高島市は、滋賀県北西部に位置する市で、人口は約4万人です。市域は琵琶湖の西岸から福井県若狭地方との県境まで広がり、面積は693.05平方キロメートルと県内最大の広さを誇ります。琵琶湖を縦断する西近江路や若狭街道が通り、交通の要衝として栄えました。高島市には、豊かな自然環境を活かした観光スポットや歴史ある神社仏閣が数多く存在し、訪れる人々に心休まる体験を提供しています。 自然スポット 高島市には、美しい景観を楽しめる自然スポットが豊富に揃っています。特に琵琶湖やその周辺の自然の景観は、四季折々で異なる美しさを見せ、多くの観光客を魅了しています。 沖の白石 琵琶湖に浮かぶ「沖の白石」は、そ...»
沖の白石(おきのしらいし・おきのしろいし)は、琵琶湖の沖合に浮かぶ神秘的な岩で、「化石(ばけいし)」「お化け石(おばけいし)」「船木三ッ石(ふなきみついし)」といった別称でも知られています。琵琶湖国定公園の特別保護地区に指定され、その独特の景観が多くの人々を魅了しています。 沖の白石の概要 沖の白石は、滋賀県彦根市にある多景島の西方約5km、または高島市にある船木崎の東方約5kmの沖合に位置しています。この岩は、1つの大きな岩と3つの小さな岩で構成されており、琵琶湖の水面から突き出したその姿が印象的です。周辺の水深は約80mに達し、大岩の高さは地上で約20mにおよぶため、岩の全長はおよそ1...»
海津大崎は、滋賀県高島市マキノ町海津に位置し、琵琶湖に突き出した岩礁地帯です。その風光明媚な景観は、琵琶湖八景の一つに数えられ、特に春の桜の時期には多くの観光客で賑わいます。 海津大崎の魅力 琵琶湖八景の一つとしての絶景 海津大崎の岩礁地帯は、琵琶湖周辺でも特に美しい景勝地として知られています。澄み切った湖面に、東山を主峰とする緑豊かな山々がそびえ立つ姿は、平坦な地形が多い琵琶湖では珍しく、神秘的で力強い雰囲気を感じさせます。 日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の一部 2015年4月24日、海津大崎は「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として日本遺産に認定されま...»
今津のザゼンソウ群落は、滋賀県高島市に位置するザゼンソウの群生地です。この群落は、国内南限のザゼンソウ自生地として知られ、饗庭野の湿地帯に広く高密度で群生していることから、多くの自然愛好者や観光客に親しまれています。 ザゼンソウ群落の見どころ ザゼンソウは特徴的な姿で、まるで禅僧が座禅を組んでいるように見えることから「ザゼンソウ」と名付けられました。この独特な植物が広範囲にわたって自生し、湿地帯を彩っています。毎年2月下旬には、この自然の魅力を堪能できる「ザゼンソウまつり」が開催され、多くの人々が訪れます。 案内板と観光情報 ザゼンソウ群落のエリアには観光用の案内板が設置されており、訪...»
マキノ高原]は、滋賀県高島市に位置する自然体験交流施設で、四季折々の美しい景観と多彩なアクティビティを楽しめるスポットです。高島市が条例に基づき設置した施設で、正式名称は「高島市マキノ高原自然体験交流施設」とされています。 施設の概要 マキノ高原は、赤坂山から大谷山にかけての南東麓に広がり、琵琶湖国定公園にも指定されています。豊かな自然環境の中で、キャンプ場、スキー場、グラウンド・ゴルフ場、温浴施設などが併設されており、四季を通じて多様なレジャー体験が可能です。高島市が設置し、「マキノ高原観光株式会社」が指定管理者として運営しています。 マキノ高原ファミリースキー場 赤坂山の山麓に位置...»
