際には、ぜひ食べてみて欲しい。...»
プリプリの近江牛ホルモンとキャベツを、もちもちのうどんと一緒に炒め、ソースで味付けした焼うどん。ホルモンから出た濃厚な脂汁が抜群の旨みとなって、シンプルながらも食べ応えのある仕上がり。うどんの上には、近江地鶏卵を使った半熟目玉焼きがのせられており、最初は目玉焼きを壊さないように食べて、途中から目玉焼きを潰しながら麺に絡めて食べれば、2種類の味が楽しめる。近江牛ホルモンはコラーゲンもたっぷりで美容にも良いといわれている。...»
若者達のキャンプやバーベキューで人気がある高島のB級グルメが“高島とんちゃん焼き”。「とんちゃん」は豚肉ではなく、高島市では味付けの 鶏肉(かしわ)のことを「とんちゃん」と呼んで親しまれている。とんちゃん焼きは、若鶏のモモ肉を食べやすくひと口サイズに切り、しょうゆとにんにく等をあわせたタレに漬けこんでおいたものを、玉ねぎ、にんじん、キャベツ等の、好みの野菜と一緒に焼き上げるものだ。栄養もボリュームも満点で、最後に細いうどんを入れて締めるのも特徴。肉や野菜の旨みをうどんの麺が吸収し、旨みを余すことなく最後まで楽しむことができる。...»
江戸時代、東海道石部宿の庶民に親しまれた伝統食が”いもつぶし”。年貢や売り物にならないくず米と里いもを一緒に炊き、潰して丸めたものに味噌をつけて焼き上げたものが原型といわれている。その“いもつぶし”の生地の中に近江牛や地元野菜を使った“近江牛味噌そぼろ”を入れて、現代風にアレンジしたものが復活版・いもつぶしだ。具材を挟んで焼き上げれば、程よい焦げ目とふんわりと優しい味噌の香りが漂う。外はパリッと中はモチッとした食感で、素朴な味わいが現代の人にも親しまれている。...»
コイ科の”ホンモロコ”は、体長10センチほどの琵琶湖に生息する魚だ。春の産卵期には群れをなして接岸することから、かつてはホンモロコをねらった釣り人の竿が湖岸に並び、その景色が春の風物詩となっていた。近年では漁獲が減少し、 資源回復を図るため、仔稚魚の大量放流や、ブラックバスなどの外来種の駆除が県によって取り組まれている。淡泊な味で骨がやわらかいため、つくだ煮や天ぷら、南蛮漬け、昆布巻きなど幅広い料理法で楽しめる。旬は冬期で、炭火で焼き、しょうがじょうゆに浸して食べる”素焼き”でその味を堪能したい。 旬 2月 3月 4月 ...»
琵琶湖には、サケ科の固有種である「ビワマス」が生息している。10月中旬~11月下旬に琵琶湖北部を中心とする生まれた川に遡上し、産卵を行う。大きいものでは60センチほどに成長するビワマスは、刺身にすると鮮やかなサーモンピンクの身にトロにも負けない上質な脂がのって、口の中でとろける味わい。また、塩焼き、ムニエルにしても、炊き込みご飯にしても、美味しくいただける。ただし、流通量が極端に少ないため、一部の料亭などでしか食べることができない。...»
鮎というと川というイメージをお持ちだと思うが、ほとんどの清流の鮎は、天然あるいは養殖のものを放流したものなのをご存知だろうか。そして放流している天然もののほとんどが琵琶湖で育ったもので、味が濃いのが特徴だ。鮎は生まれた時期によってそのまま琵琶湖にのこるものと川に上って大きく成長するものとに分かれる。琵琶湖に残ったほうは稚魚ではなく大きくならないだけで、これを小鮎と呼ぶ。醤油にたっぷりの水あめなどを加えた汁で「照り」が出るように煮るのが琵琶湖西域の独特の調理法。ご飯に合うだけでなく、酒の肴にもぴったりだ。 ...»
