滋賀県

瀬田しじみ

(せた 蜆)

冬に旬を迎える、市場でも高評価の貝!出汁はふっくらコクのある味わい

市場に多く出回る夏が旬の「土用しじみ」に対し、「瀬田しじみ」は、冬場に旬を迎える種のしじみで「寒しじみ」と呼ばれる。このしじみは、琵琶湖の固有種で、純淡水。美しい黄緑色の幼貝が、次第に光沢ある褐色となり、親貝へと成長する。味にも定評があり、いい出汁がでるということで、市場でも高値がつく。

昭和40年代ごろまでは、岸辺にもたくさんのセタシジミが生息していて、水遊びを楽しむ子供たちが足で貝をつかんで持ち帰り、晩ごはんのおかずにしていました。セタシジミを材料としたみそ汁、しぐれ煮、しじみ飯等は、家庭の味として古くから親しまれてきており、琵琶湖の特産品としても広く知られています。

昭和30年代には、6,000tもの水揚量を誇っていたものの、減少を続け、その量は激減し、令和元年は41トンとなっています。

旬    1月 2月 

Information

名称
瀬田しじみ
(せた 蜆)