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草津市 守山 観光ガイド

草津市 守山のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

草津市

草津市は滋賀県南東部に位置し、県庁所在地である大津市に次いで、県内で第2位の人口を有する都市です。古くから交通の要衝として栄え、多くの歴史的建造物や観光名所があります。また、自然豊かな風景や文化、特産品も数多く、訪れる人々にさまざまな魅力を提供しています。 観光名所と歴史的なスポット 草津市には多くの歴史的な名所や旧跡が点在しており、観光客に豊かな歴史を感じさせます。 名所・旧跡 主な寺院 芦浦観音寺 - 国の史跡に指定されており、歴史的価値が高い寺院です。古い建築様式や文化財が数多く保存されています。 清浄寺 - 遊女梅川の菩提寺としても知られる寺院で、歴史を感じさせる静かな...»

芦浦観音寺

芦浦観音寺は、滋賀県草津市に位置する天台宗の寺院です。山号は「大慈山(だいじさん)」であり、本尊は十一面観世音菩薩となっています。この本尊は秘仏とされ、通常は公開されていません。芦浦観音寺は、境内全体を堀で囲み、その境内は「芦浦観音寺跡」として国の史跡に指定されています。 歴史と再興 芦浦観音寺の創建は聖徳太子によるものと伝えられていますが、詳しい歴史的記録は不明です。1408年(応永15年)、歓雅(かんが)によって再興されました。この再興により、寺院の勢力は大いに発展し、特に安土桃山時代には一城主の地位が与えられ、4万石の領土を持つほどの繁栄を誇っていました。 政治力の発展 七代目住...»

印岐志呂神社

印岐志呂神社は、滋賀県草津市片岡町に鎮座する由緒ある神社で、古くから地元の人々に崇敬されています。 この神社は、自然豊かな環境の中にあり、歴史的な背景や文化財が多く保存されていることでも知られています。延喜式神名帳に記載された式内社であり、天智天皇の時代に創祀されたと伝えられています。 祭神 印岐志呂神社の主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、また国常立尊(くにのとこたちのみこと)も祀られています。 大己貴命は、国土開発や医療、農業の神として広く知られ、また国常立尊は日本の神話で最初に現れた神として、天地の秩序を司る神とされています。 歴史 印岐志呂神社は、天智天皇の時代(7世紀後...»

小槻神社

小槻神社は、滋賀県草津市青地町に位置する神社です。古代から続く格式の高い神社であり、式内社としても知られ、旧社格は郷社です。神紋は「下り藤」で、独特の風格を持っています。 神社の概要 小槻神社は、滋賀県草津市青地町にあり、地域に深く根付いた信仰の場です。周辺には志津池や青地城跡があり、歴史的背景を感じることができます。 鳥居と境内 神社の入り口には立派な鳥居があり、訪れる人々を迎えます。境内には多くの摂末社があり、参拝者がそれぞれの神々に手を合わせることができます。 祭神 小槻神社の祭神は次の2柱です。 於知別命(おちわけのみこと) 「落別命」または「祖別命」とも表記され、第1...»

立木神社

立木神社は、滋賀県草津市に位置する歴史的な神社です。東海道沿いにある草津宿に鎮座しており、厄除開運や交通安全の神社として広く信仰を集めています。旧社格は郷社です。立木神社は地域の信仰の中心として、多くの参拝者が訪れる名所となっています。 歴史的背景 創建と由来 社伝によれば、立木神社は称徳天皇の時代、神護景雲元年(767年)に創建されました。武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国(現在の茨城県)鹿島神宮から白鹿に乗って大和国(現在の奈良県)春日大社への勧請の旅の途中、この地に到着しました。武甕槌命は持っていた柿の鞭を地面に刺し「この木が生え付くならば我永く大和国三笠の山(春日大社)に鎮...»

