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彦根 近江八幡 観光ガイド

彦根・近江八幡には、彦根城、彦根城博物館、玄宮園、新町通り、安土城天主信長の館、八幡堀、長命寺、ラ コリーナ近江八幡、日牟禮八幡宮、かわらミュージアムなどの観光スポットがあります。

また、近江牛、近江ちゃんぽん、湖のくに生チーズケーキ、クラブハリエのバームクーヘン、たねやのお菓子などのご当地グルメもおすすめです。

彦根 近江八幡のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

玄宮園

彦根城を借景にした回遊式の大名庭園

彦根城の北側の内堀に面した、広大な敷地面積を誇る回遊式庭園として知られる大名庭園です。 彦根城の天守閣や茂った木々が背景に広がり、大きな池に突き出る臨池閣や築山にある鳳翔台などがあります。鳳翔台は彦根藩の賓客をもてなすための客殿で、古風な雰囲気の建物です。 庭園内には巧みに樹木や岩石、池が配置されており、中国の湖南省洞庭湖の瀟湘八景や近江八景の竹生島や沖の白石などが再現されています。 玄宮園からは彦根城の天守閣を望むことができ、、初夏には池に浮かぶ蓮や菖蒲の花が咲き、花の香りが庭園を包みます。春には桜、秋(11月中旬から12月上旬)には紅葉と様々な色彩が楽しめます。 鳳翔台では抹茶を楽...»

彦根城博物館

彦根藩の暮らしがわかる表御殿

彦根藩の政庁であった表御殿を復元した歴史博物館です。展示品には井伊家に伝わる甲冑、刀剣、能道具、茶道具、調度品、古文書など約4万5千点の美術工芸品や歴史資料が含まれています。 表御殿は彦根藩主の政務や生活を行う場所であり、その空間が復元されています。博物館内では、表御殿で使用された家具や調度品、武具などが展示されており、当時の生活の様子を垣間見ることができます。 また、博物館には能舞台もあり、能や狂言の公演が行われています。能舞台も彦根城の遺構の一部を再現しており、歴史的な舞台での公演を楽しむことができます。 彦根城博物館は美術品や歴史資料など約2万点の展示を行う歴史博物館です。 ...»

夢京橋キャッスルロード

彦根城のお堀に架かる京橋から始まる街並みで、江戸時代の城下町を思わせる白壁やいぶし瓦、黒格子が特徴的な町屋風の建物が立ち並んでいます。 和菓子屋や洋菓子屋、近江牛を使ったメニューを提供する飲食店や彦根の工芸品を扱う物産店など、地元ならではの商品を扱うお店が多くが軒を連ねています。 「OLD NEW TOWN」というテーマのもと、江戸時代の趣を残しつつも新しい建物が建てられ、彦根城観光や地元の人々にとって、魅力的なスポットとなっています。...»

四番町スクエア

大正時代の町並みを再現した商店街で、大正ロマンが漂う街並みで食事や買い物を楽しむことができます。 モダンな外観の建物や広場に設置されたガス燈、モニュメントなどがあり、新しくて懐かしい雰囲気を感じることができる街です。 また、世界初の音の街づくりとして、ひこね街なかプラザのスタジオと街中に配置された40個以上のスピーカーからは、脳にやさしい音が流れます。 かつての彦根市場商店街が前身で、公設市場をルーツに持ち、かつては「彦根の台所」として県下でも最も賑わう商店街の一つでした。 しかし、城下町の特徴である曲がりくねった道や袋小路が都市基盤施設の整備を妨げ、次第に活気を失っていきました。そこ...»

ラ コリーナ 近江八幡

老舗の和菓子店「たねや」とバームクーヘンで有名な洋菓子店「クラブハリエ」のフラッグシップ店です。 約3万5000坪の広大な敷地で、美しい自然に囲まれた環境の中にある緑に覆われた建物は、まるで童話に出てきそうな雰囲気が漂っています。 弧を描く回廊や散策路があり、豊かな緑を楽しみながら散策することができます。建築デザインは建築史家の藤森照信が手がけており、独創的な空気感がテーマパークのようで楽しい雰囲気です。 草屋根の建物の美しいメインショップが中心で、右手にクラブハリエ、左手にたねやのショップがあります。 さらに、新店舗の「バームファクトリー」や「カステラショップ&カフェ」、「ギフトショ...»

佐川美術館

水に浮かぶ美術館

比叡山や比良山を望み、美しい自然に囲まれた琵琶湖のほとり、近江・守山の地に位置する、自然と建築物が調和したモダンでクールな雰囲気をした美術館。 美しい風景が広がる美術館には、日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂吉左衞門といった、日本美術界を代表する3人の巨匠の作品を中心に展示されています。 平山郁夫の作品は素描やスケッチを含めると350点以上あり、日本最大級のコレクションとなっています。展示は季節ごとのテーマや特別展示などで行われ、豊富な作品を紹介しています。 また、美術館の収蔵品としては国宝の梵鐘もあります。 美術館の敷地の大部分は水庭であり、切妻屋根の展示館は水の上に浮...»

近江八幡水郷めぐり

琵琶湖に近い近江八幡市で楽しむことができる魅力的な観光体験です。この地は古くからの町並みが残り、近江商人の発祥地として知られています。 水郷めぐりでは、自然に囲まれた美しい水辺を屋形船に乗って巡ることができます。手こぎ船やエンジン船、貸切船や定期船など、様々な船を選ぶことができます。 近江八幡市の起源は、関白・豊臣秀吉が甥の豊臣秀次に命じて、廃城となった安土城に変わり近江の国支配の中心地として築かせた八幡山城に始まります。 豊臣秀次は琵琶湖を行き来する船を八幡堀と呼ばれる城の内堀(琵琶湖と市街地を連結するために造られた人口の水路)に引き入れ、近江国の経済の中心地としました。その後、この地...»

安土城跡

安土城は、織田信長が天正4年(1576年)に命じて約3年かけて完成させた城です。現在は、石垣のみが残っており、特別史跡に指定されています。 標高約200メートルの安土山の頂上に位置し、400年以上経った今でも石垣や礎石が当時を偲ばせてくれます。 安土城は、織田信長が日本で最初に建造した五層七重の天主閣を持つ城でした。安土・桃山時代の幕開けとして、1576年から約3年かけて築かれました。しかし、本能寺の変の後、織田信長が倒れると城下町と共に焼失し、わずか3年で名だたる城は灰と化しました。 安土山の南側には堀が巡り、当時の名残を残しています。天主跡と本丸跡には礎石が残り、また二の丸跡には豊臣...»

安土城考古博物館

安土城跡をはじめとする歴史公園「近江風土記の丘」の中心的な施設で、弥生時代や古墳時代、中世城郭の築造や織田信長に焦点を当てた展示がされ、歴史を学びながら楽しむことができます。 歴史公園「近江風土記の丘」では、特別史跡である安土城跡や史跡大中の湖南遺跡、史跡瓢箪山古墳、史跡観音寺城跡などを通じて、近江の歴史に触れることができます。 第1常設展示室では、「考古」をテーマに弥生時代や古墳時代の近江の様子にタイムスリップします。滋賀県内の古代遺跡を紹介し、出土品を展示しています。 弥生時代のコーナーでは、大中の湖遺跡や大岩山遺跡から出土した農耕具や銅鐸などの実物資料を通じて、当時の生活や自然環境...»

安土城天主 信長の館

幻の安土城の原寸大の復元天守(5階と6階の部分)を展示しており、狩野永徳による金碧障壁画や10万枚の金箔を使用した華やかな外壁、金の鯱が乗った大屋根など、優雅な安土城が忠実に復元されています。 200インチの大画面でCGを使い、安土城や城下町の再現映像も楽しめます。 安土城の天主は、1579年に織田信長によって建築された世界で初めての木造高層建築であり、その華やかな姿はキリスト教宣教師たちも絶賛したと言われています。 しかし、1582年の本能寺の変により安土城は焼失し、その姿は長らく失われていました。 焼失から400年以上経った1992年に開催されたスペイン・セビリア万博の日本館のメイ...»

立木神社

1200年を超える歴史を持つ滋賀県随一の古社

昔から東海道の草津宿に面して鎮座していたため、交通安全や厄除けの神として広く信仰を集めている、1200年以上の歴史を持つ神社です。 境内には、県内で最も古い石造りの追分道標が立っており、その建立は延宝8年(1680年)11月にさかのぼります。 また、神社の中にはウラジロガシと呼ばれる神木があります。この巨大な木は推定樹齢400年で、厳かな存在感を放っています。 厄除けや開運、交通安全、家庭の安全、商売繁盛、安産祈願、初宮詣りなど、さまざまな祈祷が事前予約で受けられます。また、地鎮祭などの外祭や祈願も承っています。 創建 伝承によれば、767年に武甕槌命が鹿島神宮から春日神社への勧請の...»

琵琶湖博物館

「湖と人間」をテーマに数百万年にわたる琵琶湖の歴史や湖と人との関わりを、見て、触って、体験できる感動いっぱいの博物館です。日本最大級の淡水魚類展示もあります。 琵琶湖博物館内の水族展示室は、琵琶湖を中心とした日本の淡水の生き物、および世界の代表的な湖の魚類の展示を行っています。ビワコオオナマズなどの琵琶湖固有種や、淡水展示では日本最大のトンネル水槽などが見所です。...»