冬が近くなると琵琶湖に飛来してくるマガモ(アヒルや合鴨の場合もある)を、豆腐やねぎなどの野菜と一緒に煮込んで食す鍋料理。寒い冬を乗り切るマガモは脂が多くのり、しっかりとした歯ごたえと脂身の甘さが特徴。「鴨が葱を背負ってくる」ということわざの通り、カモとねぎの相性は抜群。元々は魚を取る網にかかったカモのみを食していたが、現在では冬季に限り猟が許されており、11月から3月にかけて脂がのった鴨料理を食べる事ができる。また、最近はアヒルだけでなく、マガモの飼育も積極的に行われている。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
甘辛味の焼サバは、骨を気にせずかじりつけるほどに柔らかく煮こまれて、身が口の中でほろほろと崩れて食べやすい。焼サバの煮汁はうどんのスープとしても使用されているため、サバだけが悪目立ちすることなく、コシのある細いうどんとサバがしっくりとなじんで相性抜群だ。焼サバもうどんも冷やして提供されるので、清涼感たっぷり。トッピングのねぎやかまぼこがより一層食欲をそそるから、暑い夏にぴったりのメニューだ。...»
滋賀県のブランド牛、近江牛肉の赤身肉をかたまりのまま、添加物を入れず醤油・砂糖でじっくり炊き上げた一品。贅沢な風味を楽しめる。食べ方もいろいろで、あったかご飯にのせて、お酒の肴として紅ショウガを添えて、レタスで巻いて、手巻きすし、お茶漬け、うどんに・・・。生姜風味や山椒風味の商品もある。日持ちもするので、手軽でおいしい常備食材として利用できる。お土産や贈答品にも最適。また、近江牛は、黒毛和種の和牛が滋賀県内で最も長く肥育された場合に許される呼称である。...»
琵琶湖にすんでいるアユ、ホンモロコ、ヨシノボリ(ゴリ)、イサザ、ワカサギ、スジエビ、セタシジミ等を使った佃煮(つくだに)や各種の煮物は、滋賀県の特産品。あめ煮、甘露煮、山椒煮など色々な製法があり、多種多様な佃煮、煮物がつくられ、広く親しまれている。子鮎煮、冬に生まれたばかりの鮎の稚魚である“氷魚”を使った氷魚煮、わかさぎ煮、琵琶湖固有魚のもろこ煮、いさざ煮、姫ごりとも言われる“うろり”を使ったうろり煮など季節ごとに様々な佃煮を楽しむことができる。...»
そばの発祥地ともうたわれる滋賀県において、最大の収穫量を誇るそばの名産地である多賀町では、9月末から10月のはじめになると、鮮やかなそばの白い花が町内の田んぼに広がる。これらのそばを、鈴鹿山系から湧き出す水で打って作られるのが”多賀そば”だ。減農薬等の厳しい規定が定められている「環境こだわり農産物」として作られた多賀町のそばは、豊かな風味を持ち、本来のそばの味がしっかりと味わえるものとして、近年では町おこしの一環としてもアピール活動が行われている。...»
湖東地域などでは、琵琶湖の湖面を木枯らしが吹き始める頃の11月~12月にかけて、琵琶湖湖岸に大きなハサを作る。そして、漬物にするため万木かぶなど赤かぶを干す。この赤かぶのハサ干しが湖東地域での晩秋の風物詩になっている。赤かぶの漬物は、湖東地域などでは冬の代表的な食べ物。特産品として、日野菜漬、さくら漬、菜の花漬、千枚漬、調味浅漬、壬生莱漬などがある。万木かぶは、昔から伝わるのはぬか漬けだが、最近では、軽く塩漬けしたものを甘酢につける甘酢漬けが、若い人にも食べやすく人気がある。...»
独特の香りから“香魚”と呼ばれるあゆ。その淡白にして高尚な味わいは、川魚最高のものといえる。そして、琵琶湖には川に遡上せず琵琶湖にとどまるあゆがおり、遡上する鮎に比べて大きくならないのが特徴。これを“コアユ”と呼ぶ。冬の“氷魚”と呼ばれる稚魚は釜揚げ、春に少し大きくなったコアユは佃煮、初夏の大ぶりのコアユは天麩羅が美味しい。その他、あゆ雑炊、あゆの塩焼き、一夜干など季節ごとにそれぞれのあゆを楽しむことができる。琵琶湖の“湖魚”は淡水魚だが、泥臭さは全くない。...»