白鬚神社は、滋賀県高島市鵜川に位置する、国史見在社で旧社格は県社の神社です。全国にある「白鬚神社」の総本社とされ、琵琶湖に面した立地から「近江の厳島」とも称されています。 神社の概要 神社のシンボル「湖中大鳥居」 白鬚神社は琵琶湖畔に立地し、湖に浮かぶようにそびえる大鳥居が特徴です。鳥居は沖島を背景に、神社の神聖な雰囲気を引き立てています。白鬚神社は「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」として2015年に日本遺産に認定されました。 神紋と別称 白鬚神社の神紋は「左三ツ巴」で、別称として「白鬚大明神」や「比良明神」とも呼ばれます。この神社は比良山に関わりが深く、その山を神体山と...»
水尾神社(みおじんじゃ / みをじんじゃ)は、滋賀県高島市拝戸(はいど)に位置する由緒ある神社で、古代より多くの信仰を集めています。式内社(名神大社)であり、旧社格は県社です。神紋は「菊」とされており、古くから地域に根差した歴史を持つ神社です。 神社の祭神 主要な祭神 水尾神社の祭神は以下の2柱です。 磐衝別命(いわつくわけのみこと) - 垂仁天皇の皇子で、『古事記』『日本書紀』では三尾君(三尾氏)や羽咋君(羽咋氏)の祖とされています。河南社(南本殿:現在社)の祭神です。 比咩神(ひめがみ) - 第26代継体天皇の母、振媛を指します。河北社(北本殿)の祭神として祀られ、1971年...»
滋賀県高島市勝野に位置する日吉神社は、歴史的な価値を持つ神社です。旧社格は郷社で、地域住民からの深い崇敬を受けてきました。この神社は、かつての長宝寺の鎮守社として創建され、後に高島氏や大溝藩主である分部氏から保護を受けて発展してきました。 概要 日吉神社は、大山咋神(おおやまくいのかみ)を主祭神とし、その神紋には「左三ッ巴」が使用されています。嘉祥2年(1107年)に創建されたと伝えられ、長年にわたり地域の信仰の中心として存在しています。 歴史 鎮守社としての起源 日吉神社の起源は、嘉祥2年(1107年)に創建された長宝寺の鎮守社として、山王権現が祀られたことにさかのぼります。しかし...»
田中神社は、滋賀県高島市安曇川町田中に位置する神社です。その歴史は非常に古く、地域に根付いた信仰と文化を今に伝えています。 概要 田中神社は高島市にある伝統的な神社で、主に建速素盞嗚尊(たけはやすさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、および八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祭神として祀っています。境内には古墳や文化財も存在し、地域の歴史を感じられる場所となっています。 田中神社の歴史 創祀の年代ははっきりしていませんが、一説では9世紀の貞観年間に創建されたと伝えられています。古くは若林牛頭天王社と称され、地域の鎮守神として信仰を集めていました。 改称と郷社への昇格 ...»
邇々杵神社は、滋賀県高島市朽木に鎮座する神社で、宮前坊の氏神として信仰を集めています。古くは「十禅師」と呼ばれ、日吉大社摂社である樹下神社の分霊が祀られていると伝えられています。境内には江戸末期に建立された木造の二重多宝塔があり、朽木神宮寺宝塔とも称され、地元の文化財として保護されています。 祭神と神紋 祭神:邇々杵尊(ににぎのみこと) 神紋:四ッ目 邇々杵尊(ににぎのみこと)について 邇々杵尊は、日本神話に登場する神であり、天孫降臨の神話において高天原から地上に降り立った神とされています。邇々杵神社では、この邇々杵尊が御神体として祀られ、朽木地域の守護神として信仰されています。 ...»