多賀大社

祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命。延命・縁結びの神として全国に信者が多い。古文書類が残る。行事は有名。伊勢神宮の親神様をお祀りしていることから「親子神様詣り」。【創建年代】1467年~1568年 多賀大社奥書院庭園秀吉が修復した奥書院は焼失してしまったが、室町時代の様式をとどめた名園が残る。石の反り橋は珍しい。...»

日牟禮八幡宮

近江商人の信仰を集めた歴史ある神社

日牟禮八幡宮は、滋賀県近江八幡市宮内町にある歴史ある神社で、近江八幡市の市名の由来ともなった重要な神社です。古くから近江商人の信仰を集めており、ここで開催される二大火祭「左義長まつり」と「八幡まつり」は、国の選択無形民俗文化財に指定されています。また、境内地は「八幡伝統的建造物群保存地区」の構成要素としても位置づけられています。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。 歴史 創建 日牟禮八幡宮の創建は、成務天皇元年(131年)に遡ります。当時、成務天皇が高穴穂の宮に即位した際、武内宿禰に命じてこの地に大嶋大神(大国主神)を祀ったのが草創とされています。その後、応神天皇6年...»

水生植物公園 みずの森

日本最大級のハスの群生

ハスやスイレンを中心に2,000種類を超える植物が園内を彩る。四季を通じて楽しめる植物公園。とりわけ、色とりどりの水生植物が咲き誇る夏は美しい。日本でも最大級のスケールのハスの群生地が隣接。イベント毎月開催。 日本国内で唯一、サラノキ(沙羅双樹)の花が咲くほか、ムユウジュ(無憂樹)、インドボダイジュ(菩提樹)、仏教三大聖樹も揃う。 ## 概要 草津市立水生植物公園みずの森(くさつしりつすいせいしょくぶつこうえんみずのもり)は、滋賀県草津市の烏丸半島にある植物園です。1996年(平成8年)に「植物と人、水と人のふれあい」をテーマに開園しました。総面積は約3.7 haで、日本有数のハスの群生地の...»

のっぺいうどん

寒い冬にありがた~い、体を芯からあたためてくれるうどん

滋賀県長浜市で明治時代から食べられている料理で、しいたけ、湯葉、麩、かまぼこ等の具を、出汁汁と土しょうがで煮詰めたあとに、片栗粉や葛粉でとろみをつけた「あんかけ」をうどんにかけたものが”のっぺいうどん”。あんかけでとろみが付いたつゆは、麺によく絡み、心地よい食感が味わえるだけでなく、冷めにくく、最後まで温かいままで食べられる上に、しょうがが体を芯から温めてくれるので、寒い季節に食べたくなる料理だ。...»

ふな寿司

癖があるけどクセになる?全国的に有名ななれ寿司

琵琶湖に大型のフナ、主にニゴロブナのメスの卵巣以外の内臓を取り除き、そこへ塩を詰めて3ヶ月ほど重しをのせて漬け込んだもの。その後フナを取り出してよく洗い、飯に塩を混ぜたものを詰め再度数ヶ月、長いものだと2年程漬け込んでから食す。一般的にはフナのみを食べるが地元ではペースト状のご飯ごと食べる人も多い。発酵食品であるため、独特の匂いから敬遠する人も多いが、反面熱狂的な愛好家も多数存在する。近年では原料となるニゴロブナの漁獲高が減っているため、値段の高騰化が問題となっている。 なれずしは、昔からの伝統的な寿司で、塩漬けした魚と米を漬け込んで発酵させる料理です。「なれずし」とは、「馴れる、熟れる」か...»

じゅんじゅん(すき焼き風の鍋料理)

じゅんじゅんと煮込む琵琶湖の恵み 上品な味わいのすき焼き風鍋

縄文時代より食文化を支えてきた淡水魚の宝庫である滋賀県琵琶湖。「じゅんじゅん」とは湖北地方に伝わるすき焼きのこと。食材を煮込む音が「じゅんじゅん」と聞こえたことに由来する。なまずや鯉、いさざなど琵琶湖でとれる魚を使用するが、代表的なのはうなぎのじゅんじゅん。すき焼きの割下よりもあっさりとした出汁でたっぷりのごぼうやねぎ、豆腐と煮込む。ごぼうが余分な脂を吸い、とろけるような舌触りのうなぎをさっぱりと味わえる。湖北地域で提供され、地産の鴨や近江牛を使ったじゅんじゅんもある。 旬 9月 10月 11月 12月 1月 2月 「じゅんじゅん」とは、すき焼き風に味付けされた鍋料理の一種で、牛肉や鶏肉、...»

近江ちゃんぽん

和風スープがきいたちゃんぽん界のニューフェイス

彦根の「麺類をかべ」が発祥となって滋賀県全域に広がり、滋賀県のB級グルメの一つとして名前があがるようになってきた近江ちゃんぽん。鰹節・昆布だしベースの和風スープのちゃんぽんで、中華麺を使用。野菜がたっぷりなのが特徴ですが、長崎ちゃんぽんとちがって野菜は炒めないで投入するなどの特徴があります。途中でスープに酢を入れて味に変化を加えるのが定番の食べ方です。...»

小鮎 料理

ちょっとほろ苦い琵琶湖の味覚。ビール片手に天ぷらで一杯

琵琶湖でとれるアユは、あまり大きくならないため、コアユと呼ばれている。コアユは骨が柔らかいので、佃煮や天ぷら、南蛮漬けにすれば、小さな子供でも丸ごと食べられる。また、カルシウムをはじめ、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれている。コアユの一番お手軽で美味しい料理は、やはりシンプルに揚げた天ぷら。そして作った天ぷらが残ったら、次の日には少し塩を濃くしたり、醤油と砂糖でさっと煮れば、弁当のおかずにも最適である。...»

沖島よそものコロッケ

よそ者も一工夫して仲間入り!冷めても美味しいクリームコロッケ

特定外来種に指定されており、琵琶湖の生態系を脅かす存在として邪魔者扱いばかりされている”ブラックバス”。この魚をおいしく食べられないかと考案されたアイデア料理が”沖島よそものコロッケ”。冷めても臭みが残らないようにと、ブラックバスをハーブとバターで炒めたあと、おから入りの特製クリームソースで和えてから揚げるという工夫が取り入れられている。ひと口サイズのコロッケは、衣がさくっと香ばしく、旨みたっぷりでとろ~りとした具もコクがあると評判。「食べれば食べるほど琵琶湖が喜ぶ」コロッケを試して欲しい。...»

赤こんにゃく

食物繊維やカルシウムを豊富に含む、おめでたい色のこんにゃく

全国的に見ても珍しい赤いこんにゃく。滋賀県の近江八幡では、この赤いこんにゃくが普段の食卓にのぼる。なぜ赤いのか。正確な資料は残されていないが織田信長の派手好きが昂じてこんにゃくを赤くするようになったとか、奇抜なアイデアで成功した近江商人が全国を行商してゆくなかで“赤いこんにゃく”なるものを考案したなど、その起源には諸説あるようだ。この赤色を作り出しているのは三二酸化鉄という食品添加物で、食物繊維を豊富に含んでいるほか、カルシウムも豊富に含んでいる。だしで煮付けにしたり、味噌をのせて田楽などにして食べると美味しい。...»

近江ホルモン焼きうどん

プリプリの近江牛ホルモンが濃厚な旨みを生み出す逸品

プリプリの近江牛ホルモンとキャベツを、もちもちのうどんと一緒に炒め、ソースで味付けした焼うどん。ホルモンから出た濃厚な脂汁が抜群の旨みとなって、シンプルながらも食べ応えのある仕上がり。うどんの上には、近江地鶏卵を使った半熟目玉焼きがのせられており、最初は目玉焼きを壊さないように食べて、途中から目玉焼きを潰しながら麺に絡めて食べれば、2種類の味が楽しめる。近江牛ホルモンはコラーゲンもたっぷりで美容にも良いといわれている。...»

ホンモロコ料理

琵琶湖特有のホンモロコは炭火で焼いて生姜醤油で食べる素焼きが絶品

コイ科の”ホンモロコ”は、体長10センチほどの琵琶湖に生息する魚だ。春の産卵期には群れをなして接岸することから、かつてはホンモロコをねらった釣り人の竿が湖岸に並び、その景色が春の風物詩となっていた。近年では漁獲が減少し、 資源回復を図るため、仔稚魚の大量放流や、ブラックバスなどの外来種の駆除が県によって取り組まれている。淡泊な味で骨がやわらかいため、つくだ煮や天ぷら、南蛮漬け、昆布巻きなど幅広い料理法で楽しめる。旬は冬期で、炭火で焼き、しょうがじょうゆに浸して食べる”素焼き”でその味を堪能したい。 旬    2月 3月 4月 ...»

小鮎の佃煮

琵琶湖で育った天然鮎を、地方独特の製法で煮た佃煮

鮎というと川というイメージをお持ちだと思うが、ほとんどの清流の鮎は、天然あるいは養殖のものを放流したものなのをご存知だろうか。そして放流している天然もののほとんどが琵琶湖で育ったもので、味が濃いのが特徴だ。鮎は生まれた時期によってそのまま琵琶湖にのこるものと川に上って大きく成長するものとに分かれる。琵琶湖に残ったほうは稚魚ではなく大きくならないだけで、これを小鮎と呼ぶ。醤油にたっぷりの水あめなどを加えた汁で「照り」が出るように煮るのが琵琶湖西域の独特の調理法。ご飯に合うだけでなく、酒の肴にもぴったりだ。 ...»