三大神社

三大神社は、滋賀県草津市志那町にある歴史ある神社です。式内社論社としての由緒を持ち、地域の信仰を集めています。草津市内の豊かな自然に囲まれたこの神社は、古くから続く祭りや文化財でも知られています。 三大神社の概要 三大神社は草津市志那町に位置し、古くから地域の人々に信仰されてきました。主祭神として、志那津彦命(しなつひこのみこと)、志那津姫命(しなつひめのみこと)、大宅公主命(おおやけのきみぬしのみこと)が祀られています。これらの神々は風神として知られ、古くから風や自然の守護神として崇められています。 祭神 志那津彦命 - 風の神で、地域の農作物の実りを守る神として信仰されています...»

守山市

守山市は、滋賀県の南西部に位置する市で、歴史的、文化的な背景とともに、自然豊かな地域です。守山市は近年、京都や大阪のベッドタウンとして発展を遂げており、滋賀県内でも重要な都市の一つです。古代からの史跡や自然豊かな環境が多く、訪れる人々に多彩な観光体験を提供しています。 名所・旧跡 城郭・屋敷 守山市には、歴史的な城郭や屋敷が数多く残されています。それぞれの場所は、地域の歴史や文化を今に伝える重要な役割を果たしています。 金森御坊(金森懸所) 守山市金森にある金森御坊は、室町時代後期に一向宗門徒の中心地として城塞化されました。ここには、鎌倉時代に建てられた石造宝塔「懸所宝塔」があり、国...»

琵琶湖大橋

琵琶湖大橋は、滋賀県大津市と守山市を結ぶ有料橋で、国道477号に位置しています。この橋は、観光や交通の重要な役割を果たしており、琵琶湖を横断する大動脈として、県内外の観光客に広く利用されています。琵琶湖大橋の開通は1964年(昭和39年)で、当初は2車線で供用が開始されましたが、1994年には4車線化され、現在は上り車線橋(新橋)と下り車線橋(旧橋)という2本の橋で構成されています。 琵琶湖大橋の概要 琵琶湖は当橋を境に北側を「北湖」、南側を「南湖」と呼び分けています。橋の全長は上り車線橋が1400メートル、下り車線橋が1350メートルで、最高地点では水面から26.3メートルの高さがあり、...»

守山宿

守山宿は、近江国野洲郡に位置していた中山道67番目の宿場です。現在の滋賀県守山市旧市街にあたるこの場所は、かつて江戸時代において東海道と並ぶ主要な街道である中山道の一部として賑わっていました。 守山宿の歴史 守山宿の成立 守山宿は、江戸時代初期の寛永19年(1642年)に「守山宿」として正式に設立されました。その名前は、比叡山延暦寺の東側に位置する「東門院」が由来であり、守山という地名も「比叡山を守る」という意味が込められています。これは、比叡山延暦寺が日本の仏教の重要な拠点であったことに関係しており、守山宿はその防衛の一端を担っていたのです。 守山宿の繁栄 守山宿は、京都から東へ下...»

己爾乃神社

己爾乃神社は、滋賀県守山市洲本町に位置する歴史ある神社です。『延喜式神名帳』に「己尓乃神社 二座」と記されており、近江国野洲郡に所属する式内社として知られています。この神社は、約500メートルの間隔を隔てて2つ存在し、どちらも「己爾乃神社」として信仰されてきました。これらの神社は、かつて野洲川南流が流れていた場所の左岸堤防上に位置していたことから、河川に対する信仰に由来するものと考えられています。 2つの神社とその関係 これら2つの己爾乃神社は、それぞれ式内社の伝承を持っていますが、地理的および史料的な観点から、どちらが本来の式内「己尓乃神社」であるかを決定することは困難です。むしろ、この...»