大荒比古神社は、滋賀県高島市新旭町安井川にある格式の高い神社です。古くは「河内大明神」とも称され、歴史的にも由緒ある神社として知られています。現在も、地元の人々をはじめ多くの参拝者に親しまれており、特に例祭である「七川祭」が湖西地方で随一の祭りとして賑わいを見せます。 神社の概要 祭神 大荒比古神社の主祭神は次の2柱です: 大荒田別命(おおあらたわけのみこと) 豊城入彦命(とよきいりひこのみこと) また、配祀として以下の4柱も祀られています: 少彦名命(すくなひこなのみこと) 仁徳天皇(にんとくてんのう) 宇多天皇(うだてんのう) 敦実親王(あつみしんのう) ...»
日吉神社は、滋賀県高島市新旭町針江に鎮座する歴史ある神社です。旧社格は村社であり、「生水の郷」として知られる針江区の守護神として多くの信仰を集めています。 神社の概要 所在地と主祭神 日吉神社は高島市新旭町針江に位置し、玉拠姫命(玉依姫命)を主祭神としています。神社の神紋は「三ッ追い菊の葉に菊・左三ッ巴」です。 創建と歴史 日吉神社の創建は鎌倉時代の永仁2年(1294年)に遡り、石津重元が建立した重元山石津寺の鎮守社として祀られました。その後、応永29年(1422年)の『木津荘検注帳』には「石津寺」の記載が見られますが、やがて石津寺は荒廃し、「石津十禅師」と称されるようになりました。...»
日吉二宮神社は、滋賀県高島市新旭町深溝に鎮座する神社で、長い歴史と豊かな文化を持つ神社として知られています。かつての村社であり、現在も地域の人々に崇敬される存在です。 神社の概要 日吉二宮神社は、滋賀県高島市新旭町深溝にあり、祭神として大山咋神を祀っています。神紋は双葉葵で、比叡山の鎮守としても崇められてきました。 創建と歴史 社僧家に伝わる「饗庭家文書」によると、保延4年(1138年)に木津荘が山門千僧供領になった際に勧請されたとされています。応永15年(1408年)には氏子の争議により、当神社と現在の大國主神社に分かれ、琵琶湖畔に遷座されました。江戸時代初期までは両神社で4月に例祭...»
大國主神社は、滋賀県高島市新旭町饗庭に位置する神社です。江戸時代まで「高嶋今宮」「今宮山王宮」と呼ばれ、通称「五十川神社(いかがわじんじゃ)」として親しまれていました。旧社格は村社です。 概要 大國主神社は、地域の総鎮守として勧請され、歴史ある神社として地元に根付いています。祭神としては主に大己貴神(おおなむちのかみ)を祀り、その他に複数の神々を合祀しています。 祭神 主祭神 大己貴神(おおなむちのかみ) - 商売繁盛、縁結び、病気平癒などのご利益があるとされています。 配祀神 健雷命(たけいかづちのみこと) 小毘古命(すくなびこなのみこと) 火産霊神(ほむすびのかみ) ...»
波爾布神社は、滋賀県高島市新旭町饗庭に位置する由緒ある神社です。この神社は「土生大明神」や「土生さん」とも呼ばれ、古くから地域の人々に親しまれてきました。 神社の概要 波爾布神社は、旧饗庭村と旧新儀村の一部を合わせた計17地区の御社とされ、地域の信仰の中心としての役割を果たしています。高島郡内でも特に古い神社であり、近世初期の新旭町において最も古い建築物とされています。土生大明神としても知られ、この地の自然を神格化し、山や水を祀る風習に由来すると考えられています。 本殿の建築 現在の本殿は、元和10年(1624年)に再建されたもので、大規模な三間社流造を採用しています。向拝一間、銅抜茸...»
日置神社は、滋賀県高島市今津町酒波(さなみ)に鎮座する歴史ある神社です。式内社論社であり、旧社格は郷社に属しています。その昔、この地は「酒波岩劔大菩薩」として知られていましたが、現在は「日置神社」の名で広く親しまれています。 祭神: 素盞嗚命、日置宿禰命神紋: 十六枚菊旧社格: 郷社 歴史と由来 創建の伝説 日置神社は古くから「酒波岩劔大菩薩」と呼ばれ、河上郷の惣社として人々に崇敬されていました。伝説によると、垂仁天皇の時代、この地にある「腹赤の池」に大蛇が現れ、人々を苦しめていたといわれています。その際、素盞鳴命と稲田姫命が現れ、この大蛇を退治しました。その後、大蛇の尾から得た剣をこ...»