近江牛のしぐれ煮

ブランド牛を贅沢に使った逸品。食べ方いろいろでお土産に最適

滋賀県のブランド牛、近江牛肉の赤身肉をかたまりのまま、添加物を入れず醤油・砂糖でじっくり炊き上げた一品。贅沢な風味を楽しめる。食べ方もいろいろで、あったかご飯にのせて、お酒の肴として紅ショウガを添えて、レタスで巻いて、手巻きすし、お茶漬け、うどんに・・・。生姜風味や山椒風味の商品もある。日持ちもするので、手軽でおいしい常備食材として利用できる。お土産や贈答品にも最適。また、近江牛は、黒毛和種の和牛が滋賀県内で最も長く肥育された場合に許される呼称である。...»

多賀そば

近畿地方最大のそばの産地多賀町でうまれた蕎麦

そばの発祥地ともうたわれる滋賀県において、最大の収穫量を誇るそばの名産地である多賀町では、9月末から10月のはじめになると、鮮やかなそばの白い花が町内の田んぼに広がる。これらのそばを、鈴鹿山系から湧き出す水で打って作られるのが”多賀そば”だ。減農薬等の厳しい規定が定められている「環境こだわり農産物」として作られた多賀町のそばは、豊かな風味を持ち、本来のそばの味がしっかりと味わえるものとして、近年では町おこしの一環としてもアピール活動が行われている。...»

近江 漬物

琵琶湖の冬の風物詩“ハサ干し”。丁寧に作られた逸品をお土産に

湖東地域などでは、琵琶湖の湖面を木枯らしが吹き始める頃の11月~12月にかけて、琵琶湖湖岸に大きなハサを作る。そして、漬物にするため万木かぶなど赤かぶを干す。この赤かぶのハサ干しが湖東地域での晩秋の風物詩になっている。赤かぶの漬物は、湖東地域などでは冬の代表的な食べ物。特産品として、日野菜漬、さくら漬、菜の花漬、千枚漬、調味浅漬、壬生莱漬などがある。万木かぶは、昔から伝わるのはぬか漬けだが、最近では、軽く塩漬けしたものを甘酢につける甘酢漬けが、若い人にも食べやすく人気がある。...»

近江牛

滋賀の大地と農家の愛情が育てた日本を代表する極上肉

滋賀の恵まれた環境の中で、愛情を込めて育て上げた和牛。琵琶湖を囲む澄んだ水と美しい自然、優れた技術により、長期間に渡って丹精こめて肥育する。霜降り度合いが高く、芳醇な香りと柔らかさが特徴。とろけるような美味しさは、全国から高い評価を受けている。きめの細かい肉質と繊細なサシは、見た目も美しい芸術作品。すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉のほか、しぐれ煮や味噌漬けなども絶品。近江牛の中でもとくに品質の高いものには認定書を交付。(社)日本食肉格付協会によって格付けされ、等級が高いほど高値で取引される。...»

びわます

サケ科の琵琶湖固有種!口の中でとろこけるような上質の味わい

琵琶湖には、サケ科の固有種「ビワマス」が生息している。10月下旬から11月下旬にかけて河川で産卵した後、孵化した稚魚は昆虫などを餌に成長し、6月から7月頃琵琶湖にくだってくる。そして2年から4年の歳月をかけて成熟、春から夏にかけて沖合で漁獲され、大きいものでは体長60cmほどにもなる。身の色は、鮮やかなサーモンピンク、脂はトロのように、口の中でとろける上質な味わい。刺身や塩焼きで食べるのも良し、ムニエルや炊き込みご飯でも美味しくいただけます。 旬     5月 6月 7月 サケ目サケ科に属する淡水魚で、日本の琵琶湖に固有の亜種がいます。この魚は産卵期になると大雨の日に群れをなして河川を遡上...»

沖島のうなぎ

漁師自慢の味!地元住民も滅多に口にできない希少な逸品

琵琶湖の島で人が住む珍しい沖島。地元漁師さんが釣り上げる天然のうなぎは最高級品で、沖島住民でも滅多に食べることができない。琵琶湖では天然うなぎが数が少ない上に、うなぎの養殖はされていないため、なかなか手に入らない貴重品だ。また釣れる確率も非常に低く、およそ300本で3匹ぐらいの割合と言われている。漁獲地域は沖島から北方面で、水のきれいなところに生息するうなぎであることが条件。その上質な脂と、身の引き締りが他では味わえない美味しさと評判が高い。 旬 12月 1月 2月...»

琵琶湖産 あゆ

骨までやわらかいコアユ◎栄養満点食材を丸ごと食す

琵琶湖産あゆと言えば、「コアユ」。一部のあゆは、川を上り大きく成長するのだが、ほとんどのものは琵琶湖でそのまま生育し、あまり大きくならないため、このように呼ばれている。最盛期は、初夏。骨がやわらかく食べやすいのが特長で、お年寄りや小さな子供でも調理すれば丸ごと食べることができる。おすすめの食べ方は、佃煮や天ぷら、そして南蛮漬け。食べやすい上に、カルシウムやビタミン、ミネラルもしっかりと摂れる栄養満点メニュー、ぜひお試しを。 旬    6月 7月 8月 ...»

彦根梨

彦根の特産品!樹になったまま完熟させた梨は甘さが抜群

彦根市の特産品と言えば、「彦根なし」。樹になっている状態で十分完熟させてから収穫するこの梨は、甘みが強くみずみずしい。この品質の高さを保つために、土壌診断による土の養分管理を行っている。また光センサーを用い、糖度と熟度を測り、品質の揃ったものを出荷している。消費者に「彦根なし」にもっと親しんでもらおうということで、梨ジャムや梨を原料としたケチャップ、「ナチャップ」を開発。直売所での販売の他、周辺の飲食店でも食材として利用されている。 旬   8月 9月 10月...»

近江牛 すき焼き弁当(駅弁)

日本三大和牛に数えられ、口の中でとろける味わいが特徴の近江牛をすき焼き風に味付け、地元の近江米にたっぷりのせたお弁当です。 秘伝のつゆでじっくり煮込んだ近江牛と温泉玉子に、すき焼きに欠かせない青葱煮、焼豆腐煮、糸蒟蒻煮など脇役も勢揃い。...»

角井 西瓜

絶妙な食感が特徴の、夏の風物詩。こだわりは「大きさと味」

重さ5~10キロの大玉で、シャリっとする食感が特徴。連日昼ごろには完売するほど、多くの人気を集めている。1個、千~2千円前後。この「角井西瓜」は、昭和三十年代まで角井村(現東近江市愛東地区東部)のブランドとして広く知られた歴史ある地元特産品。これを復活させて地域の活性化につなげようと、農業組合法人アクティブファーム百済寺が2004年頃から栽培に取り組む。大玉でおいしい味にこだわり、毎年、地域内の新しい栽培適地を選び、収穫時期に合わせ、一つ一つの西瓜に成長記録をつけるなど丹精込めて育てる。 旬     5月 6月 7月 8月 ...»

近江米

豊かな自然の中で、先祖代々受け継いできた米作り

「近江米」とは、滋賀県内で生産される”うるち米”、”酒米”、”もち米”を総称したもの。日本一の琵琶湖を大切にしながら、土づくりを基本に、品質と食味を重視し、周辺環境にも優しい「安全・安心・おいしい」米づくりに取り組む。中でも滋賀県が育成した品種「秋の詩(あきのうた)」は食べやすくて、ほのかな甘みと適度な粘り気が特徴。滋賀県で育成され、滋賀県だけが生産するまさに地元の米である。その他、最高級もち米”滋賀羽二重糯”や、復活させた滋賀発祥の酒米”滋賀渡船6号”等も有名。 旬    9月 10月 11月 ...»

信長ねぎ・豊浦ねぎ

滋賀を代表する2大ブランド

滋賀県で栽培されているねぎは、主に2ブランドある。身が太く、透き通るような白さの”信長葱”は、生産者が力強さと細やかさにこだわって栽培されたもので、甘みが強く肉厚で、葉もやわらかいので丸ごと1本食べられる。もうひとつは、滋賀の伝統野菜にもなっている”豊浦ねぎ”。生産量が少なく、県内でも知る人はあまりいないという隠れた名品で、見た目の美しさと風味の良さが特徴だ。熱を通すとやわらかくて甘くなることから、すき焼きや水炊きなどに入れるとおいしく楽しめる。 旬    11月 ...»

山田ねずみ大根

山田地方発祥の伝統野菜!柔らかくきめ細やかで品のある大根

草津市北山田地方発祥の野菜。根の先が細く伸び、まるでねずみのしっぽのようだということからついた名前が「山田ねずみ大根」。旬は、11月下旬頃から。色白で小ぶり、きめ細やかで繊維質の少ない柔らかな歯触りがなんとも言えず上品な大根。葉の軸も柔らかく漬け物にもぴったり。その見た目と味の良さで、古くから京都の漬け物業者によく利用されている。漬け物の他、その辛みからおろしにして薬味に使われたり、味の染みこみやすさから煮物などにも向いている。 旬    11月 ...»