滋賀県湖北地方を代表する料理で琵琶湖のマガモを使用。11月から2月にかけての冬の味覚として親しまれる。寒くなるほど身がしまり、脂がのるマガモは、弾力のある歯ごたえと鴨独特の脂の甘さ、あっさりとした味わいが特徴。浅い鍋を使い、鰹と昆布の透き通った出汁が一般的。味の決め手は、骨と軟骨をたたいて骨と血を凝縮させた「たたき」で、鴨の濃縮された旨みがにじみ出る。鴨の身はミンチを丸めただんごとスライスされたロースで異なる食感が楽しめる。「鴨ねぎ」の言葉のごとく相性のよい、たっぷりのねぎと一緒に。 すき焼き鍋でマガモ、ネギ、セリなどを煮こんだものを溶き卵にくぐらせて食べる、長浜地域の郷土料理。古くは冬場、...»
滋賀県が発祥といわれる有名な野菜・日野菜。日野菜を使った「日野菜漬」は全国的にも知られる漬物だ。塩漬け・甘酢漬け・ぬか漬けなどにされるが、現在では、甘酢漬けが多く食べられいる。切らずに漬ける「姿漬け」と、切って漬ける「切り漬け」があり、「姿漬け」は桶に入れた形が「えび」のように見えることから「えび漬け」とも呼ばれている。また、「切り漬け」は、全体が桜色になり「桜漬け」とも呼ばれるそうだ。「日野菜漬」の味と苦みが入り交じった味は独特で、ご飯や酒にもよく合う。 「日野菜漬け」は、滋賀県の伝統的な漬物で、平成10年(1998年)に滋賀県の選択無形民俗文化財として認定されました。 この漬物は、日野...»
滋賀の恵まれた環境の中で、愛情を込めて育て上げた和牛。琵琶湖を囲む澄んだ水と美しい自然、優れた技術により、長期間に渡って丹精こめて肥育する。霜降り度合いが高く、芳醇な香りと柔らかさが特徴。とろけるような美味しさは、全国から高い評価を受けている。きめの細かい肉質と繊細なサシは、見た目も美しい芸術作品。すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉のほか、しぐれ煮や味噌漬けなども絶品。近江牛の中でもとくに品質の高いものには認定書を交付。(社)日本食肉格付協会によって格付けされ、等級が高いほど高値で取引される。...»
「近江しゃも」は、滋賀県畜産技術振興センターで7年間かけて開発した高級肉用鶏。プリマスロックの雌にニューハンプシャーの雄を掛け合わせて誕生した雌の子に、軍鶏の雄を掛け合わせるという三元交配種により生まれた。軍鶏独特とも言えるしっかりした歯ごたえ、そして噛めば噛むほど旨味が増し、口いっぱいにその味が広がる贅沢な鶏肉。オススメの料理は、水炊き。鶏からでる出汁、そして鶏肉そのものの旨味と食感を存分に味わうことができる。またすき焼きや焼き鳥にしても、その味は格別。...»
市場に多く出回る夏が旬の「土用しじみ」に対し、「瀬田しじみ」は、冬場に旬を迎える種のしじみで「寒しじみ」と呼ばれる。このしじみは、琵琶湖の固有種で、純淡水。美しい黄緑色の幼貝が、次第に光沢ある褐色となり、親貝へと成長する。味にも定評があり、いい出汁がでるということで、市場でも高値がつく。 昭和40年代ごろまでは、岸辺にもたくさんのセタシジミが生息していて、水遊びを楽しむ子供たちが足で貝をつかんで持ち帰り、晩ごはんのおかずにしていました。セタシジミを材料としたみそ汁、しぐれ煮、しじみ飯等は、家庭の味として古くから親しまれてきており、琵琶湖の特産品としても広く知られています。 昭和30年代には...»