小津神社

小津神社は、滋賀県守山市に鎮座する由緒ある神社です。この神社は古代から続く歴史的な背景と、地域の人々に長く信仰されてきた伝統を持っています。 所在地と境内の特徴 小津神社は守山市の守山駅から北西に約4.3 km離れた場所にあります。周囲を森に囲まれた静かな場所に位置し、琵琶湖の水運が重要だった時代、杉江集落の中心として発展しました。境内は広さ2万8,000平方メートルにおよび、歴史を感じさせる老樹が茂り、その中に荘厳な本殿が建てられています。 歴史的背景 小津神社は、古代豪族である小津氏を祀る神社として創建されました。後に主祭神として宇迦之御魂命が祀られるようになり、社記には567年に...»

勝部神社

勝部神社は、滋賀県守山市勝部に位置する神社です。正式名称は「物部郷総社 勝部神社」といい、戦前までは物部神社または物部大明神、勝部大明神として知られていました。旧社格は郷社であり、旧物部郷の総社として歴史的な重要性を持っています。 神社の概要 勝部神社は、守山市勝部1丁目8-8にあり、JR東海道本線(琵琶湖線)守山駅から徒歩約10分の場所に位置しています。周囲には豊かな自然が広がり、鎮守の森とともに神秘的な雰囲気を醸し出しています。神社の境内には顕彰殿や忠魂碑があり、郷土出身の戦没者を祀る場所としても機能しています。 顕彰殿と忠魂碑 顕彰殿と忠魂碑は、戦前に郷土出身の戦没者の霊を安める...»

馬路石邊神社

馬路石邊神社は、滋賀県守山市に位置する古社で、格式高い式内社として知られています。旧社格は郷社で、神紋は「木瓜」。歴史的にも、地域の文化や信仰に深く根ざしており、重要な役割を果たしてきました。 神社の概要 馬路石邊神社は、主に2柱の神を祀る古社で、主祭神として建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)と大己貴命(おおなむちのみこと)が祀られています。これらの神々は、農業、商業、国土開拓などに関わる重要な神とされています。 所在地 神社の所在地は、滋賀県守山市吉身4丁目4-1。最寄り駅であるJR西日本琵琶湖線の守山駅から徒歩約15分とアクセスが良好です。参拝者は気軽に訪れることができます...»

栗東市

栗東市は滋賀県南部に位置する市で、自然や歴史、文化を楽しめる観光スポットが豊富にあります。特に神社や歴史的な遺跡、ハイキングコースなどが魅力的で、多くの観光客が訪れます。 主要な交通路が通ることから企業進出と宅地開発が進んでいます。名神高速道路栗東インターチェンジの開通や琵琶湖線(東海道本線)の栗東駅開業が市の発展を促し、2001年には市制を施行しました。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターがあることでも全国的に知られています。 名所・旧跡 神社・寺院 栗東市には多くの歴史ある神社や寺院が点在しており、それぞれが深い歴史と文化を持っています。以下は、その代表的な神社・寺院...»

小槻大社

小槻大社は、滋賀県栗東市下戸山にある格式ある神社です。この神社は式内社に指定され、かつての旧社格は郷社でした。神紋として「下り藤」と「真向の兎」が使われ、境内ではユネスコ無形文化遺産に登録された「近江湖南のサンヤレ踊り」が行われることで有名です。 小槻大社の概要 所在地と神社の由来 小槻大社は、滋賀県栗東市に位置し、古代からこの地を守る神社として知られています。豪族・小槻山君(小槻氏)の祖先である於知別命(おちわけのみこと)を祀る神社として創建されました。周辺には多くの古墳が点在し、古代の歴史が今でも感じられる場所です。 祭神 小槻大社では2柱の神が祭られています。 於知別命(...»

大野神社(栗東市)

大野神社は、滋賀県栗東市荒張にある神社で、旧社格は郷社に位置付けられています。 概要 大野神社は、滋賀県栗東市荒張にあり、主祭神として菅原道真を祀っています。この神社は地元の信仰を集め、歴史的にも重要な神社です。創建の時期は不明ですが、歴史と伝承によると、元慶6年(882年)以前からこの地に存在していたことが伺えます。 祭神 主祭神: 菅原道真 歴史 大野神社の由緒は、聖武天皇の勅願により、奈良の都の北東(鬼門)の方角に位置する金勝山上に、国家鎮護の霊山として金勝寺(大菩提寺)が創建されたことに始まります。後に、この地に天之水分神を祀る天神社として創建されました。 寛平9年(89...»