秦荘やまいも

強い粘りに誰もが驚く!ごつごつした外見とは裏腹のまろやかな味

「秦荘のやまいも」は、黒くごつごつした岩のような外見と強い粘りが特徴。他のやまいもでは味わえないような粘りには、誰もが驚くほど。またあくが少なく、まろやかでありながらしっかりとした味、そしてきめ細やかな舌触りを感じることができる。このやまいもは、すりおろしてとろろ汁でいただく他、そのまま醤油や梅肉を添えて食べたり、正月には煮付けにして食べることもある。またお好み焼きに入れたり、高級和菓子の材料としても利用されている。...»

CLUB HARIE バームクーヘン

今までにない、ふわふわしっとりとした食感が人気

これまでのイメージを覆し、ふんわり食感を追求した「クラブハリエ」の”バームクーヘン”は、熟練の菓子職人が、昔ながらの手焼き製法で、一層一層、丹念に焼き上げたこだわりの逸品。表面にほどこされたフォンダン(砂糖衣)のシャリシャリ感とほどよい甘さがアクセントになった絶妙の味が楽しめる。工房と売場が一体となった「ショップ・イン・ファクトリー」の店舗では、バームクーヘンを焼き上げるパティシエの姿がガラスごしに見られ、季節の花々で彩られたガーデンが望めるカフェで、くつろぎながら焼きたての味を楽しめる。...»

和た与 でっち羊羹

小僧を意味する丁稚の名が付いた歴史ある羊羹

丁稚羊羹の由来は、滋賀県近江八幡市によると「近江八幡から全国へ丁稚奉公に出た子供達が、帰省後に奉公先へお土産として持ち帰った」ものとされるが、丁稚でも買える安価な羊羹だったからという説もある。ちなみに丁稚とは関西言葉で小僧を意味する。その製法は、小麦粉と小豆を練ったものを竹の皮に包んで蒸し上げるというもの。独特のモチモチとした食感と、さっぱりとしたのど越し、竹皮の風味が特徴である。店舗によっては栗が入ったりもする。...»

うばがもち

主人の幼児を誠実に育てた乳母の、逸話と共に伝えられる餅

草津市で製造販売されている和菓子、「姥が餅」はあんころ餅の一種です。かつては草津宿の茶屋で提供され、現在は本店が国道1号沿いにあります。この和菓子の特徴は、乳房の形を模したものです。 姥が餅の起源は永禄年間(1558年-1570年)に遡ります。織田信長によって滅ぼされた佐々木家義賢の曾孫が、乳母「福井との」に預けられました。乳母は曾孫の養育を目的に、東海道沿いで餅屋を開き、餅を販売しました。これが姥が餅の起源とされています。 その評判が広まり、乳母が作る餅はやがて「姥が餅」として知られ、草津宿の名物となりました。1600年には、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が当時84歳だった乳母の餅を献上...»

近江八幡市

滋賀県中部に位置する近江八幡市は、琵琶湖の東岸(湖東)に広がる美しい都市です。豊臣秀次が築いた城下町を起源とし、商業都市として発展してきました。近江商人の発祥地として知られるこの街は、歴史的建造物や美しい景観が魅力の観光地です。 概要 近江八幡市は、戦国時代の安土城や商人文化で有名です。豊臣秀次の城下町の基礎のもと、近世には商業都市として栄えました。新町通りや永原町通り、八幡堀沿いには江戸時代の風情が残り、「近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区」として国の重要文化財に指定されています。さらに、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが近代建築を多く残し、景観をより豊かにしています。 景観計画と文化...»

観音寺城

観音寺城は、滋賀県近江八幡市安土町に位置していた山城であり、支城として和田山城や佐生城、箕作城、長光寺城などが存在しました。現在、この城跡は国の史跡に指定されています。 概要 観音寺城は、近江源氏の佐々木氏、その後は近江守護の六角氏の居城として知られています。元々は小脇館や金剛寺城から移転され、六角氏の最終的な本拠地となりました。 地理的特徴 標高432.9mの繖(きぬがさ)山の山上に築かれ、南側の斜面に城郭が展開されました。総石垣造りの城として、安土城以前の中世城郭においては非常に特異な存在でした。天文年間(1532年〜1555年)には城下町の石寺が形成され、楽市が設けられるなど、経...»

観音正寺

観音正寺は、滋賀県近江八幡市安土町石寺に位置する天台宗系単立の寺院です。山号は繖山(きぬがささん)で、本尊は千手観音です。西国三十三所の第32番札所としても知られ、多くの参拝者が訪れます。標高433メートルの繖山の山頂付近、標高370メートルの地点に位置し、琵琶湖の東岸を見下ろす素晴らしい景観を誇っています。 歴史と伝承 聖徳太子と観音正寺の創建伝説 観音正寺の創建に関する伝承は、聖徳太子に由来しています。推古天皇13年(605年)に、聖徳太子がこの地を訪れ、自ら千手観音を刻んで祀ったことが始まりとされています。伝承には2つの異なる話があります。 伝説1:聖徳太子と人魚 一つの伝説で...»

八幡山城

八幡山城は、滋賀県近江八幡市に位置する歴史的な城で、羽柴秀次の居城として知られています。八幡山城は「近江八幡城」とも呼ばれることがあり、その立地や歴史的背景から多くの観光客が訪れるスポットとなっています。八幡山城跡は現在、滋賀県の文化財として保存され、観光地としても整備されています。 八幡山城の概要 八幡山城は近江八幡駅から北西へ約2.5kmに位置し、標高283mの独立丘「鶴翼山」(通称:八幡山)の南半分の山上に築かれた山城です。この城は1585年(天正13年)に豊臣秀次によって建設され、城下町は安土城の城下町を移設して形成されました。この急峻な地形に建てられた八幡山城は、かつて安土城と同...»

姨綺耶山 長命寺

長命寺は、滋賀県近江八幡市長命寺町にある天台宗系単立の寺院です。山号は姨綺耶山で、本尊は千手観音、十一面観音、聖観音の三尊を合わせた千手十一面聖観世音菩薩です。この寺は聖徳太子が開基したと伝えられており、西国三十三所の第31番札所として信仰を集めています。 歴史的背景 長命寺は琵琶湖畔にそびえる標高333mの長命寺山の南西山腹(標高240m)に位置しています。かつて、巡礼者は三十番札所の竹生島宝厳寺から船で琵琶湖を渡り、麓の港に上陸して長命寺に参拝しました。 伝承による起源 伝説によれば、第12代景行天皇の時代に武内宿禰がこの地で長寿を祈願し、「寿命長遠諸願成就」と刻んだ柳の木に祈りを...»

教林坊

教林坊は、滋賀県近江八幡市安土町に位置する天台宗の寺院で、山号は繖山(きぬがさやま)といいます。本尊は赤川観音で、聖徳太子によって推古天皇13年(605年)に創建されました。この寺院は書院の「掛軸庭園」や「遠州庭園」などが有名で、秋には境内全体が紅葉に染まり、多くの観光客が訪れます。また、桃山時代の巨石を使った庭園でも知られています。 教林坊の歴史 聖徳太子の創建 教林坊は、推古天皇13年(605年)に聖徳太子が創建しました。本尊である赤川観音は、太子自身が彫刻したと伝えられる石仏で、寺の石窟に祀られています。寺名は、聖徳太子が林の中で説法を行ったことに由来します。 織田信長と戦国時代...»

瑞龍寺

滋賀県近江八幡市の八幡山山頂にある瑞龍寺は、日蓮宗に属する由緒ある本山寺院です。瑞龍寺は、豊臣秀次の菩提寺としても知られており、八幡山城跡地に位置しています。その荘厳な佇まいと、歴史的な背景から、多くの参拝者や観光客が訪れます。 瑞龍寺の概要 瑞龍寺は、山号を持たないものの、御所号として「村雲御所」を冠しています。本尊は三宝尊であり、日蓮宗唯一の門跡寺院としても有名です。この寺院は、六条門流に属し、主要な寺院の一つとして位置づけられています。 また、瑞龍寺は豊臣秀次を弔うために建てられた寺院であり、その歴史的価値は非常に高いものです。八幡山城本丸跡地にあり、秀次ゆかりの場所として知られて...»

伊崎寺

伊崎寺は、滋賀県近江八幡市白王町にある天台宗の寺院です。比叡山延暦寺の支院の一つとして「伊崎不動」とも称されています。また、比叡山無動寺、葛川明王院と並び、天台修験の三大聖地として知られています。伊崎寺の山号は「姨倚耶山(いきやさん)」です。 歴史と由来 寺院の創建 伊崎寺は、天正13年以前に成立した「伊崎寺縁起」によると、修験道の開祖とされる役小角(役行者)によって開かれたと伝わっています。彼はイノシシに導かれてこの地に至り、「猪先(いさき)」という名を付けたとされています。 貞観年間(859〜876年)には、相応(そうおう)和尚が寺院を創建し、葛川の滝で感得した不動明王を本尊としま...»

本願寺 八幡別院

本願寺八幡別院は、滋賀県近江八幡市にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の別院です。地元では「御坊さん」の愛称で親しまれており、長い歴史を持つ寺院として多くの人々に尊敬されています。また、境内には滋賀教区教務所があり、滋賀県における本願寺派の宗教活動の拠点として重要な役割を果たしています。 歴史 本願寺八幡別院の歴史は、1558年(永禄元)に本願寺第11代門主であった顕如が江州蒲生野(現在の滋賀県)に創建した金台寺を前身としています。1580年(天正8年)には、織田信長による寺地の寄進を受けて安土城下に移され、その後1592年(文禄元年)に豊臣秀次の寺地寄進により、現在の近江八幡市の地に移され...»