琵琶湖には、サケ科の固有種「ビワマス」が生息している。10月下旬から11月下旬にかけて河川で産卵した後、孵化した稚魚は昆虫などを餌に成長し、6月から7月頃琵琶湖にくだってくる。そして2年から4年の歳月をかけて成熟、春から夏にかけて沖合で漁獲され、大きいものでは体長60cmほどにもなる。身の色は、鮮やかなサーモンピンク、脂はトロのように、口の中でとろける上質な味わい。刺身や塩焼きで食べるのも良し、ムニエルや炊き込みご飯でも美味しくいただけます。 旬 5月 6月 7月 サケ目サケ科に属する淡水魚で、日本の琵琶湖に固有の亜種がいます。この魚は産卵期になると大雨の日に群れをなして河川を遡上...»
琵琶湖の島で人が住む珍しい沖島。地元漁師さんが釣り上げる天然のうなぎは最高級品で、沖島住民でも滅多に食べることができない。琵琶湖では天然うなぎが数が少ない上に、うなぎの養殖はされていないため、なかなか手に入らない貴重品だ。また釣れる確率も非常に低く、およそ300本で3匹ぐらいの割合と言われている。漁獲地域は沖島から北方面で、水のきれいなところに生息するうなぎであることが条件。その上質な脂と、身の引き締りが他では味わえない美味しさと評判が高い。 旬 12月 1月 2月...»
琵琶湖産あゆと言えば、「コアユ」。一部のあゆは、川を上り大きく成長するのだが、ほとんどのものは琵琶湖でそのまま生育し、あまり大きくならないため、このように呼ばれている。最盛期は、初夏。骨がやわらかく食べやすいのが特長で、お年寄りや小さな子供でも調理すれば丸ごと食べることができる。おすすめの食べ方は、佃煮や天ぷら、そして南蛮漬け。食べやすい上に、カルシウムやビタミン、ミネラルもしっかりと摂れる栄養満点メニュー、ぜひお試しを。 旬 6月 7月 8月 ...»
彦根市の特産品と言えば、「彦根なし」。樹になっている状態で十分完熟させてから収穫するこの梨は、甘みが強くみずみずしい。この品質の高さを保つために、土壌診断による土の養分管理を行っている。また光センサーを用い、糖度と熟度を測り、品質の揃ったものを出荷している。消費者に「彦根なし」にもっと親しんでもらおうということで、梨ジャムや梨を原料としたケチャップ、「ナチャップ」を開発。直売所での販売の他、周辺の飲食店でも食材として利用されている。 旬 8月 9月 10月...»
日本三大和牛に数えられ、口の中でとろける味わいが特徴の近江牛をすき焼き風に味付け、地元の近江米にたっぷりのせたお弁当です。 秘伝のつゆでじっくり煮込んだ近江牛と温泉玉子に、すき焼きに欠かせない青葱煮、焼豆腐煮、糸蒟蒻煮など脇役も勢揃い。...»
重さ5~10キロの大玉で、シャリっとする食感が特徴。連日昼ごろには完売するほど、多くの人気を集めている。1個、千~2千円前後。この「角井西瓜」は、昭和三十年代まで角井村(現東近江市愛東地区東部)のブランドとして広く知られた歴史ある地元特産品。これを復活させて地域の活性化につなげようと、農業組合法人アクティブファーム百済寺が2004年頃から栽培に取り組む。大玉でおいしい味にこだわり、毎年、地域内の新しい栽培適地を選び、収穫時期に合わせ、一つ一つの西瓜に成長記録をつけるなど丹精込めて育てる。 旬 5月 6月 7月 8月 ...»
滋賀県は、知る人ぞ知る柿の名産地で、多くの品種が栽培されている。その中の代表品種ともいえる”伊吹平核無柿”は、伊吹の裾野で栽培されている柿で、「核無し」という名の通り種がなく、豊かな甘みと日持ちの良いという長所があるため、市場で評価が高い。出荷前には、伊吹果樹組合による厳しい品質チェックがあり、一定品質外のものは市場に出回らないように、干し柿や柿チップなどへ加工されたり、地元の学校などに「干し柿セット」の教材として食育活動などに使われるということだ。 旬 9月 10月 11月 12月 ...»
大津周辺で栽培されている「比良すいか」は、糖度や形質、色合い等の品質項目に関して、一定以上の基準を満たす高品質すいかを銘打っている。高い糖度と、シャリシャリとした食感が一番の特徴で、を比良すいかは糖度が高く、シャリシャリした食感が特徴。ほとんど栽培されなくなり衰退した時期もあったが、近年、大津地域の町民が生産組合を設立し、夏限定の目玉商品として復活させ、知名度の向上と特産としてのブランド化を図っている。 旬 7月 8月 ...»