津野神社は、滋賀県高島市にある歴史ある神社です。高島市の今津町に2か所存在し、いずれも延喜式神名帳に記された近江国高島郡津野神社の後裔とされています。 概要 津野神社は、今津町北仰と今津町角川の2か所に鎮座しており、それぞれに異なる歴史や神事があります。高島市内での津野神社は、地域の氏神として信仰され、多くの人々に守られてきました。 津野神社の歴史 創建と由緒 津野神社の創建については、正確な年代は不明とされています。今津町北仰にある津野神社は、紀角宿禰の6世の孫である角臣来子宿彌によって勧請されたと伝えられています。また、この神社は津野郷および河上郷の惣社とされ、地域の信仰を集めて...»
最勝寺は、滋賀県高島市勝野にある真宗大谷派に属する歴史ある寺院です。山号は「琶湖山」といい、本尊として阿弥陀如来を安置しています。 概要 最勝寺は、蓮如上人による指導のもと建立されたと伝えられ、湖西地域における古刹として知られています。その創建の背景には、当時の社会状況や宗教的な影響が色濃く反映されており、今日でも地域の人々の信仰の中心として重要な役割を果たしています。 歴史(縁起) 蓮如上人との関わり 最勝寺の創建は、蓮如上人が北陸地方の吉崎御坊へ向かう途中、高島市勝野の打下(うちおろし)に立ち寄ったことに由来します。その際、蓮如上人は現地の地下人であった山田正明に「一宇を建立する...»
大泉寺は、滋賀県高島市新旭町饗庭に位置する天台宗の寺院で、延暦寺の末寺として知られています。山号は「結縁山」で、本尊は如意輪観世音菩薩です。大泉寺は、延喜12年9月3日に生まれたと伝わる慈恵大師良源ゆかりの寺院として有名です。 大泉寺の概要 大泉寺は、その豊かな歴史と伝統により、地元の人々や観光客から親しまれている寺院です。慈恵大師良源の生誕地とされるため、訪れる人々には特別なご縁を感じさせます。また、本寺には慈恵大師にまつわる「大師産湯池」という池があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。 歴史 創建の経緯 大泉寺は、康保2年(965年)3月に慈恵大師良源によって開かれたと伝わって...»
興聖寺は、滋賀県高島市朽木岩瀬に位置する曹洞宗の寺院で、山号は高巌山です。関西花の寺二十五霊場の14番に指定されており、美しい自然と歴史的な背景が訪れる人々を魅了します。 歴史 興聖寺の歴史は深く、その設立には道元の訪問や朽木氏の支援が関わっています。また、室町幕府時代には足利義晴も関与していたことで知られています。 寺院の設立 嘉禎3年(1237年)、朽木村の領主であった佐々木信綱は、承久の乱で戦死した一族の供養のために道元を招きました。道元は寛元元年(1243年)に越前に下向する際、朽木村に立ち寄り、寺の建立が始まりました。 足利義晴の滞在 享禄元年(1528年)、室町幕府12...»
酒波寺は、滋賀県高島市今津町酒波に位置する真言宗智山派の寺院で、京都の智積院の末寺として知られています。その歴史的な背景と、周辺にある高嶋七ヵ寺との関連性も合わせてご紹介します。 酒波寺の概要 酒波寺の山号は青蓮山(せいれんざん)と称され、静かで神秘的な雰囲気が漂う境内は、古くから地域の人々に信仰されています。この寺院は、行基によって開かれたとされ、数多くの信仰を集めてきた歴史を持っています。 酒波寺の歴史 酒波寺の歴史は天平13年(741年)にまで遡ります。寺の創建は行基により行われ、当初は興福寺の末寺であったと伝えられています。しかし、時の変遷と共に数々の試練を迎えました。 焼失...»