桑実寺

桑実寺は、滋賀県近江八幡市安土町にある天台宗の寺院です。標高433メートルの繖山(きぬがさやま)の中腹に位置しており、本尊は薬師如来、開山は定恵。別名「桑峰薬師」とも呼ばれ、西国三十三所観音霊場の32番札所である観音正寺への参詣路の途中にあります。 歴史 創建と由来 桑実寺の歴史は、白鳳6年(677年)に遡ります。寺伝によると、天智天皇の四女である阿閇(あへ)皇女(後の元明天皇)が病気に倒れた際、僧が祈りを捧げたところ、琵琶湖から薬師如来が降臨し、皇女の病気を癒したとされています。この出来事に感激した天智天皇は、藤原鎌足の長男である定恵に命じて寺を創建させました。寺の名前は、定恵が唐から...»

摠見寺

摠見寺は、滋賀県近江八幡市安土町に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は遠景山です。織田信長によって建立されたこの寺は、安土城跡の一部にあり、戦国時代の歴史的な趣を今に伝える貴重な存在です。 摠見寺の歴史 創建と織田信長の関わり 摠見寺は、天正年間(1573年~1592年)に織田信長が安土山の中腹に建立した寺院です。創建当初、尭照法印という僧侶が寺に住していたものの、摠見寺は正式な住持とは認めていませんでした。信長の死後、正仲剛可が正式な開山として住持となり、寺の運営を引き継ぎました。 信長は、近隣の社寺から多くの建物を摠見寺に移築しており、その中でも二王門や三重塔は、現在も重要文化財...»

浄厳院

滋賀県近江八幡市安土町慈恩寺にある浄土宗の寺院で、浄厳院はその名で知られています。山号は金勝山(こんぜさん)で、本尊は阿弥陀如来です。正式には「金勝山 慈恩寺 浄厳院」といいます。 概要 浄厳院は、かつて近江守護の佐々木六角氏によって建立された天台宗の寺院、慈恩寺威徳院の跡地に建てられた寺院です。信長によって再建され、その歴史には多くの興味深いエピソードが含まれています。 歴史 浄厳院のある地には、正平年間(1346年 - 1370年)に佐々木六角氏頼によって建立された天台宗の寺院、慈恩寺威徳院が存在していました。しかし、この寺院はその後、戦火によって焼失してしまいます。 天正5年(...»

補陀洛山 長光寺

長光寺は、滋賀県近江八幡市長光寺町にある高野山真言宗の寺院です。山号は補陀洛山で、本尊は千手子安観世音菩薩を祀っています。別称として「ハナノキ寺」とも知られており、歴史的にも文化的にも重要な寺院です。 歴史 創建の伝説 長光寺の寺伝によれば、推古天皇の時代に聖徳太子が高階妃と共に「老蘇の森」(現在の近江八幡市安土町東老蘇)に仮宮を設けていた時、高階妃が産気づきました。聖徳太子は仏法に頼り、観世音菩薩に祈るよう妃に告げると、妃はひたすら仏に救いを求めました。その際、西南の空から童子が現れ、「汝の願いは観世音菩薩が救うだろう」と告げて飛び去り、間もなく無事に出産を果たしました。太子はこの出来...»

竜王町

竜王町は、滋賀県蒲生郡に位置する自然豊かな町です。この町は、歴史的な名所や自然を楽しむスポット、アウトレットパークなど、観光やレジャーに最適な場所が多くあります。町の魅力を知ることで、訪れる人々にとって充実した旅を提供する観光地となっています。 竜王町総合運動公園 竜王町総合運動公園は、岡屋に位置し、スポーツやレクリエーション活動が楽しめる総合施設です。公園内には、屋根付き多目的グラウンド「ドラゴンハット」、プールや体育館、弓道場を備えた「ドラゴンスポーツセンター」、さらにテニスコートが整備されています。スポーツイベントや大会も頻繁に開催されており、地元住民だけでなく、多くの観光客にも親し...»

沙沙貴神社

沙沙貴神社は、滋賀県近江八幡市安土町常楽寺にある由緒ある神社です。式内社であり、旧社格は県社に指定されています。佐々木姓発祥の地として知られ、近江源氏の氏神を祀る場所でもあります。 神社の概要 歴史的背景 沙沙貴神社では少彦名命を主神とし、合わせて計四座五柱の神々を祀っています。これらの神々は「佐佐木大明神」と総称され、地域や佐々木姓を持つ一族にとって重要な信仰の対象となっています。特に、宇多源氏の祖である敦実親王やその父・宇多天皇も合祀されており、宇多源氏や佐々木氏の氏神として長い歴史を持ちます。 神話と伝承 沙沙貴神社の起源は神代に遡り、少彦名命が「ササゲ」の船に乗りこの地に降り...»

大嶋神社 奥津嶋神社

滋賀県近江八幡市北津田町に鎮座する大嶋神社・奥津嶋神社は、歴史と文化に彩られた式内社です。両社はそれぞれ異なる神を祀っており、その神秘的な雰囲気と豊かな自然環境に囲まれた場所は、多くの参拝者や観光客に愛されています。 神社の概要 大嶋神社・奥津嶋神社は、もともと別々の場所にあった神社が統合されて現在の姿になりました。大嶋神社は大国主神を、奥津嶋神社は奥津島比売命を祭神として祀っています。どちらも式内社であり、大嶋神社は式内小社、奥津嶋神社は名神大社論社に分類されています。 祭神と神紋 大嶋神社の祭神は大国主神、奥津嶋神社の祭神は奥津島比売命です。大国主神は、日本神話における国造りの神と...»

小田神社

小田神社は、滋賀県近江八幡市小田町にある歴史ある神社です。旧社格は郷社であり、古くから地域の人々に崇敬されてきました。 概要 小田神社は、その歴史や建築、祭神によって、地域の重要な文化財として知られています。主祭神として大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀り、その他にも罔象女神(みずはのめのかみ)、若雷神(わけいかづちのかみ)、八上比賣命(やがみひめのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、須佐之男命(すさのおおのみこと)など、多くの神々が配祀されています。 祭神 主祭神:大山咋神(おおやまくいのかみ) 配祭神: 罔象女神(みずはのめのかみ) 若雷神(わけいかづちのかみ...»

百々神社

百々神社は、滋賀県近江八幡市北津田町に位置する歴史ある神社です。その創建には、古くからの伝説が語り継がれています。特に「喘息封じの神様」として信仰され、地元の人々だけでなく、訪れる多くの参拝者にも親しまれています。 神社の由来と歴史 百々神社の歴史は宇多天皇の時代にさかのぼります。その時代、神社の近くを流れる長命寺川には、橋の下に大蛇が住んでいました。その大蛇は川を渡る人々を困らせていましたが、偶然通りかかった敦実親王がこの大蛇を退治したとされています。退治された蛇の魂を鎮めるために、村人たちは川のほとりに神社を建てて祀りました。これが百々神社の始まりとされています。 また、この神社は珍...»

藤ヶ崎龍神社

藤ヶ崎龍神社は、滋賀県近江八幡市牧町にある神社で、五社神社の境外社です。この神社は琵琶湖側の藤ヶ崎神社と山側の妙得龍王神社から構成されています。両社はそれぞれ独特の伝承や信仰を持ち、多くの人々に崇敬されています。 藤ヶ崎龍神社の概要 藤ヶ崎龍神社は、龍神信仰が色濃く残る神社として知られており、天候や水に関する神事が行われています。また、この地域は歴史的にも重要な場所であり、室町時代の将軍・足利義澄が京都を逃れ、この地に匿われたとされています。さらに、十二代将軍・足利義晴はこの地で誕生していることから、歴史的な背景を持つ神社でもあります。 藤ヶ崎神社 藤ヶ崎神社は琵琶湖に面した美しい場所...»

奥津嶋神社

奥津嶋神社は、滋賀県近江八幡市沖島町に位置する歴史ある神社です。この神社は古来から村の守護神として信仰されており、その社格は旧村社に指定されています。美しい琵琶湖に浮かぶ沖島に鎮座し、静寂の中で神聖な雰囲気が漂っています。 神社の概要 奥津嶋神社は、神紋に「笹竜胆(ささりんどう)」を用い、祭神として「奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)」を祀っています。琵琶湖の湖上に浮かぶ沖島は、日本唯一の湖にある有人島として知られ、島全体が神社の神域のような神秘的な雰囲気を持っています。 所在地 奥津嶋神社は、滋賀県近江八幡市沖島町に位置しています。近江八幡市は、古くから商人の町として栄え、現在で...»

御猟野乃杜 賀茂神社

賀茂神社は、滋賀県近江八幡市にある神社です。「御猟野乃杜 賀茂神社」とも称され、その歴史と由緒ある神社は地域に深い文化的影響を与え続けています。 概要 賀茂神社は、奈良時代の736年(天平8年)に聖武天皇によって創建された神社です。この神社は、特に馬に関する伝統的な文化や儀式が行われており、日本の歴史において重要な役割を果たしてきました。 白村江の戦いの後、天智天皇は日本の軍事力強化を図り、騎乗技術の発展と馬の繁殖のためにこの地に国営牧場を設置しました。その後、聖武天皇は国内の荒廃を憂い、国土の平安を祈るために吉備真備を中心とした陰陽道の教えに基づき、壮大な神社を建てたとされています。賀...»