「近江米」とは、滋賀県内で生産される”うるち米”、”酒米”、”もち米”を総称したもの。日本一の琵琶湖を大切にしながら、土づくりを基本に、品質と食味を重視し、周辺環境にも優しい「安全・安心・おいしい」米づくりに取り組む。中でも滋賀県が育成した品種「秋の詩(あきのうた)」は食べやすくて、ほのかな甘みと適度な粘り気が特徴。滋賀県で育成され、滋賀県だけが生産するまさに地元の米である。その他、最高級もち米”滋賀羽二重糯”や、復活させた滋賀発祥の酒米”滋賀渡船6号”等も有名。 旬 9月 10月 11月 ...»
滋賀県の特産品「おいしがうれしが」にも登録されている植物工場産のアイスプラント。ほんのり塩味とシャキシャキの食感が絶妙。植物工場の特徴を活かして、農薬は使わず安全・安心をキーワードに地元スーパーや関西・関東のこだわり飲食店に出荷されている。栽培方法にこだわり、アイスプラントの特徴である茎の栄養価と食感を強調した作りになっている。 涼しげな見た目からも夏に食べたい野菜だが、一般的なアイスプラントは春~秋にかけて出荷がストップ。ツブリナは夏季に食べられる数少ないアイスプラントの一つ。...»
滋賀県で栽培されているねぎは、主に2ブランドある。身が太く、透き通るような白さの”信長葱”は、生産者が力強さと細やかさにこだわって栽培されたもので、甘みが強く肉厚で、葉もやわらかいので丸ごと1本食べられる。もうひとつは、滋賀の伝統野菜にもなっている”豊浦ねぎ”。生産量が少なく、県内でも知る人はあまりいないという隠れた名品で、見た目の美しさと風味の良さが特徴だ。熱を通すとやわらかくて甘くなることから、すき焼きや水炊きなどに入れるとおいしく楽しめる。 旬 11月 ...»
甲賀市土山町鮎河集落でのみで栽培される、「鮎河菜」。そのはじまりは、平安時代とも言われるほど古い歴史を持ち、他の地区では葉の色や形が変わってしまい育たないと言われている。3月中旬から4月上旬頃、市場に出回り、春の訪れを感じさせてくれる野菜のひとつ。菜の花同様、アブラナ科の野菜で、つぼみと葉の部分を食す。茎の部分は特に甘く、生でも食べられるほど。地元では、塩漬けにしたり、おひたし、炒め物にしていただく。 旬 3月 4月...»
”下田なす”は、滋賀県の南西部下田地区で明治時代以前より栽培されている野菜のひとつ。一般的ななすに比べて小ぶりで形は卵形。皮が薄く、水分豊富でやわらかな実が特徴。色はやや薄く、ガクのところはほんのりと緑がかった白。下田地区の人にとっては、普通のなすの色の濃さに違和感を感じるという話も。アクが少なく甘みがあり、生でも食べやすいことから、浅漬けやぬか漬けなど、漬け物にされることが多い。天ぷらもおすすめ。 旬 7月 8月 9月 10月...»
「菜花」は、「あぶらな」がまだ若いうちに蕾と茎、葉をつんだもの。摘んでも摘んでも脇芽が出てきてたくさん採れる「菜花」は、春の訪れを直前に控えた冬場に旬を迎える。食物繊維やビタミンC、カルシウム、鉄分などが豊富で、栄養価も高い緑黄色野菜で、緑の葉物野菜が不足しがちな冬場の栄養源として重宝される。また便秘やアンチエイジングなどの効果も期待できるということで、女性も注目の野菜だ。オススメの料理法は、和え物や炒め物。漬け物にしても美味しくいただける。 旬 3月 4月 5月 ...»
甲賀市水口町で江戸時代から栽培されている「水口かんぴょう」。歌川広重の東海道五十三次内、「水口宿(みなくちじゅく)」にも登場する貴重な野菜。手間暇かけた昔ながらの手剥きと天日乾燥で丁寧に作られている。このかんぴょうは、ふんわりとやわらかく、繊維が豊富なことから、煮物に適しており、味もよく染みこむ。代表的な料理としては、巻きずしや煮物、酢の物、和え物など。また新しい食べ方としてサラダなども登場している。...»