金勝山 金勝寺

金勝寺は、滋賀県栗東市荒張に位置する天台宗の寺院で、山号は金勝山です。本尊は釈迦如来で、奈良時代に良弁によって開基されました。かつては「大菩提寺」と称され、湖南地方の仏教文化の中心として栄えた歴史ある寺院です。 歴史 創建の由来 金勝寺の創建は、聖武天皇の命により、天平5年(733年)に紫香楽宮の鬼門鎮護を目的として、良弁が創建したとされています。しかし、創建についての異なる伝えも存在します。中世の記録『興福寺官務牒疏』(嘉吉元年・1441年)によれば、寺は天武天皇の白鳳元年(672年)、役小角(役行者)が修行を行った霊跡とされ、養老元年(717年)には金粛菩薩(良弁)が開基したとされて...»

大宝神社

大宝神社は、滋賀県栗東市に位置する神社です。かつて式内社であり、旧社格は郷社とされています。この神社は、旧中山道沿いにあり、方除け、厄除け、健康、そして宝くじの当選にご利益があるとされています。 祭神 大宝神社の主祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)です。また、素盞鳴尊の妻である稲田姫命(いなたひめのみこと)も祀られています。これらの神々は、疫病の鎮静に関わる神々として崇敬されており、信仰の対象となっています。 歴史 創建の背景 大宝神社の創建は、大宝元年(701年)に遡ります。当時、疫病が流行していた際、現在の栗東市小平井に素盞鳴尊が降臨し、後に栗東市霊仙寺を経て、現存する神社の地に...»

旧和中散本舗

旧和中散本舗は、滋賀県栗東市六地蔵に位置する江戸時代以来の歴史的な旧家であり、胃薬「和中散」を製造・販売していた場所として知られています。この旧家は1949年7月13日に国の史跡として指定され、また、主屋や正門、隠居所の建造物3棟が「大角家(おおすみけ)住宅」として1954年3月20日に国の重要文化財に指定されています。さらに庭園も「大角氏庭園」として2001年1月29日に国の名勝に指定されています。 歴史的背景 旧和中散本舗がある六地蔵は、東海道の草津宿と石部宿の中間に位置し、間の宿(あいのしゅく)として知られていました。この地には「和中散」を販売する店舗が5軒あり、その中でも大角家は「...»

野洲市

滋賀県南部に位置する野洲市は、琵琶湖の南岸に広がる自然豊かな地域です。この市は、美しい自然環境と歴史的な名所が調和した魅力あふれる観光スポットが多くあります。野洲市は、古くからの歴史的な遺跡や神社に加え、豊かな自然がもたらすレジャーや公園など、訪れる人々を魅了する要素が満載です。 名所・旧跡 御上神社 御上神社(みかみじんじゃ)は、野洲市を代表する歴史的な神社で、国宝および重要文化財に指定されています。古代からの歴史を持ち、神聖な雰囲気が漂うこの神社は、訪れる人々に静寂と安らぎを与えてくれます。 兵主大社 野洲市のもう一つの重要な神社である兵主大社(ひょうすたいしゃ)は、国宝に指定さ...»

三上山(近江富士)

三上山は、滋賀県野洲市三上にある標高432メートルの山です。この山は「近江富士」とも呼ばれ、その優美な姿が富士山に似ていることから名付けられました。ふもとには、この山を神体山として祀る御上神社や、滋賀県内最大規模の公園である希望が丘文化公園が広がっています。 概要 三上山は特徴的な円錐形の姿から「近江富士」と呼ばれ、標高432メートルとそれほど高くないにもかかわらず、周辺の平野部にぽつんとそびえる残丘として非常に目立つ存在です。このような形状の山は、浸蝕によって周囲の地形から取り残されて形成された丘陵であり、専門用語でモナドノック(英: Monadnock)と呼ばれます。そのため、山の高さ...»