奥石神社

奥石神社は、滋賀県近江八幡市安土町東老蘇に位置する歴史的な神社です。式内社として知られ、旧社格は県社に位置づけられています。この神社は、東老蘇集落の北側、中山道(中仙道)沿いに広がる「老蘇森(おいそのもり)」という国の史跡の中に鎮座しており、その歴史的背景や自然の美しさから、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。 概要 奥石神社の所在地は、滋賀県近江八幡市安土町東老蘇1615であり、周辺は自然豊かな環境に囲まれています。鳥居をくぐると、静けさと神秘的な雰囲気に包まれた境内が広がっており、訪れる人々を魅了します。 鳥居と祭神 奥石神社の鳥居をくぐると、その奥に現在の祭神である「天児...»

安土町城郭資料館

安土町城郭資料館は、滋賀県近江八幡市安土町にある歴史資料館です。この資料館は、織田信長が築城した安土城に関連する貴重な資料を中心に展示しており、旧安土町と近江八幡市が合併した後も、安土城郭資料館としてその魅力を発信し続けています。 中世の安土と織田信長を学ぶ この資料館は、中世の安土や織田信長に関する資料を豊富に収集・展示しています。特に目を引くのが、20分の1のスケールで再現された幻の名城「安土城」です。このモデルは、かつての安土城の栄華を忠実に再現したもので、訪れる人々に歴史のロマンを感じさせます。 安土城の再現模型 安土城の模型は、城郭建築の美しさと壮大さを体感できる展示の一つで...»

三井アウトレットパーク 滋賀竜王

三井アウトレットパーク 滋賀竜王は、滋賀県蒲生郡竜王町にある三井アウトレットパーク系列のアウトレットモールです。この施設は、豊かな自然環境を活かした「環境共生型アウトレットモール」というコンセプトを持っており、多くの買い物客に親しまれています。 概要 三井アウトレットパーク 滋賀竜王は、2009年(平成21年)1月19日に三井不動産によって出店計画が発表され、2010年(平成22年)7月8日に開業しました。これは京滋エリア初(当時、近畿地方で3施設目)のアウトレットモールであり、日本でも最大規模のアウトレットモールのひとつです。開業当初、日本初出店が25店舗、関西初が49店舗という多彩なラ...»

苗村神社

苗村神社は、滋賀県蒲生郡竜王町に位置する格式高い神社で、延喜式神名帳に「長寸(なむら)神社」として記されている式内社です。旧社格は県社で、近隣33ヶ村の氏子を有する総社として地元の信仰を集めています。 神社の概要 苗村神社は、長い歴史と深い伝統を誇る神社で、その創祀は垂仁天皇の時代に遡るとされています。特に苗村の地名と同音の「長寸」という名前が由来となり、その地には数々の神事や文化財が今も守り伝えられています。 所在地 苗村神社は、滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸467番地に位置しています。近隣の観光地としても有名で、多くの参拝者が訪れる場所です。 苗村神社の歴史 創祀の起源 苗村神社...»

旧伊庭家住宅

旧伊庭家住宅は、滋賀県近江八幡市安土町小中に位置する歴史的建造物です。この建物は、安土町文化財建造物第1号として指定されており、現在ではその歴史的価値と建築様式の魅力から多くの観光客に訪れられています。 建物の概要 旧伊庭家住宅は、大正2年(1913年)に、アメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)の設計により建築されました。これは、旧住友財閥の二代目総理事であった伊庭貞剛(いばさだたけ)の四男、伊庭慎吉の邸宅として建てられました。伊庭慎吉は画家であり、神職を務め、また安土村の村長も歴任しました。このため、この住宅は「伊庭家住宅」や「伊庭...»

ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

ボーダレス・アートミュージアム NO-MA(ノマ)は、滋賀県近江八幡市にある美術館であり、障害者によるアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の美術作品を展示する施設です。 NO-MAの概要 ボーダレス・アートミュージアム NO-MAは、昭和初期に建てられた町屋である旧野間邸をリノベーションして、オルタナティヴ・スペースとして活用しています。2004年に社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団が日本財団の助成を受けて開館し、障害者アートにとどまらず、多様なアート作品の展示を通じて「ボーダレス」の概念を探求する場として機能しています。 建物とその特徴 美術館は、近江八幡市の中心に位置し、重要...»

池田町洋館街

池田町洋館街は、滋賀県近江八幡市の旧市街に位置し、大正時代に建築された西洋館が立ち並ぶエリアです。この地域は、アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した洋館群が特徴であり、近江八幡の重要な歴史的資産となっています。 池田町洋館街の概要 池田町洋館街は、大正時代に建てられた3棟の西洋館で構成されており、その建築様式は当時の異文化交流を象徴するものです。これらの建物はヴォーリズが近江八幡で初めて設計したもので、現存する3つの建物にはそれぞれ異なる歴史と背景があります。 旧ウォーターハウス邸 旧ウォーターハウス邸は、1913年(大正2年)に建築された建物で、早稲田大学の元教...»

旧八幡郵便局

旧八幡郵便局は、日本の滋賀県近江八幡市仲屋町中8にある歴史的建造物です。ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による洋風建築が特徴で、かつて郵便局として利用されていましたが、現在はギャラリーやイベント会場としても活用されています。 旧八幡郵便局の歴史 旧八幡郵便局の歴史は、1873年(明治6年)に設立された「八幡郵便局」に遡ります。1895年(明治28年)に現在の所在地である滋賀県近江八幡市仲屋町に移転しました。その後、1921年(大正10年)、アメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって新たな局舎が設計され、洋風建築の郵便局が完成しました。この郵便局は、1960年(昭和35年)ま...»

白雲館

白雲館は、滋賀県近江八幡市為心町元9に位置する明治時代初期に建てられた擬洋風建築の校舎で、現在は国の登録有形文化財に指定されています。もともとは、1877年(明治10年)に八幡東学校として建設され、近江商人たちが地元の子どもたちの教育充実を図るために設立されました。その建設費用は6,000円で、大半が寄付によって賄われました。当時としては非常に高額な建築費であり、米1俵が1円34銭の時代にこれだけの資金が集められたことから、近江商人の教育への熱意が窺えます。 白雲館の歴史 八幡東学校の設立とその後の役割 白雲館は、1877年に八幡東学校として建設されましたが、1891年(明治24年)には...»

西の湖

西の湖は、琵琶湖の東南岸に位置し、滋賀県近江八幡市にある美しい内湖です。琵琶湖周辺にはかつて多くの内湖が存在しましたが、現在ではその多くが干拓され、姿を消しています。その中で、西の湖は現存する最大の内湖であり、自然が豊かに残されています。2006年11月1日には鳥獣保護区に指定され、2008年10月30日にはラムサール条約湿地としても登録され、国際的にも重要な湿地として評価されています。 地理 西の湖は、かつて琵琶湖の一部でありましたが、大中之湖の干拓により独立した水域として残されました。西の湖には、安土川、山本川、蛇砂川、黒橋川といった河川が流入し、その水は長命寺川を介して琵琶湖に注がれ...»

旧西川家住宅

旧西川家住宅は、滋賀県近江八幡市にある歴史的な古民家です。江戸時代から明治時代前半にかけて活躍した近江商人である西川利右衛門(にしかわ りえもん)の屋敷で、現在は国の重要文化財に指定されています。この住宅は、江戸時代の町並みを今に伝える貴重な遺構であり、訪れる人々に当時の商家の風景を楽しませてくれます。 概要 旧西川家住宅は、1930年(昭和5年)に西川家の子孫が途絶えたことを受けて、市に寄贈されました。寄贈後は郷土資料館や歴史民俗資料館とともに一般公開され、訪問者はその歴史と文化を学ぶことができます。また、この建物は新町通りに面しており、八幡伝統的建造物群保存地区に含まれています。保存地...»

八幡堀

八幡堀は、滋賀県近江八幡市に位置する歴史的な水路です。この運河は、豊臣政権時代の天正13年(1585年)に造られ、八幡山城の城下町と琵琶湖を結び、商業都市としての発展に大きく寄与しました。全長は約4.75キロメートル、幅員は約15メートルに及び、その役割は現在でも市民の憩いの場や観光名所として続いています。また、近江八幡の水郷全体は「琵琶湖八景」の一つに数えられ、和船による遊覧なども楽しめる観光地となっています。 八幡堀の歴史 造営の背景 安土桃山時代、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山城を築城した際、琵琶湖と城下町をつなぐために八幡堀が開削されました。この水路は、城の防衛と商業的役割を...»

近江八幡市 八幡伝統的建造物群 保存地区

近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区は、滋賀県近江八幡市の旧市街地に位置する、歴史的価値を持つ建物群が保存されている地域です。八幡堀、日牟禮八幡宮境内地、新町通り、永原町通りを中心とした約13.1ヘクタールの広さを誇り、保存地区内には180の建築物と93の工作物が特定され、伝統的建造物として保護されています。この地区は1991年4月30日に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、その歴史的、文化的価値が認められています。 保存地区の歴史的背景 近江八幡の発展の起源は、天正13年(1585年)に豊臣秀次によって琵琶湖の東岸に位置する八幡山に八幡山城が築かれたことにさかのぼります。八幡地...»

