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三大神社

(さんだい じんじゃ)

三大神社は、滋賀県草津市志那町にある歴史ある神社です。式内社論社としての由緒を持ち、地域の信仰を集めています。草津市内の豊かな自然に囲まれたこの神社は、古くから続く祭りや文化財でも知られています。

三大神社の概要

三大神社は草津市志那町に位置し、古くから地域の人々に信仰されてきました。主祭神として、志那津彦命(しなつひこのみこと)、志那津姫命(しなつひめのみこと)、大宅公主命(おおやけのきみぬしのみこと)が祀られています。これらの神々は風神として知られ、古くから風や自然の守護神として崇められています。

祭神

歴史的背景

三大神社の創建は不明ですが、古くからこの地に存在していたことが伝えられています。この神社は『延喜式神名帳』に記載された式内社であり、特に伊冨伎神社の論社として知られています。天智天皇の時代に、風神である志那津彦命と志那津姫命を祀ったのが始まりで、後に大宅公主命が加わりました。

明治時代になると、神社の名前が現在の「三大神社」に改められ、1876年(明治9年)には村社に列せられました。

神紋

三大神社の神紋は「竹に二羽の雀」です。この紋章は、神社の風格や古代の信仰を象徴するものであり、地域の伝統的な象徴としても知られています。

三大神社の祭事

三大神社では年間を通じて様々な祭事が行われています。その中でも特に有名なのが「例祭(サンヤレ踊り)」と「藤まつり」です。

例祭(サンヤレ踊り)

毎年5月3日に行われる例祭は、「サンヤレ踊り」という伝統的な踊りが奉納されることで知られています。この踊りは地域の人々により代々受け継がれ、神社を訪れる人々に祝福をもたらします。

藤まつり

4月下旬から5月上旬にかけて開催される「藤まつり」は、神社境内に咲き誇る美しい藤の花を楽しむイベントです。藤の花は滋賀県指定の自然記念物でもあり、その見事な咲きぶりは訪れる観光客を魅了します。

三大神社の文化財

三大神社には多くの文化財が保存されており、その中には国の重要文化財に指定されているものもあります。

重要文化財の石燈籠

境内にある石燈籠は、国の重要文化財に指定されており、その美しい造形は訪れる人々の目を楽しませます。

市指定文化財

境内には滋賀県指定の自然記念物である藤の木があり、この藤は市指定文化財としても認められています。毎年の藤まつりでは、この藤が見事な花を咲かせ、多くの観光客を引き寄せます。

三大神社への交通アクセス

三大神社へのアクセスは非常に便利です。公共交通機関や自動車を利用して訪れることができます。

公共交通機関

JR琵琶湖線(東海道本線)およびJR草津線の草津駅から、まめバス(笠縫東常盤線(常盤循環))に乗車し、吉田三大神社停留所で下車します。停留所から神社までは徒歩1分です。

自動車でのアクセス

自動車を利用する場合、草津市内の主要道路を使って神社にアクセスすることができます。駐車場も完備されているため、車で訪れる方にも便利です。

まとめ

三大神社は、草津市における歴史と信仰の中心地であり、その由緒ある神々や文化財は訪れる人々に深い感動を与えます。特に、藤まつりや例祭などの祭事は、地域の伝統と文化を今に伝える重要なイベントとして大切にされています。ぜひ、草津市を訪れた際には、三大神社を参拝し、その豊かな歴史と自然を楽しんでください。

Information

名称
三大神社
(さんだい じんじゃ)

草津市・守山

滋賀県