草津市北山田地方発祥の野菜。根の先が細く伸び、まるでねずみのしっぽのようだということからついた名前が「山田ねずみ大根」。旬は、11月下旬頃から。色白で小ぶり、きめ細やかで繊維質の少ない柔らかな歯触りがなんとも言えず上品な大根。葉の軸も柔らかく漬け物にもぴったり。その見た目と味の良さで、古くから京都の漬け物業者によく利用されている。漬け物の他、その辛みからおろしにして薬味に使われたり、味の染みこみやすさから煮物などにも向いている。 旬 11月 ...»
滋賀県発祥の野菜の中で、最も有名と言われる「日野菜」は、室町時代から伝わる由緒ある食材だ。スマートな姿と、白と紫のコントラストが美しい伝統野菜は、独特の辛みと苦味が特徴。この辛みを生かした漬け物が有名で、塩味と合わさりとても美味しいご飯にも酒の肴にもよく合う漬け物になる。現在は、甘酢漬けにしていただくのが一般的で、色が鮮やかな桜色になることから、「桜漬け」とも呼ばれている。その他、サラダや天ぷらにしても美味しくいただける。 旬 11月 ...»
滋賀県の北東部、伊吹山のふもとで、「峠のだいこん」として自家採取により古くから栽培されてきた伝統野菜。姉川の川沿いの丘陵地帯が主な産地だ。15cmから25cmほどの小型の大根で、尻づまり型をしている。最大の特徴は、茎の部分が少し紫色を帯びた美しい色をしていること。近年、独特の形や色、辛みから「まぼろしの伊吹ダイコン」として注目を浴びている。8月下旬に種をまき、10月下旬から収穫。寒さに強く、厳寒期も問題なく生育する。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
表面は赤く、中は白い万木かぶ。収穫時期は、10月下旬から12月上旬までの晩秋から冬にかけて行われる。高島市安曇川町の万木地域で昔から生産されてきた赤かぶで、秋に収穫され後、日干しにされ、甘酢漬けや糠付に加工して全国へ出荷。干すことにより、甘みが増し、名物の漬物になる。例年11月になると、真っ赤なかぶらの天日干し風景が、高島の冬の風物詩となっている。クセがなく、シャキッとした歯ざわり、まろやかな味が人気のヒミツ。 旬 10月 11月 12月 ...»
「秦荘のやまいも」は、黒くごつごつした岩のような外見と強い粘りが特徴。他のやまいもでは味わえないような粘りには、誰もが驚くほど。またあくが少なく、まろやかでありながらしっかりとした味、そしてきめ細やかな舌触りを感じることができる。このやまいもは、すりおろしてとろろ汁でいただく他、そのまま醤油や梅肉を添えて食べたり、正月には煮付けにして食べることもある。またお好み焼きに入れたり、高級和菓子の材料としても利用されている。...»
豚肉や鶏肉を使わずに、”近江牛”100%にこだわって作った滋賀ならではの贅沢な餃子。近江牛の旨さを引き出し、納得のいく味を作り出すために、8種類もの野菜を配合した具を、焼くとパリッと香ばしく仕上がる薄めの皮で包んである。一般的な餃子のタレをつけて食べてもおいしいが、味が濃厚なので塩胡椒だけで食べても十分に楽しめる。餃子作りの職人も思わず「すごい!」と唸ったといわれる味は、おつまみにはもちろん、晩御飯のメインディッシュとしても活躍するはずだ。...»
昭和12年より販売の駅売り鱒寿しの元祖。軽く握ったタイプのお寿しです。お土産にもどうぞ。...»
これまでのイメージを覆し、ふんわり食感を追求した「クラブハリエ」の”バームクーヘン”は、熟練の菓子職人が、昔ながらの手焼き製法で、一層一層、丹念に焼き上げたこだわりの逸品。表面にほどこされたフォンダン(砂糖衣)のシャリシャリ感とほどよい甘さがアクセントになった絶妙の味が楽しめる。工房と売場が一体となった「ショップ・イン・ファクトリー」の店舗では、バームクーヘンを焼き上げるパティシエの姿がガラスごしに見られ、季節の花々で彩られたガーデンが望めるカフェで、くつろぎながら焼きたての味を楽しめる。...»