八幡山ロープウェー

八幡山ロープウェーは、滋賀県近江八幡市に位置し、公園前駅から八幡城址駅までを結ぶ索道(ロープウェイ)です。このロープウェーは、観光客や参拝者を八幡山城跡や村雲御所瑞龍寺へと運びます。また、「恋人の聖地サテライト」としても認定され、ロマンチックな観光地としても知られています。 八幡山の魅力 里山の自然と絶景 八幡山は、標高271.9メートルの里山で、豊かな自然に囲まれた風光明媚な場所です。ロープウェーを利用すれば、山麓から山頂まで約4分で到達でき、頂上からは琵琶湖や西の湖、旧城下町の風景が一望できます。四季折々の風景を楽しむことができ、特に春の桜や秋の紅葉の時期は、訪れる人々に美しい景観を...»

沖島

沖島(おきしま)または沖ノ島(おきのしま)は、琵琶湖の沖合約1.5kmに位置する琵琶湖最大の島です。この島は、琵琶湖国定公園の第2種特別地域に指定されており、豊かな自然環境と歴史的な背景を持つ島として知られています。また、2015年4月24日には「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として日本遺産に認定されました。 沖島の概要 沖島は、滋賀県近江八幡市沖島町に属し、約250人が住む有人島です。島の南西部には集落が形成されており、島内には小学校や郵便局も設置されています。さらに、島内には多くのネコが生息しており、観光客にとってもその可愛らしい姿が人気です。 琵琶湖唯一...»

東近江市

東近江市は滋賀県の南東部に位置し、京阪神と中京圏とのほぼ中間にあたる地域にあります。この市名は、旧国名である「近江国」に由来しています。東西に広がる市域には、鈴鹿山脈や琵琶湖などの自然の美しさと歴史的な名所が豊富で、観光資源としても非常に魅力的です。 自然と歴史が融合する観光スポット 鈴鹿国定公園・万葉の森 船岡山 東近江市には、鈴鹿国定公園に属する美しい自然が広がっています。その中でも「万葉の森 船岡山」は、『万葉集』に登場する額田王と大海人皇子の相聞歌が刻まれた歌碑があり、歴史と自然が調和する魅力的な場所です。古代の歴史を感じながら、四季折々の自然を楽しむことができます。 寺院巡り...»

永源寺

永源寺は、滋賀県東近江市永源寺高野町に位置する臨済宗永源寺派の大本山であり、山号は瑞石山(ずいせきさん)です。本尊は観世音菩薩であり、特に紅葉の美しさで知られ、秋には多くの観光客が訪れます。また、毎年10月1日に行われる開山忌も永源寺の重要な行事です。 歴史的背景 永源寺は、康安元年(1361年)に近江守護の六角氏頼(佐々木氏頼)が寂室元光(正灯国師)に帰依し、雷渓(らいけい)と呼ばれる当地を寄進して創建された寺院です。元々の山号は飯高山でしたが、伽藍の造営時に石にまつわる様々な奇瑞があり、瑞石山に改号されました。また、寺名「永源寺」は、氏頼の法名「雪江宗永」の「永」と、氏頼が近江源氏の嫡...»

百済寺

百済寺は、滋賀県東近江市にある天台宗の寺院で、山号は釈迦山、本尊は十一面観音です。聖徳太子が開基とされており、金剛輪寺や西明寺とともに「湖東三山」の一つとしても知られています。境内は国の史跡に指定され、特に紅葉の名所として多くの観光客を集めます。 寺院の歴史 創建の由来 百済寺の創建は、推古天皇14年(606年)に聖徳太子が高句麗の僧・恵慈とともにこの地を訪れた際、山中で不思議な光を見つけたことがきっかけとされています。光の元をたどると、それは霊木の杉であり、太子はその杉を使って十一面観音像を彫り、堂宇を建てたと伝えられています。この寺は、百済の龍雲寺を模して建てられたため、百済寺と名付...»

阿育王山 石塔寺

石塔寺は、滋賀県東近江市に位置する天台宗の寺院で、阿育王山という山号を持ちます。本尊は秘仏の聖観音で、「石塔寺」の名のとおり、境内には石造三重塔(伝・阿育王塔)を中心に、数万基の石塔や石仏が点在しています。 阿育王塔と石塔フェスティバル この寺は、毎年8月末に「石塔フェスティバル(石塔寺万燈祭)」が開催されることで知られています。この行事では、境内に並ぶ無数の石塔や石仏に献灯が行われ、荘厳な光景が広がります。石塔寺は、近江西国三十三箇所の第22番札所としても信仰を集めています。 石塔寺の歴史 聖徳太子の伝承 石塔寺は、聖徳太子が創建したという伝承を持つ寺院です。伝承によれば、聖徳太子...»

石馬寺

石馬寺は、滋賀県東近江市五個荘石馬寺町にある臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は御都繖山(ぎょとさんざん)であり、本尊は十一面千手観世音菩薩です。石馬寺は、その歴史と文化財により、訪れる者に深い感銘を与える場所となっています。 石馬寺の歴史 創建の由来 石馬寺の歴史は、推古天皇2年(594年)にまで遡ります。伝承によれば、聖徳太子が仏法興隆を祈り、霊地を求めて当地を訪れた際に、彼の乗っていた馬が突然進まなくなりました。聖徳太子はその場所を御都繖山と名付け、寺を建立したと伝えられています。この時、太子の馬は石と化し、池に沈んでいったという神秘的な逸話が残されています。 現在でも、山門跡の近く...»

善勝寺

善勝寺は、滋賀県東近江市に位置する曹洞宗の寺院です。山号は繖山(きぬがさやま)で、標高433メートルの繖山の北側に位置しています。本尊は十一面観音で、近江三十三所観音霊場の二十番札所となっています。 寺の歴史 善勝寺の歴史は古く、寺伝によれば、聖徳太子によって創建された霊場であるとされています。創建当時は、太子の叔父である良正上人が開基し、石窟の中で弥勒菩薩の霊像を得たことが始まりとされています。その後、聖徳太子が彫刻したとされる観音像とともに両本尊とし、寺は「釈善寺」と名付けられました。 坂上田村麻呂が東夷征伐を終えた後、この地に訪れ、寺を再興しました。その際、「善く勝った」という勝利...»

北向岩屋十一面観音

北向岩屋十一面観音は、滋賀県東近江市猪子町に位置する、石仏とそれを祀る岩窟で構成された重要な観音霊場です。この観音像は、善勝寺の奥の院とされており、長年にわたって多くの信者から信仰を集めてきました。 石造りの観音像 北向岩屋十一面観音は、猪子山(標高268メートル)の山頂に位置しており、岩屋の中に安置された像高55cmの十一面観世音菩薩石像が特徴的です。この石仏は、奈良時代に安置されたと伝えられており、合掌の手に数珠をかけた珍しい姿をしています。古くからこの地に祀られ、地域の人々の信仰の対象となってきました。 坂上田村麻呂との関わり 平安時代には、坂上田村麻呂が鈴鹿の鬼賊大嶽丸を討伐す...»

河桁御河邊神社

河桁御河邊神社は、滋賀県東近江市神田町にある歴史ある神社です。式内社論社としての位置づけを持ち、旧社格は郷社とされています。神社の神紋は「抱澤潟(ほうたくがた)」と呼ばれ、古代の風情を今に伝えています。 祭神 河桁御河邊神社の祭神は以下の通りです。 天湯河桁命(あめのゆかわけたのみこと) 瀬織津姫神(せおりつひめのかみ) 稲倉魂命(いなくらたまのみこと) 歴史 河桁御河邊神社の創建は非常に古く、人皇29代宣化天皇の4年(約1500年以上前)に、当地の豪族である玉祖宿禰磯戸彦連が勧請したと伝えられています。古代から「三川辺大明神」とも呼ばれ、地域の信仰の中心として存在してき...»

太郎坊宮(太郎坊 阿賀神社)

阿賀神社は、滋賀県東近江市小脇町に位置し、通称「太郎坊宮」または「太郎坊阿賀神社」として広く知られています。かつては村社に指定され、現在は神社本庁の別表神社に加列されています。巨岩が立ち並ぶ神秘的な風景と、豊かな歴史に彩られたこの神社は、多くの参拝者や観光客を魅了しています。 神仏習合の歴史 阿賀神社の起源は、巨岩を磐座(いわくら)として祭祀が行われていた欽明天皇の時代にさかのぼります。推古天皇の時代、西暦600年頃、聖徳太子が箕作山で瓦屋寺を創建し、赤神山に正哉吾勝勝速日天忍穂耳命を祀る社を建立しました。この社は、赤神山にちなみ「阿賀神社」と名付けられ、太郎坊宮としても知られるようになり...»

龍王寺

龍王寺は、滋賀県蒲生郡竜王町川守に位置する天台宗の寺院で、山号を雪野山といいます。本尊は薬師瑠璃光如来(薬師如来)で、古くから「ぜんそく寺」や「へちま寺」の愛称で親しまれています。歴史的背景や文化財に富み、古くから地域の人々に信仰されている由緒ある寺院です。 龍王寺の歴史 創建と由来 龍王寺は、和銅3年(710年)に元明天皇の勅願により、行基によって雪野寺(ゆきのでら)として創建されたと伝えられています。この古い寺院は、長い歴史の中でさまざまな変遷を経てきました。特に奈良時代には、「野寺」とも呼ばれ、周辺地域の信仰の中心地として栄えました。 奈良時代の遺産 雪野寺跡からは奈良時代の塑...»