日本基督教団今津教会会堂は、滋賀県高島市今津町今津に位置する教会堂建築です。1934年(昭和9年)にウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により建設され、現在では国の登録有形文化財として登録されています。この教会堂は、今津の歴史的建築群の中でも注目を集め、観光地としても人気です。 建築の概要と特徴 設計と建設 日本基督教団今津教会会堂は、ヴォーリズ建築事務所のウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計を担当し、1934年に竣工しました。建物の構造は木造で、切妻造と瓦葺きの特徴を持ち、間口が約8メートル、奥行が約15メートルの規模となっています。この教会堂は、シンプルながらも温かみのあるデザインで...»
藤樹書院は、江戸時代の陽明学者・中江藤樹が開いた私塾で、滋賀県高島市に位置する歴史的な場所です。藤樹書院は、藤樹の学問への情熱と地元教育への思いを反映した場所として、多くの観光客に訪れられています。 藤樹書院の歴史 創設と背景 中江藤樹は、近江国(現在の滋賀県高島市)で私塾「藤樹書院」を開きました。藤樹は15歳で伊予大洲藩に出仕しましたが、26歳で藩の許可を得ないまま郷里に戻り、私塾を開きました。この藤樹書院は、彼が学問を教え、門人たちと知識を共有するための場所として重要な役割を果たしました。 書院の再建 当初の建物は明治13年(1880年)の大火で焼失しましたが、明治15年(188...»
大溝陣屋は、かつて近江国高島郡(現在の滋賀県高島市勝野)に所在した大溝藩の藩庁であり、今もなお歴史的な価値を持つ遺構が残されています。江戸時代の歴史や地域の発展を伝える重要な史跡として、観光客にも親しまれています。 歴史的背景 織田信長による高島郡進攻と大溝城の築城 元亀3年(1572年)、織田信長が高島郡に進攻し、地域の支配を進めました。その後、天正7年(1579年)に信長の家臣である津田信澄が高島郡を領することになり、大溝城が築かれました。大溝城の設計は明智光秀によるとされ、当時の戦略的拠点として重要視されていました。 本能寺の変と城主の交代 天正10年(1582年)の本能寺の変...»
琵琶湖周航の歌資料館は、滋賀県高島市今津町にある歴史的な資料館です。この資料館は、「琵琶湖周航の歌」に関するさまざまな資料を展示・保存し、歌の誕生や背景について理解を深めるための施設です。訪れる人々は、日本の学生歌である「琵琶湖周航の歌」の歴史や文化的な意義を感じられる空間となっています。 概要 「琵琶湖周航の歌資料館」は、1998年に今津勤労者センターを改装して開館しました。館内には、作詞者の小口太郎や作曲者の吉田千秋に関する資料が豊富に展示されています。この資料館は、地域の文化遺産としても貴重な役割を果たしています。 主な展示内容 あの時 あの夢 あの思い出コーナー このコーナー...»
今津ヴォーリズ資料館は、滋賀県高島市今津町に位置する博物館です。アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された歴史的建造物で、「ヴォーリズ通り」と称される通りにあり、今津教会会堂や旧今津郵便局と並んでいます。本資料館はヴォーリズが遺した建築作品や彼の日本での活動について紹介しています。 施設概要と特徴 今津ヴォーリズ資料館の建物は、1923年にヴォーリズ建築事務所が設計した百三十三銀行今津支店として建設されました。外観は当時の銀行建築に見られる西洋古典様式が取り入れられ、重厚で威厳ある造りが特徴です。館内では、ヴォーリズの生涯と彼が日本各地に手掛けた建築物をパネルや模型で...»