野洲川

野洲川は、滋賀県を流れる淀川水系の一級河川であり、琵琶湖への流入河川としては最長です。その美しい流れと歴史的な背景から、地域の重要な自然資源となっています。 概要 野洲川は、古くから「近江太郎」と呼ばれることがあり、滋賀県内でも特に代表的な川です。『日本書紀』や『古事記』などの歴史書にもその名が記されており、壬申の乱の際の合戦地「安河の浜」や、「安国造(やすのくにのみやつこ)」に関連する地名としても知られています。また、近江高天原説によれば、天安河を野洲川と比定する説もあります。 鎌倉時代の『海道記』では、「八洲川」という名称が記され、かつて野洲川河口に八つの洲があったことからこの名が付...»

滋賀県 希望が丘文化公園

滋賀県希望が丘文化公園は、滋賀県野洲市を中心に、湖南市および蒲生郡竜王町にまたがる広大な敷地面積4,160,000 m²を誇る公園です。1969年(昭和44年)に着工し、1974年(昭和49年)に全体が完成しました。この公園は、文化・スポーツ・野外活動の3つのゾーンに分かれており、各ゾーンで多彩な活動が行えます。 文化ゾーン 文化ゾーンでは、学校のオリエンテーション、スポーツの合宿、企業の研修などに利用できる施設が整備されています。特に、青年の城周辺の施設は、若者たちが成長できる環境を提供しており、地域の文化発展の拠点となっています。 スポーツゾーン スポーツゾーンでは、陸上競技や球技...»

御上神社

御上神社は、滋賀県野洲市三上に鎮座する歴史ある神社です。式内社(名神大社)で、旧社格は官幣中社、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。三上山(みかみやま)、通称「近江富士」を神体山として祀り、その山麓に神社が立地しています。この三上山は、俵藤太(藤原秀郷)によるムカデ退治伝説でも知られています。 所在地 御上神社は滋賀県野洲市三上にあり、琵琶湖南岸に位置しています。周囲は自然に囲まれており、参拝者は豊かな風景を楽しむことができます。 御上神社の概要 主祭神 御上神社の主祭神は天之御影命(あめのみかげのみこと)です。天津彦根命の子であり、天照大神の孫にあたる神様で、日本における忌...»

大笹原神社

大笹原神社は、滋賀県野洲市に位置する歴史ある神社です。この神社では、須佐之男命(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめ)をはじめとする五柱の神々が祀られており、神社の本殿は国宝にも指定されています。美しい社殿や豊かな自然、さらに伝統的な歴史文化が感じられる神社で、観光や参拝のスポットとしても人気です。 概要 神社の位置と背景 大笹原神社は、滋賀県野洲市に位置し、周囲は自然豊かな環境に囲まれています。境内には「寄倍の池」と呼ばれる神秘的な底なし沼があり、古くから神聖視されてきました。この沼には、かつて水不足に苦しんだ地域の人々が祈願を込めて神輿を二基沈めたという伝説が残されており、そ...»

兵主大社

兵主大社は、滋賀県野洲市にある格式高い神社です。正式名称は「兵主神社」ですが、一般的には「兵主大社」と呼ばれています。これは、全国にある「兵主」の神を祀る神社の中でも、特に重要な位置づけにあるためです。式内社(名神大社)として、古くからの歴史とともに深い信仰を集めてきた神社です。 神社の概要 兵主大社は、日本全国に約50社存在する「兵主」の神を祀る神社の一つで、延喜式神名帳には19社が記載されています。その中でも、名神大社に列せられているのは、当社と大和国の穴師坐兵主神社、壱岐国兵主神社の三社のみです。さらに、2015年4月24日には「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」の一部とし...»