大皇器地祖神社

大皇器地祖神社は、滋賀県東近江市君ヶ畑町にある歴史的な神社です。旧社格は村社であり、木地師(きじし)の祖神として知られる惟喬親王(これたかしんのう)を祀っています。この神社は、木地師文化の発祥地としても重要な意味を持っています。 祭神と神紋 祭神は惟喬親王で、木地師の祖神として崇められています。惟喬親王は、木工技術の発展に大きな貢献をしたとされ、木地師たちから特別な信仰を集めています。神社の神紋は十六菊で、格式高い神社であることが窺えます。 神社の歴史 大皇器地祖神社は、898年(寛平10年)に創祀されたと伝わっています。創建当初から、正月・5月・9月には国家の安泰と皇家の繁栄を祈る祈...»

五個荘金堂町

五個荘金堂町は、滋賀県東近江市に位置する歴史ある町です。かつて古代条里制の区画割りを残す農村地帯であり、江戸時代から昭和初期にかけて活躍した近江商人の発祥地としても知られています。田園風景の中に並ぶ商人屋敷や社寺の美しい景観は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。さらに、2015年(平成27年)4月24日には「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として日本遺産にも認定されました。 地理と周辺環境 五個荘金堂町は東近江市五個荘地区のほぼ中央に位置しており、町域は条里制に従った正方形の形状をしています。集落は町の中部から南部にかけて集中し、東部や南西部には昭和中期...»

観峰館

観峰館は、滋賀県東近江市五個荘竜田町にある、「書の文化にふれる博物館」をメインテーマとした博物館です。館内には、中国近現代書画や日本の書画を中心に、約2万5千点の貴重な収蔵品が展示されています。 沿革 観峰館の設立のきっかけは、日本習字教育財団の創立者である原田観峰氏が1960年代後半から蒐集した、書道教育資料や文化教育資料にあります。原田氏は、特に中国近代の書画を中心に貴重な作品を収集しており、そのコレクションを保存し展示するための博物館設立を目指していました。彼の構想は実現し、1995年10月、彼の死後に観峰館が開館しました。 2015年には新館がオープンし、現在では他の機関からの借...»

日野町

日野町は、滋賀県東部に位置する町であり、蒲生郡に属しています。歴史的な背景を持つこの町は、自然豊かな風景と歴史的な名所が点在し、観光地としても知られています。 名所・旧跡・観光スポット 日野町には、歴史的な城跡や美しい自然景観、文化的な建造物など、さまざまな観光スポットがあります。特に城跡や神社、寺院など、歴史的背景を感じられる場所が多く、歴史愛好家にとっても魅力的な地域です。 主な名所・旧跡 馬見岡綿向神社 馬見岡綿向神社は、日野町の代表的な神社の一つで、歴史と伝統を誇る場所です。毎年5月に行われる「日野祭」では、華やかな祭礼が催され、多くの観光客が訪れます。 近江日野商人館 ...»

鎌掛谷ホンシャクナゲ群落

滋賀県蒲生郡日野町鎌掛に位置する「鎌掛谷ホンシャクナゲ群落」は、国の天然記念物に指定されている美しい自然の景観を誇る地域です。この地域には、ホンシャクナゲ(本石楠花)という常緑の低木が自生し、4月下旬から5月中旬にかけて美しい花を咲かせます。 ホンシャクナゲとは ホンシャクナゲは高さ約4メートルに成長する常緑低木です。本州の愛知県、長野県、富山県以西、四国などの標高の高い場所に自生しており、湿った土壌を好む性質があります。この植物は、その美しい花が咲く時期に訪れる観光客に特に人気があります。 鎌掛谷ホンシャクナゲ群落の位置 鎌掛谷ホンシャクナゲ群落は、滋賀県蒲生郡日野町鎌掛地区の集落か...»

熊野のヒダリマキガヤ

熊野のヒダリマキガヤは、滋賀県蒲生郡日野町熊野にある国の天然記念物に指定された貴重な植物です。このヒダリマキガヤは、通常のカヤ(榧)の変種であり、その特徴的な種子が「左巻き」の形状をしていることから、この名前が付けられました。熊野のヒダリマキガヤは、1922年(大正11年)に国の天然記念物に指定され、国内に3件しかない天然記念物指定のヒダリマキガヤの1つです。 ヒダリマキガヤの特徴 ヒダリマキガヤは、その種子が他のカヤとは異なり、外殻に左巻きの波紋状のスジがあることが特徴です。これが「ヒダリマキ」(左巻き)と呼ばれる由来です。通常のカヤの種子は右巻きのスジが見られることが多いため、この変異...»

鎌掛の屏風岩

滋賀県蒲生郡日野町に位置する鎌掛の屏風岩は、国の天然記念物に指定された巨大な岩の露頭で、自然の力によって形成された美しい地質学的特徴を持つスポットです。この巨岩は、平滑な表面が特徴で、その姿がまるで折りたたまれた屏風のように見えることから「屏風岩」と呼ばれています。 屏風岩の特徴と地質的価値 鎌掛の屏風岩は、美濃・丹波帯のチャートと頁岩(けつがん)という岩石が交互に層を成している層理面と、それに直交する節理面が見事に残されており、自然のままの地層の状態をはっきりと観察することができます。このような地質学的特徴をもつ岩は珍しく、そのため1943年(昭和18年)8月24日に国の天然記念物に指定...»

信楽院

信楽院は、滋賀県蒲生郡日野町村井に位置する浄土宗の寺院です。正式名称は「仏智山 信楽院 大松寺」で、知恩寺に属し、中世に日野一帯を統治した蒲生氏の菩提寺として有名です。本堂や涅槃図が滋賀県の指定文化財となっています。 信楽院の概要 信楽院は、蒲生郡日野町村井に位置し、浄土宗に属する歴史的な寺院です。中世の蒲生氏の菩提寺であり、その本堂や仏教美術は県の文化財として指定されています。 信楽院の歴史 創建と移転 信楽院の発祥は定かではありませんが、奈良時代前半に聖武天皇の勅令により建立されたと伝えられています。もともとは天台宗の寺院で、現在の甲賀市に位置した「信楽寺」がルーツです。室町時代...»

馬見岡綿向神社

馬見岡綿向神社は、滋賀県蒲生郡日野町の東にそびえる綿向山の麓にある神社で、山頂に祀られている大嵩神社の里宮です。綿向山を神体山として崇め、出雲系の三柱の神を祀っています。神社は「式内社馬見岡神社」に比定されており、旧社格は県社です。毎年5月2日と3日には、例祭として日野祭が開催され、地域に根ざした文化行事としても知られています。 祭神 馬見岡綿向神社では、出雲系の以下の三柱の神々が祀られています。 天穂日命(アメノホヒノミコト) 天夷鳥命(アメノヒナドリノミコト) 武三熊大人命(タケミクマオウシノミコト) 歴史 創建と発展 神武天皇の時代に、出雲国の開拓神を迎えて祀った...»

比都佐神社

比都佐神社]は、滋賀県蒲生郡日野町十禅師にある歴史的な神社です。旧社格は県社であり、日野町の歴史や文化を知る上で重要な存在です。 比都佐神社の概要 比都佐神社は、延喜式内社の論社であり、必佐郷の惣社(総社)として知られています。この神社の祭神には、日子火々出見尊(ひこほほでみのみこと)、天津日子火瓊々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)、木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)をはじめ、武甕槌神(たけみかづちのかみ)や天太玉神(あめのふとだまのかみ)など、多くの神々が祀られています。神紋は「三ッ巴」が用いられています。 所在地と交通アクセス 比都佐神社の所在地は滋賀県蒲生郡日野町十禅...»

鬼室神社

渡来人・鬼室集斯を祀る神社

鬼室神社は、滋賀県蒲生郡日野町小野に位置し、百済からの渡来人である鬼室集斯(きしつ しゅうし)を祀る神社です。鬼室集斯は『日本書紀』にも登場する歴史的人物であり、その墓碑がここに残されています。この神社は、韓国との国際交流の歴史的シンボルとしても重要な役割を果たしています。 神社の歴史 起源と伝承 鬼室神社の起こりは、正長2年(1429年)にさかのぼります。社殿造営の棟札によれば、尺一道人がこの地に不動堂を建てたことが最初のきっかけです。この不動堂が現在の鬼室神社の前身とされています。また、『興福寺領近江国蒲生郡長寸郷奥津野保左久良十七郷摠絵図』には、「大内蔵人時頼墓」と記載されており、...»

近江日野商人ふるさと館 旧山中正吉邸

滋賀県蒲生郡日野町に位置する「近江日野商人ふるさと館 旧山中正吉邸」は、体験・交流・学習を目的とした施設です。この建物は、近江日野商人(近江商人)の代表的な本宅建築として知られ、2015年3月31日に日野町有形文化財に指定されました。 施設の概要 「旧山中正吉邸」は、日野町の有形文化財としてその歴史と文化を保存・展示している施設です。旧山中正吉家の歴史的な建物を活用し、地元の歴史や文化を学ぶ場として親しまれています。また、ここでは近江商人としての生活や商業活動を垣間見ることができる展示が行われています。 近江日野商人の歴史 「近江日野商人」は、滋賀県日野町を拠点に全国各地で商業活動を行...»

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