丁稚羊羹の由来は、滋賀県近江八幡市によると「近江八幡から全国へ丁稚奉公に出た子供達が、帰省後に奉公先へお土産として持ち帰った」ものとされるが、丁稚でも買える安価な羊羹だったからという説もある。ちなみに丁稚とは関西言葉で小僧を意味する。その製法は、小麦粉と小豆を練ったものを竹の皮に包んで蒸し上げるというもの。独特のモチモチとした食感と、さっぱりとしたのど越し、竹皮の風味が特徴である。店舗によっては栗が入ったりもする。...»
団子の定番”みたらし団子”は、つやつやとしたあめ色の香ばしい甘辛の醤油ダレが、米の旨みと風味が凝縮されたもちもち食感の生地にしっかりと絡み、奥深い絶妙な味わいが楽しめる団子である。その発祥は諸説あるが、滋賀県の唐崎神社を発祥とうたう説もあり、昔は神社の参拝者をもてなすための茶屋が周辺に軒を連ね、そこでみたらし団子が売られ始めたという。現在も、数は減ったものの、伝統を受け継いだ店があり、昔ながらのみたらし団子が楽しめる。...»
草津市で製造販売されている和菓子、「姥が餅」はあんころ餅の一種です。かつては草津宿の茶屋で提供され、現在は本店が国道1号沿いにあります。この和菓子の特徴は、乳房の形を模したものです。 姥が餅の起源は永禄年間(1558年-1570年)に遡ります。織田信長によって滅ぼされた佐々木家義賢の曾孫が、乳母「福井との」に預けられました。乳母は曾孫の養育を目的に、東海道沿いで餅屋を開き、餅を販売しました。これが姥が餅の起源とされています。 その評判が広まり、乳母が作る餅はやがて「姥が餅」として知られ、草津宿の名物となりました。1600年には、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が当時84歳だった乳母の餅を献上...»
日本のお茶産業発祥の地と言われている滋賀県。西暦805年頃に、最澄が唐からお茶の種を持ち帰り、比叡山麓に植えたのがその始まりだといわれ、大津市の日吉大社近くには、日本で初めてのお茶の木が植えられたことを記念する碑が立てられている。大津市周辺はお茶栽培に適した風土だったため、お茶栽培は急速に広まり、甲賀郡を中心とした約762ヘクタールの茶園で”近江のお茶”が栽培されている。その中には、数々の受賞歴をもつ高級銘茶”朝宮茶”や”土山茶”、”政所茶”などの銘茶も含まれている。...»
近江牛といえば、滋賀県大津市にある近江牛の老舗専門店「松喜屋」が有名だ。明治初期の交通が極めて不便な時代に生産態勢を整え、近江牛肉のブランドを確固たるものにしたという。また、オーナーが1頭1頭を目利きして肉を厳選しているというこだわりもある。すき焼きとしゃぶしゃぶ、どちらでもおいしく食べられるよう「松喜屋」独自の厚さでスライスした肉は、ロース霜ふりのとろける様なやわらかさ、モモまたはウデのあっさりとした旨みいうように、肉の部位によってメリハリのある味わいが楽しめる。...»
琵琶湖汽船株式会社は、滋賀県大津市に本社を構え、日本最大の湖である琵琶湖において遊覧船事業を行っている企業です。京阪グループの一員として、その事業は遊覧船の運航のみならず、さまざまな関連事業にも展開しています。 琵琶湖汽船の概要 琵琶湖汽船は、日本最大の湖である琵琶湖で遊覧船を運航することを主な業務としています。さらに、滋賀県立びわ湖フローティングスクール「うみのこ」の運航受託、飲食業、そして近江大橋の有料道路料金徴収業務など、多岐にわたる業務を展開していました。 琵琶湖での水運の歴史 琵琶湖における水運の歴史は、江戸時代以前から和船によって行われていましたが、1869年(明治2年)に...»