錦織寺

錦織寺は、滋賀県野洲市に位置する真宗木辺派の本山として知られる仏教寺院です。山号は遍照山、本尊は阿弥陀如来です。錦織寺の住職は、代々華族の男爵家であった木辺家が務めており、歴史的な重みと伝統を持つ寺院です。 寺院の歴史 創建と由来 錦織寺の創建は平安時代初期の天安2年(858年)に遡ります。この寺院は天台宗の慈覚大師円仁によって建立されました。当時、最澄が比叡山を開山する際に、霊木から作られた鞍馬寺の毘沙門天像と同じ木で彫られた像を祀るために、天安堂(毘沙門堂)が建てられました。 親鸞聖人との関わり 嘉禎元年(1235年)、浄土真宗の開祖である親鸞が関東からの帰洛の途上、錦織寺を訪れ...»

小汐井神社

小汐井神社は、滋賀県草津市大路に鎮座する由緒ある神社です。この神社は中山道第一の宮として知られ、旅人や周辺の氏子からも厚い信仰を集めています。特に安産の神としても崇められており、古くから地域の人々に親しまれています。 社名の由来 「おしおい」という社名は、古代の祭祀において神を迎える前に海で潔斎する儀式に由来しています。この潔斎は「潮斎(しおい)」と呼ばれ、神事に臨むための清めの行為として行われていました。この地域は「小汐井(おしおい)」村と呼ばれていましたが、後に「大路井(おちのい)」村となり、さらに住居表示の改正により現在の「大路(おおじ)」村となっています。 歴史 創祀と名称の変...»

草津宿本陣

草津宿本陣は、滋賀県草津市に位置する、江戸時代の宿場町の本陣として現存する貴重な史跡です。草津宿は東海道五十三次と中山道六十九次の交差点に位置し、多くの旅人や大名行列が行き交う重要な宿場でした。その中で、草津宿本陣は大名や公家、皇族などが宿泊した特別な場所で、歴史的にも高い価値を持っています。本陣の当主は田中七左衛門を名乗り、代々この役職を引き継いできました。本陣の多くの建物や敷地は現在も残されており、国の史跡にも指定されています。 草津宿本陣の概要 草津宿には2軒の本陣が存在し、そのうちの一つが田中七左衛門家が経営する「田中七左衛門本陣」、もう一つが田中九蔵家の本陣でした。田中七左衛門本...»

草津宿

草津宿(くさつしゅく、くさつじゅく、くさつやど)は、近江国栗太郡に位置し、東海道五十三次の52番目の宿場として有名です。さらに中山道が合流することから、中山道六十九次の68番目の宿場でもあります。現在、この歴史的な場所は滋賀県草津市市街に位置しており、かつての本陣が現存しているため、国の史跡に指定されています。 草津宿の歴史的背景 草津宿は、古くから東西移動の要所として機能していました。室町時代には、伊勢参宮の際の中継地点として発展し、応永29年(1422年)には将軍足利義持が伊勢に向かう際に「草津御所」という宿泊施設の建設が始まったことでも知られています。さらに、永禄11年(1568年)...»

矢橋帰帆島

琵琶湖に浮かぶ人工島

矢橋帰帆島は、滋賀県草津市に位置する琵琶湖に浮かぶ人工島です。豊かな自然と整備された公園施設を併せ持つこの島は、1978年に着工し、1982年に運用が開始されました。草津市民や観光客に親しまれるスポットとして、多様なレクリエーションやスポーツが楽しめる場所となっています。 島の概要 矢橋帰帆島は琵琶湖の自然環境を活かしながら、人々がリフレッシュできる場所として整備されています。島内には下水処理場である「湖南中部浄化センター」が設置され、琵琶湖の水質保全にも貢献しています。また、島の周囲には滋賀県道559号近江八幡大津線(通称:湖岸道路)が通り、南側には「帰帆南橋」、北側には「帰帆北橋」が架...»

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